四季折々

~感じるままに~

ショウキズイセン

2023-09-20 07:55:15 | 写真・花
彼岸花似た黄色の花が咲いていました。
これは、ショウキズイセン(鍾馗水仙)という名のようです。
ヒガンバナ科の球根植物で、赤い彼岸花の(倍体の違う)近縁種とか。

昨日16:30頃写したものです。



道路端で咲いていたので写していたところ、世話されていると思える人が出てこられ・・・

「中にも咲いています。どうぞ写してください」と庭の中を案内してくださいました。




「もう何年も咲いていますが、今年は咲くのが少し遅いようでした」と話されていました。
ほかに咲き始めたばかりの白の彼岸花と、伸び始めの赤いつぼみをつけた花茎がありました。

シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)だそうです。



真っ白ではなく、黄身やピンクがかったような色でした。
左奥に数本伸びているのは赤のつぼみをつけた彼岸花で、開花はもう少し先のようでした。
 
この家の人も言っておられましたが、
白の彼岸花(白花彼岸花)は、赤い彼岸花とショウキズイセンをかけあわせてできたもののようです。
調べてみると・・・
日本に存在する普通の赤いヒガンバナは全て遺伝的に同一(3倍体)であり、
中国から伝わった一株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられるそうです。
種子で増えることはできないそうです。
中国には数は少ないものの種子をつける2倍体のものがあるそうです。
この2倍体のヒガンバナとショウキズイセンを掛け合わせると、シロバナヒガンバナができるのだそうです。

赤と黄色の「種」が交雑して白花になる???
ヒガンバナの赤い色素をショウキズイセンの遺伝子が阻害し、
同時にショウキズイセンの黄色の色素をヒガンバナの遺伝子が阻害し、白になるのだそうです。
ただ、その阻害は、必ずしも完璧ではないため、
純白の他に、微妙な遺伝子型の違いで薄いピンクがあったり、薄い黄色があったりするんだそうです。
おもしろいですね。



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