堪え性
少しずつ
人間としての要素になるもの
必要条件かも知れぬもの
堪える・・
事が、希薄になってゆく
哀しい現実かもしれないが
それは、老いの一つの特徴
まだエスプリが健全な間は
何とか
持ち堪えられるかも・・だが
この先々
八十路にかけても
その性が
果して健康に機能するのか
自信が湧かないのだ
多くのものを失いつつ
僕らは老いてゆくけれど
その精神の喪失は
限りある残りの未来の
哀しみと切なさと侘しさとを
増幅させるようで
恐い!怖い!こ・わ・い