昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム ~黄昏編~(さよなら)

2024-09-23 08:00:00 | 

さよなら、さよなら

ただ見つめあうだけで 貴方のこころはわかるの

 なにも言ってほしくない

さよなら、そのことばだけでいいの

貴方のひと言に

 きっとあたしは泣いてしまう

みんな 儚い慕情として

 あたしの胸の奥ふかくに しずめておきたいの

       

             
=背景と解説=

見栄です、男の見栄です。
自分を守るために、女子――あえて女子と呼びます――の立場から言わせているのでよ。
ちょっとたとえは悪いですが、エレベーターの中で……やめましょう、たとえが悪すぎます。
忘れて下さい。それにしても、こんなに自分が弱くて卑怯だったとは思いもよりませんでした。
出るものなんですね、本性というか魂幹(言葉がありませんね、造語です)というものが。

いくつの時だったかな、この辺りは。
高校を卒業しているはずですから、20歳あたりですかね。
定時制高校の四年生コースに通っていましたから、卒業の年に二十歳になったはずなんですよね。
そうです、社会に放り出されたんですよ。


10代後半は、社会人とはいえ、まだ学生の身分がありましたからね。
多少は甘く見てもらえるところがありますが、卒業してしまえばもう完全な社会人ですからね。
大人として、独り立ちを要求されましたから。


当時は、昭和40年代といのは、結構ハードでしたよ。
パワハラなんて当たり前ですし、殆どの企業・商店がブラックそのものでしたからね。
でもね、人間味がありました。家族だったんですね、あの折は。


遅くなった折には、夕食が用意してありましたし、朝も食べさせてもらえたりしたものですよ。
厳しい分、暖かくもありました。



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