昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[ライフ!] ボク、みつけたよ! (十三)横道にそれてしまいました。

2024-11-28 08:00:33 | 物語り

 横道にそれてしまいました。
これからも話の途中であちこちと寄り道するかもしれません、どうぞ辛抱づよくおつきあいくださいな。

 どこまででしたっけ? フェリーの乗船前でしたね。
16:30ごろでしたか、車が動きはじめました。
シートを倒してのんびりしていましたので、慌ててエンジンをかけました。
フェリーの乗船口にむかって出発です。
大きくゲートを開いた様は、さながら鯨でした。
その鯨のくちに向かって、ゆっくりとスタートです。
はじめてのフェリーです、どんな感じなんでしょうか。
ワクワク感と不安な思いとが入りまじっての、フシギな感覚です。

 ああ、ひどい目にあった! プン、プン! です。
もうにどとフェリーは利用しません、もしするとしたら、個室にします。
なにを怒っているのか、ですって。
結局は、わたしの期待が大きすぎたせいかもしれませんがね。

1番)レストランでの夕食が食べられなかった。待ち時間がながすぎて、お腹がもたない。
2番)2等船室のベッドがせますぎる。畳1畳ぐらい? いやもっとせまかった。
   しかも、天井が低くて。エコノミー大部屋の方がましか?
3番)シャワールーム有りとはいえ、こちらも時間待ち。
  (後日にホームページで確認したところ、展望浴室が別の階にあったようです。
   確認不足でした)
4番)船外の景色を楽しもうにも、人がおおすぎて……。しかも、話し声がうるさい。
  (プロムナードというんですかね、窓からの夜景がステキだったようですが)
5番)遅くまでうるさい。子ども相手では怒るにおこれない。
  (廊下を走りまわっているんですわ。これには閉口しました)

――・――・――
(十三)の2

「子どもが嫌いなのか」ですって? 
いえいえ、お母さんの腕の中ですやすやとねむる赤児をみていると、つい目尻が下がります。
授乳時は、とくに優しい気持ちになりますね。
「おなかいっぱい飲むんだよ」なんて声かけしたいぐらいですよ。
ええっ! 「おっぱいに見とれていたんだろう」ですって。
あなたは鋭い! なんてことはないですよ。

あくまで赤児ですよ、たっくさんの汗をかきながら、両手でしっかりとお母さんの〇房をかかえて飲む様なんか、西洋の宗教画ですよ。
慈愛に満ちた聖母マリアの、キリストを慈しむ眼差し、ステキじゃないですか。
母と子といえば、あの女性画家ですよ。
名前は、名前は……、あれ? 誰だったっけ? えっと、ええっと、確かですね、
大阪市立美術館ではじめて観た画家さんで、、、そう! カセットじゃなくてカサット、メアリー・カサットです。

 いつねむったのか分からんのですが、寝ていました。
明朝5時30分に新門司港に到着して、6時ごろだったかに、放り出されましたよ。
というより、早くはやくと急かせてわたし自身が逃げ出したという感じかな? 
きょうは平成さいごの大晦日なんですよね、怒りをしずめて楽しまねば。



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