時間は未だ、八時前だった。
どうしてもミドリに会いたくなった。
“ミドリが出たら‥‥”と、公衆電話に手を伸ばした。
予感がしていたと喜ぶミドリの声に、男は救われる思いだった。
すぐにアパートに行きますと、弾んだ声だった。
今夜は、母と妹が母の実家に泊まりに行き、兄の道夫は残業で深夜近くの帰宅になるという。
そこで、友人宅を訪れる予定にしていたという。
あと五分も遅ければ、居なかったとも。
占 . . . 本文を読む
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