昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十二) 牧子が、居た。

2015-05-12 08:50:24 | 小説
Tシャツにホットパンツ姿の牧子が、居た。 額に汗を浮かべた牧子が、居た。 満面に笑みを浮かべた牧子が、そこに居た。 しかし何かしら違和感を感じさせる牧子が、居た。 「どうして、どうして、連絡くれなかったの!」 彼は、激しく詰め寄った。 「ごめんね。急だったから、連絡できなかったの。とに角入って、ねっ」 と、牧子は彼の手を取った。 と同時に、牧子の目からどっと涙が溢れ出た。 そして彼を抱き寄せる . . . 本文を読む

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