こんなレンズの作業をしていました。
カールツァイスのエキザクタマウント・フレクトゴン35mmf2.8という定番のレンズが2本来ていました。この時代のレンズはヘリコイドグリスが抜けているものが多いですが、こちらもカラカラの状態ですね。ヘリコイドグリスとレンズの清掃をして行きますが、この個体は2枚貼り合わせのバルサムに三日月状の曇りがありますね。
リングが特徴的なゼブラデザインです。前玉も分離して清掃をして行きます。
エキザクタマウントのレリーズ座がグラグラしています。このネジ1本で留まっているので緩みやすいのでしょう。
こちらは2本目。こちらの方が外眼の状態も悪く、レンズも全体に曇りが発生しています。
かなり曇っていましたが、幸いなことにきれいに清掃が出来ました。ラッキーです。
この時代のレンズは難しい組立はしていませんね。最後は化粧リングをねじ込んで終了。
うぁ、カメラにセットしてみると、かなり接写が利くことに驚きました。現代のデジカメ用に人気があるようですね。
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