今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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よく似てるねTopcon Aの巻

2020年02月27日 20時40分00秒 | ブログ

今日は別の仕事でお世話になった方の葬儀に参列して来ました。年回り的に、これから、こういうのが多くなるんでしょうね。で、戻ってからの作業ですから簡単にしますね。トプコンAと言うカメラはオリンパス35と同じ1953年に発売になったようです。しかし、この二つのカメラ良く似ていますね。どちらかがOEM供給かと思うほどです。で、変なところから始まりました。ファインダーのクリーニングをしますが、これ、まんま同じやん。

トプコンAのすごいところはレンズ交換式だということ。ビハインドシャッターなので出来るのですね。レンズは幸いオリンパスのようなことは無くて清掃でかなりきれいになりました。

 

絞り羽根の洗浄とヘリコイドグリスの交換をしておきます。

 

 

シャッターはCOPALですが、これが標準なのかな? オリンパス35のSEIKOSHA製の方が断然精密感がありますが、かといって安物という訳でもない微妙なシャッター。シャッタースピードは1/300が最高ですけどね。ちゃんとセルフタイマーも組み込まれています。羽根の洗浄、スローガバナーの洗浄注油などのメンテナンスをしておきます。

レンズは後端剥げていた部分の墨塗りもしてあります。セルフタイマーの赤●が剥げていましたので入れ直しておきました。レンズのねじ込み位置は本体側のヘリコイドに締め込まれているリングナットで調整出来る構造です。

 

内部も清掃しておきます。巻き戻しダイヤルはオリンパス35のような引き上げ二段式ではありません。分解洗浄の上、ダンパーグリスを塗布してあります。

 

それにしても、この2台良く似ているよね。本体のグリップ部分が角か丸かの違い。シューの設計は殆ど同じようです。当時の標準設計なのかしら?

 

と言うことで、やっと全景です。非常に良いコンディションとなりました。中古カメラ店様で見つけたら購入してもらえると嬉しいです。

 

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