老いの考察~基準~
晩節に向かうとは
月日の経過に合わせて
色々な基準が変更されてゆく年代
言い換えれば
自分に都合よく辻褄を合わせる時節
速度や距離や、高さや幅や
持ち時間の上下や、疲労度の数値や
睡眠深度や長短や、体調管理の彼是や
平穏の摂理や、希の量と質や
夢の大小や良否や有無や、etc,etc
それらを否応なく
己の許容度に応じて、基準を設定し直す
或いは、天秤の軸を移動する
老いの日々とは
その作業が月日刻みで増してゆく時代
全ての年代に等価の基準など
設定し得ないし
創出する必要もないので
(多くは自分に好都合の・・)
基準とは
其其の意志と意思に上手く嵌れば
それにて一件落着の
あやふや、この上ない代物ではある