昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十三) 耀子の狂態

2015-05-19 08:49:10 | 小説
「今夜の耀子さんは、おかしいですよ」 彼の首に巻き付いてる腕をほどきながら、耀子の目を見つめた。 しかし妖艶さを漂わせているその目は、容赦なく彼を責め立てた。 「女にだって、性欲はあるのよ。 のぶこのおかげで、体の火照りが止まらないの。 ミタちゃん、お・ね・が・い。鎮めさせて」 言うが早いか、耀子は体を入れ替えて馬乗りになった。 そして彼の指を口に含んだ。 艶めかしく動く舌先が、彼の指先を弄び . . . 本文を読む

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