東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

2024年度伊東クルージング

2024年09月11日 23時33分57秒 | イベント

こんにちは。絶望の70キロ台に再突入しそうな1年470スキッパーの太田薫です。

マネ飯が美味しすぎるので仕方ありませんね。減量は1月のオフにお預けします。

 

さて、9/7-8に1年9名(ディンギー班5名、クルーザー班2名、マネージャー2名)が参加した伊東クルージングの振り返りをします。

 

バカ楽しかった!のですが、ボクの文章じゃその魅力がなかなか伝わりづらいので、写真多めでいきたいと思います。残念ながら自己紹介ブログに続きタラタラ長めになっております。また太田かよ、君にはもううんざりしてるんだ、という方はどうか写真だけでもお楽しみください。

 

 

 

9/7 天気快晴 最高気温33゜風速0〜6m/s 南西

 

7:30に三崎口駅にLBさんが迎えに来てくださるので、それに合わせて合宿所を6:00前に出発。寝静まる合宿所を振り返ると、部活を合法的にサボることにちょっとした背徳感を覚えました。

8:00前に京急油壺マリーナに到着し、2日間お世話になるフネ「かのーぷす」とご対面。想像以上に大きくて内装もとても綺麗で胸が躍りました。下架してあったので今年は糞掃除はなかったです✌

 

 

荷物を運び入れて出発。部屋がいくつもあって秘密基地感があって興奮しました。

油壷湾を出ると視界がパッと開けて大海原が眼前に広がりました。みんなテンションが上がります。ところが見渡す限り鏡で、最初の2時間くらいは機走でした。南からそよ風が入り始めてセールアップすると、クルーザーらしいヒールがつきます。470的には違和感ありありでしたが、僕以外のディンギー班はみんなスナイプだったので特に何も感じなかったみたいです。ありがたいことに全員舵を持たせてもらいました。ディンギーに比べればやはり重かったけど、案外スムーズに動かせました。ちょっと回すだけで針路が結構変わってビックリしました。繊細なのはどのヨットも一緒なのですね。最近フネが壊れがちなので、かわいい女の子だと思って扱いましょうね。

ベタ凪。

ご満悦のK。

 

クルーザーとの二刀流の遠藤さんが2年前に参加したときに、ビッタビタに真っ直ぐ帆走していたそうです。「やっぱね、あん時からセンスあったんだよなぁ。こいつぁ違うね!と思ったよ。」とLBさんがベタ褒めされていました。残念ながら今年は及第点に達した人はいなかったようです。

 

昼食のサンドイッチをいただく頃には1ピンダウンくらいまで風が上がってきましたが、かのーぷすはフルパワーでぐんぐん走ります。真夏のような陽射し、潮風、時より被る水しぶきがとても気持ち良かったです。そんなこんなしているうちに、伊豆大島、伊豆半島、初島と次々に陸地が見え始め、予定よりも1時間以上早く伊東サンライズマリーナに到着しました。

 

 

軽く片付けを済ませたあと、ハーバーに併設されている道の駅(というより規模感的に逆)を散策して、夕食まで時間があり余っていたので流れ的に砂浜に遊びに行くことになりました。が、これがよくなかった。目的の海岸の手前で、一回り小柄な武藤敬司約10体(これガチ)に遭遇し写真撮影を頼まれて、そのお礼に頼んでもないのにスイカバルーンをもらいました。スキンヘッド上裸ムキムキ10体はさすがに断れませんでした。せっかくもらったからなんかする?ということで、予め買っていたプニプニボールと合わせて水球をすることになりました。正直ここで全体力を吸われました。完全にはしゃぎすぎました。もう高校生ノリしてたら体が持ちませんね。

TOKYO(拡大注意)。右端の浮遊体はアサダクン。

 

