長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十二) キスして! 2015-05-01 08:44:31 | 小説 「タケシさん、キスして!」 毅然とした声だった。意を決しての、言葉だった。 由香里にしてみれば、約束手形のようなものだった。 今はまだ、彼に抱かれるだけの勇気はない。 しかし、"初体験は、彼で"という思いを強くした。 . . . 本文を読む