お世話になっております。クルーザー班1年小川です。
ワールド振り返りの名目ですが、自己紹介以来のブログなので夏の振り返りも簡単にここでさせてください。
今年の夏は「ヨットの解像度を上げる」をとにかく個人の一番の目標に練習してきました。何のためにバングをひくのか、ヘルムのなんたるや、どういうコースを選ぶのか。まだまだ知識の浅いところはありますが、基本的なところは経験を裏づけにおさえられたんじゃないかと勝手に思っています。先輩方が懇切に指導してくださったおかげです。ありがとうございます。
さて、本題のワールドの振り返りを。とは言ってもサポーターとして参加したのでざっとにはなってしまいますが。
ワールド行けるという話を聞いた時は、ただただついて行ってサポートついでにどっかのチーム乗れたらいいなー、なんて無粋に思ってました。だんだん日が近づき、LBや淡青会の方々の支援の話を聞くようになってきて、今回自分がこの経験ができるのは、決して簡単に転がってくるような機会ではないと実感しました。だからこそ、経験だけにとどまらず、より多くのことを吸収するつもりで、このワールドに臨みました。
いざシアトルの舞台に立って一番の問題は英語でした。相手が何か言っても全然聞き取れない、何か言おうにもなんて言えばいいかパッと出てこない。ので、周りの英語できる髙田や先輩に頼って自分は隣にいて愛想笑いしてばかりでした。次ワールドいく時はもう少しマシな感じにしていきます。
フィニッシュボートにレース2、3、5日目に乗せてもらいました。木藤さんが一緒にあちこち回って話をつけてくださったおかげです。何十艇もの船が視界ギリギリまで広がって迫ってくる。J24は6艇ばかりのフリートレースしか経験がなかったので、海上から見たレースの風景は壮観でした。上マークでスタボ艇の行列に入れずぐるぐる回るといった、艇数が多いことによるハプニングも散見されました。一緒にフィニッシュボートに乗った運営チームは気さくに話しかけてくださる優しい方々でした。「あそこは陸のブランケになっていて、風の入り方が違うのよ」といった今後に活かせるような話もしてくださいました。
他の艇に乗れるチャンスもありました。3日目の夕方、欠員の出た艇を探していて乗らせて欲しい旨を書いたガムテープを胸と背中に貼ってレース後のパーティ会場にいたところ、たくさんの温かで気さくな方々が面白がって写真を撮ってシェアしてくださいました。捨て犬とか言ってる人もいましたが、多少の恥を忍んだ甲斐もあり5日目に「チームの一人が体調崩してしまったから一緒に出ない?」との知らせが来ました。が、髙田とのじゃんけんの末その権利は譲ることに。楽しみにしていた分ショックでした。この続きは次回の髙田のブログに譲ります。
最後に総括的な話を少しだけ。
世界の舞台で戦う先輩方の姿はほんとにかっこよかったですし、尊敬してます。2日目1レースで1上を1位で通過した時は本当に興奮したのを鮮明に覚えてます。そして、大会全体を通してすごく熱のあるものだったと感じています。具体的な目標となるような大きな大会の経験が無く、正直何か物足りなさを感じていました。初めての大会がこのような素人の自分には大きすぎる舞台で、すべてが新鮮で、衝撃でした。また、次のワールドはプレイヤーとして仰秀の名を背負ってまた違った景色をみたいとも強く思いました。
ヨット素人に今回このような経験をさせていただき、本当に感謝しかないです。次に繋げられるように尽力して参ります。
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