昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

にあんちゃん ~通夜の席でのことだ~ (十四)

2016-02-08 08:48:40 | 小説
 そしてこのことがきっかけとなり、ほのかは老人介護の道へと進むことを決意した。 「なあ、ほのか。大学がいやならそれでもいい。 働きたいのなら、公務員はどうだ。とにかく大手の会社にしなさい。 介護の仕事は重労働だと聞くよ」  猫なで声で説得にかかる孝男に対し、ぷーっと頬を膨らませて 「介護の仕事って、大事なんだよ。大丈夫! あたし、頑張るから」  と、譲らない。 結局根負けをしてしまった孝男、 . . . 本文を読む

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