今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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ホコリまみれのオリンパス35の巻

2020年02月25日 21時40分00秒 | ブログ

1950年代前半に発売されたオリンパス35Ⅳですかね。私と同じ歳です。シャッターはCOPALやSEIKOSHAがありますが、この個体はSEIKOSHA-RAPIDが付いています。かなりホコリまみれでシャッターは不動ですが、メンテナンスをして行きます。

圧板はガラス製のようですね。静電気発生などで途中からスチール製になっているようです。内部も汚れ放題です。

 

シャッターのチャージレバーが曲がっています。

 

 

シンプルなファインダーを分解します。

 

 

接眼レンズを取り外して清掃しておきます。

 

 

あ~、レンズの後玉がカビというか劣化がありますね。清掃はしてみますけどね。

 

シャッターは良いですね。シャッター羽根が貼り付いていましたので洗浄しておきます。

 

内部のきれいになりましたね。

 

 

巻き戻しダイヤルの伸縮がガリガリでした。ライカのような精密嵌合かと思いましたら、内部にC型のバネが組み込まれていました。洗浄後、ダンパーグリスを塗布して組立たところ、ライカとそん色ない操作感となりました。

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