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城内よりの展望
とにかく、観光客が多い。
階段前で待たされること、しばしば。
天守最上階が詰まっているために、降りる客を優先させる為に登り客をストップさせている模様。
確かにこれでは…いや、待て待て。
こうも待たされるのならば、展示物なり部屋の説明書きを読む時間もありなのでは?
さあ、いよいよ最上階へ。
階段を上がってすぐに、中央にお社が。
早速にも、お社に参拝を。
といっても、どんな由緒の神社なのかさっぱり分からぬままに。
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刑部神社
刑部明神(おさかべみょうじん)(長壁明神とも)
姫路城の守護神。もとは刑部氏の氏神であった。大天守最上階に祀られているほか、旧中曲輪の長壁神社や播磨国総社にも祀られている。
長壁姫(おさかべひめ)は、日本の妖怪。姫路城に隠れ住むといわれる女性の妖怪である。
姫路城の天守に隠れ住んでおり、年に1度だけ城主と会い、城の運命を告げていたと言う。
―― ウィキペディアより
振り返ると、人人人。
「お降りになるお方は、こちらにお並び下さい」
と、係員ががなり立てて(オーバーか)いらっしゃる。
疲れ切ったわたし、さらに行列を作って外を眺める元気もなし。
先頭に立って、下りることに。
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お菊の井戸
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やしき於菊之霊(月岡芳年画1890年)
播州皿屋敷
浄瑠璃などの元となったと言われるが、原型となった話は現在の姫路城ができる以前のものと言われる。
本丸上山里内に「お菊井戸」が残る。
皿屋敷は、お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「いちまーい、にまーい... 」と皿を数える情景が周知となっている怪談話の総称。
―― ウィキペディアより
さすがに、世界遺産のお城でした。
国宝のお城でした。
そして、五十年ぶりの大改修。
満足しました…いえいえ、実のところは、そうでも。
白い白いと強調されすぎて、いざ対面してみるとそれほどには。
考えてみれば、八ヶ月以上が経っているわけですから、そこはそれ、ねえ。
少々色あせてきたみたいです。
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庭園の桜
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白鷺城石垣
分かりますかねえ、屋根の端っこと言って良いのでしょうか。
一直線には並んでいませんよね。
少しずつずれているのが分かりますか?
意識して撮ったわけではないのですが、一階と二階で左と右にずれていますでしょう?
そして二階と三階も、ね?
何でも、職人さんが設計図を無視して、「見栄えを良くするためにわざとずらした」のだというお話があるそうですよ。
* Wikipedia 「姫路城」 天守(連立天守群・国宝)の写真を拡大すると、より分かります。
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