1年振りに元宇品の観音寺を訪れてみました。
観音寺には、1本の木に数色の花が咲くという珍しい「広島椿」というツバキがあります。
昨年に比べ、かなり多くのつぼみがついていました。花はまだ咲き始めのようでした。
右の石灯ろうの向こうの木が「広島椿」です。
石灯ろうの間を下りたところにあります。
樹高の半分くらいから下に、ものすごい数のつぼみや花がついており、枝が垂れ下がっていました。
根元のすぐ上から2本立ちになっていました。
大きな枝が何本も広がっていました。
この大きな枝ごとに花色が違うということではありませんでした。
葉がつき始めている近くで枝分かれしている枝により、違う色のつぼみがついているようでした。
見えた範囲では、咲いて(咲き始めて)いた色は、この2種類だけのようでした。
今、咲いている花や、色の分かるつぼみは、大多数がこの色のようでした。
全体的に、まだ咲き始めたばかりのようで、赤い花はまだ雄しべなどが見えるほど開いていませんでした。
たくさんついているつぼみも、まだ何色の花になるのか分からないものがほとんどでした。
この椿は、江戸時代初期に浅野長晟公が紀州から移られる際、
妻の振姫(徳川家康の三女)が丹精こめて育てた椿を持ってこられ、この地に植えたものだと伝えられているそうです。
一本の木から数種類の花を咲かせる珍しい椿で、 毎年3月の彼岸の頃、「広島椿祭り」が催されているそうです。
樹齢は約400年だそうです。
境内(椿の前)からは、素晴らしい景色が眺められました。
一番向こうの塔の見える山は絵下山で、手前は金輪島のようでした。
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