昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十二) 暑いときに、熱い物を食べる

2015-05-10 10:09:43 | 小説
真理子よりの、短い文だった。流れるような字体で、初めて見る真理子の文字だった。 「あの時に入れてくれたのか。だけど、何だって手紙なんか。まるで、永遠(とわ)の別れみたいな書き方をして」 彼は気にも留めずに、郵便受けの中に戻した。 . . . 本文を読む

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