エフトイズから食玩のYAMAHA RZ250が30日発売とアナウンスされていましたが、今日(29日)はイオンが5%引きなので食玩コーナーへ寄ってみましたら、ありましたよ。大手量販店は一日早く並ぶんですかね。今回は中身は全て一緒でカラーバリエーションのみの違いなので、手による軽量は意味がありませんので、一番手前(まだ1つも売れていなかった)の並び2つをGETして来ましたよ。さて開けて見ましょう・・
バリエーションは豪州仕様やYSP販売店限定仕様などがあるのですが、今回はめでたく新発売当時のホワイトとブラックが出ました。私も当時、すでにロードレースに参戦していましたが、峠の練習用にと行きつけのヤマハ店にホワイトを注文したのですよ。しかし、ホワイトは数か月待ちとのことでブラックでいいや。とのことでブラックを買いました。
バイクはすでに手放しましたが、その時のカタログが残っています。それまでの市販車 DX250(DS7)も市販ロードレーサーTD3(空冷)と基本設計を同じとしたレーサー直系のモデルでしたが、レースの世界ではすでに空冷は旧式化をしていて水冷のTZシリーズが主流となっていました。そこにTZのコンセプトをそのままに発売されたRZ250は爆発的な人気を博しました。
ナンバーを取得してその日に箱根まで走りに行って首都高経由で帰ってならし終了~。ヤマハのレーサーカラーはホワイトに赤ラインですから市場では圧倒的にホワイトが多いわけで、ブラックはかなりひねくれ者が選ぶ程度でしたね。
カタログにも市販レーサーTZ250の直系であることが誇らしく書かれています。80年型のTZはモノショック(カンチレバー)になっていましたね。発売間もなくMCFAJ主催の筑波ロードレースのノービス250ccクラスにこのノーマルのRZ250でエントリーをしたライダーが居ました。スタートはノーマル車の方が早いですから第一コーナーをトップで侵入して来ました。「バックストレッチで抜かれるだろうな」との予想を裏切って何とトップでメインスタンド前に帰って来ました。その後、ジリジリと順位を下げて行きましたが、最終的に一桁台でゴールしたと記憶しています。ノービスクラスですからレーサーの性能を完全に引き出していないこともありますが、それにしてもノーマルのRZ250での快走は記憶に残っています。まぁ、筑波サーキットはテクニカルコースで、最高速が伸びないことと、小さなコーナーではアップハンドルの方が取り回しが良いこともありますけどね。ピストンとリングはTZ用に交換されていたかも知れませんがシリンダーはRZ250のままのようでした。MFJ主催のレースにカワサキのテストライダーであった清原明彦選手も市販車のH2(マッハ750)でメインレースに登場して、終盤、バッテリーの過充電により(バッテリー点火のままなので)リタイヤするまで、素晴らしい走りをしていたのを見ていました。
最近の食玩は完全にプラモデルですね。部品点数は非常に多いです。雰囲気は良く出ているのではないでしょうか? 私はヤマハの採用した風車風のキャストホイールは好きではありませんでした。やっぱ、ゴールドのカンパニョーロでしょう。
しばらくブラックで乘って、03の81年型RZ350の外装をパーツで取って交換しました。豪州仕様でオプション設定のあったアンダーカウルも装備していました。確かにそれまでの空冷250では中速までは良いがそれ以上伸びないと言うのがヤマハの特性でしたが水冷になったRZのエンジンは、ストレスなく高回転まで吹き上がり、格段の性能向上を果たしていました。その後に続くレーサーレプリカの先陣モデルですね。
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