時間は未だ、八時前だった。
どうしてもミドリに会いたくなった。
“ミドリが出たら‥‥”と、公衆電話に手を伸ばした。
予感がしていたと喜ぶミドリの声に、男は救われる思いだった。
すぐにアパートに行きますと、弾んだ声だった。
今夜は、母と妹が母の実家に泊まりに行き、兄の道夫は残業で深夜近くの帰宅になるという。
そこで、友人宅を訪れる予定にしていたという。
あと五分も遅ければ、居なかったとも。
占 . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
バックナンバー
アクセス状況
![]() |
|||
---|---|---|---|
閲覧 | 86 | PV | ![]() |
訪問者 | 79 | IP | ![]() |
![]() |
|||
閲覧 | 1,192,143 | PV | |
訪問者 | 441,630 | IP |