昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~(十四)そろそろ起きて

2015-07-12 10:54:33 | 小説
牧子と疎遠になって以来、女性との縁がプツリと切れてしまった彼だった。 由香里が相変わらず、彼とのデートをせがんでくるが、気乗りがしなかった。 真理子の件が一段落すると、無性に牧子に逢いたくなる彼だった。 一度手紙を書いたものの、牧子からの返事はつれないものだった。 父親の介護に追われる牧子は、とてものことに身動きがとれない状態だった。 こちらから押し掛けようかとも考えてはみたが、二の足を踏んで . . . 本文を読む

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