キヤノンのⅣsですかね。私もキヤノンのバルナック型も所有していますが、ライカの模倣の時代の方が、国産カメラもしっかりとした作りをしていましたね。その後の大量生産の時代となってはブリキ細工のようなペラペラな作りになってしまいました。低い生産コストで大量生産するにはそれが正解だったのは理解しますが・・で、比較的きれいな個体ですね。シャッター幕は大丈夫のようなお話でしたので、変な先入観を持ったのが失敗でした。
シャッターの低速不調とファインダー系の汚れなどについてメンテナンスをしていこうと思います。底部のカバーを外して配線を切り離しておきます。
シャッター幕は一見きれいの見えたので・・
スローガバナーの洗浄をするため分離します。
超音波洗浄と注油をして行きます。
ガーン、先に確認をしておくべきでした。シャッター幕はタタミイワシ状態でした。オーナーさんに確認のところ、予算の関係で修理は延期となりました。
付属の50mmは使用したいとのことで清掃をします。クモリ・カビとレンズの傷が多いです。また、ヘリコイドグリスが抜けています。
前玉の傷も多いですが年代を考慮すると居方が無いですかね。
清掃をして行きます。
スッキリしましたよ。ヘリコイドグリスも交換しました。Ⅳsの方は低速は快調になっていますが残念ですね。また、次の機械ということにします。