Blackboard
胸の黒板に書かれ続けるコトバがある
僕は何時でも生徒で
僕は何時でも受講者で
気を鎮め、耳を欹て
真摯に、身動ぎせず
受け取る幸運の側で在り続ける
Curriculumに制約はなく
扉は誰に向かっても開き
講義は
万人の胸に発せられ
望みさえすれば
何時でも
中身は解放されている
けれどそれは
身の裡にblackboardを持つ者に
附与された特権
誰でもに有ったはずの
感受性や、passionや
情の多寡や、生き様の色彩に
見合うだけのコトバを
それは
炙り出してくれる黒板
書き出してくれるblackboard