昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

小説・二十歳の日記  六月十六日  (曇り)

2024-08-11 08:00:30 | 物語り

いまは嫁がれた、高校時代の先輩のことばを思い出した。
「あなたには、夢がないのね」
文芸誌の発行で掲載してもらう作品を、読んでもらったんだよ。
そのときのことばだ。
当時の先輩は恋愛中で、卒業後すぐに結婚されたらしい。
憧れていたのになあ。
 
きょう、二十歳になりました。そしてある意味、記念日になるかもしれない。
会社からいただいた歌謡ショーのチケット。
ことしから始まった、なんだっけ、そう! 福利厚生とかで、誕生日には休むようにって。
ついでに課長から入場券をもらってさ。なんか、取ってる新聞屋さんからもらったんだって。
けど平日だろ? わざわざ休んでまでってことらしい。
それでぼくが、ファンというわけでもない、演歌歌手のショーを観てきた。
良かった、ホント素敵だった。
課長に、感謝、感謝!



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