今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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金ピカコードⅠ型の巻

2021年06月18日 18時00分00秒 | ブログ

ここ数日、体調が良くないので簡単に。いつもの二眼レフのメンテナンスをしています。日本では「金ピカコード」と言われるローライコードⅠ型(アールデコ)です。このカメラ1933年(昭和8年)の発売となっていますね。昭和8年頃とすると、みんな大好き「赤とんぼ」♬若い血潮の予科練のぉ~。海軍九三式中間練習機が採用された時代ですからどんだけ古いですかね。確か30年前くらいに日模のプラモデルキットを購入したまましまい込んで製作していません。ではまずシャッター(コンパーCOO)が不調なのでメンテナンスをして行きます。先日のローライフレックス・スタンダードのガバナーよりは程度は良いと思います。

この時代のレンズは殆ど曇っていますので清掃します。前玉(トリオター75mmf4.5)は清掃できれいになりました。

 

 

このフィルムカウンターカバーがエッチング板の上に取りつけられていましたが逆ですよね。

 

レンズの繰り出しはカムに依っています。前進・後進の2つのカムが組み合わされています。グリスを交換しておきます。

 

どうも裏蓋開閉レバーを交換されているようです。本来リベット留めの三脚座がネジ式になっています。

 

 

三脚座の高さが4つの脚より高くなっているので4脚で座れなくなっています。

 

 

ビューレンズ(ハイドスコープ75mmf4.5)も曇っています。

 

 

前面のレンズナットが固着していてやっと分解しました。清掃できれいになりました。

 

 

スクリーンガラスの角が欠けていてひびが入っています。

 

 

時代を考慮すれば色々あって当然です。意外は拡大レンズを通したスクリーン画像がスッキリとしていてピントの山がつかみやすいと感じました。シャッター快調。

 

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