周りのカップルたちの邪魔をしながら2時間くらい泳いだあと、マリーナに戻って道の駅の夕ご飯をいただきました。超豪華海鮮料理で超興奮しました。アサダクンは遠慮という言葉を知らないようでした。彼に負けじと食べまくった結果、絶望の70キロ台が目前に迫ってしまいました。

 

夕食のあとは、MEGAドンキで翌日のご飯とかおもちゃとか元気出るサプリを買って、かのーぷすに戻って人狼をしました。みんな疲労とかいろいろあって意識が朦朧としていたので、なかなかカオスな展開になりました。

 

夜も更けてマリーナの光がほとんど消えて、ちょっとえぇ感じの雰囲気になりましたが、水球で全精力を使い果たしたために、恋バナすらする気力が残ってませんでした。残念ながら伊東クルージングのロマンスの伝統が途絶えてしまいました。

 

大下さんなどからさんざんホテル泊を推奨されたのに、何故かみんなでデッキとか桟橋で寝ました。船内は蒸し暑くて寝れないし、外は虫がエグいし、桟橋は揺れるし。すべて大下さんの予言通りになりました。やっぱ大下さん賢い。

 

 

 

9/8 天気快晴 最高気温32゜風速0〜5m/s 南東

 

温泉に入りながら日の出を眺めようということで5時前に起床しました。デッキ寝は、虫に刺されまくったこと以外は、なんとかなりました。そよ風気持ちよかったです。枕付きライジャケのおかげで変に凝ったりせず目覚めは最高でした。日の出と温泉最高でした。風呂上がりのコーヒー牛乳は過去一でした。休憩室でみんな意識を失いました。

 

復路から総監督のレジェンド川田さんが参加されました。8時前に出航しましたが、この日もベタ。陽射しがバカ暑かったです。陸近くは風が不安定だったので機走で進みました。ふとバウに目を向けると全員見事に爆睡していました。そんなみんな一気に寝るかいな、と思い真似してみるとあら不思議。枕付きライジャケを着てそよ風を浴びつつ、ドッドッドッ、と一定のリズムを刻むエンジン音に耳を傾けてバウに寝転がれば、5秒で落ちます。これガチです。完璧な睡眠用BGMを見つけました。

↑枕付きライジャケ

 

昼ご飯は、川田さんが伊東の活魚センターで買ってくださったシマアジとカンパチのお刺身でした。日菜がスターンで綺麗に捌いてくれました。お肉みたいな食感でバカ美味しかったです!疲れた体にしみました。川田さんは、クルージングしながら魚を食べるという数年越しの夢が叶って嬉しそうでした。

 

個人的な話になりますが、レジェンド川田さんに初めてお会いできてテンションが上がっていた僕は、川田さんを質問攻めにしました。ヨットの技術的な話から五輪キャンペーンや最近の趣味まで根掘り葉掘り聞いてしまいました。本当は久しぶりのクルージングを楽しみたかったでしょうに、嫌な顔ひとつせず快く答えてくださいました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。

 

さてセーリングの方はというと、この日も昼ご飯の前くらいから南寄りの風が安定して入ってきて、そのまま油壺まですいすい行けました。

そう言えば行きも帰りも1回もタックジャイブしなかったですね。天気・風速・風向すべてエンジョイセーリング的に完璧でした。

 

 

2日間を振り返ると、寝て起きて食べて話して操船して寝てを繰り返したクルージングでした。日々の喧騒を忘れて大海原でセーリングする経験は、非日常的でとても心地良かったです。さらに、日頃勤しむ競技としても、そして今回のようなレジャーとしても、ヨットの楽しみ方はいろいろあるんだなと感じました。やっぱりヨット最高です。引退したらみんなで共同所有するのもありだなと思いました。

 

伊東クルージングを企画・運営してくださったLB様・かのーぷすメンバーの皆様、大変お世話になりました。改めてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の1年生へ

恋バナできるくらいの元気残しときー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りの京急線にて。知らないアメリカ人芸人と。大学生になって1番いい笑顔が出ました。

 

では失礼します。



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