24日(水)。昨夕、X部長から「今日はコンサートないの?」と訊かれ、たしかに予定がないので「ないよ。でも記者クラブの試写会 が6時からあるけどね」と答えると「じゃあ、ちょうどいいや。30分だけね」と誘われ、30分ならまあいいか
と軽い気持ちで付き合ったのが運のツキ
S元監査役と3人で地下のRで飲んでいると、6時にテナントJのN氏がやってきて仲間に加わりました。X部長にとっては予定の行動、われわれにとっては不測の事態、山本リンダではありませんが、もうどうにも止まらない
1升瓶が空きそうです。かろうじて翌日の予定を思い浮かべて自制心が働き、7時には撤退しました
翌日、つまり今日、自衛消防訓練審査会が開かれ、わがPCビルの防災センター隊員3名が皇居前広場で開かれる審査会に出場するので応援に駆け付けることになっているのです。さらに、夕刻からはテナントKの3人の幹部と暑気払いで飲むことになっているのです
さらにさらに翌木曜日から来週の木曜日まで連続8日間のコンサートが控えているのです
出来るだけ早く家に帰らねば死んじゃいます
何はともあれ、審査会に出場する3人の隊員には後で後悔しないよう、普段の練習の成果を十分に発揮してほしいと思います
閑話休題
椰月美智子著「ガミガミ女とスーダラ男」(講談社文庫)を読み終わりました 椰月美智子は、さきのブログでご紹介した「るり姉」の作者です
この本は下ネタ好きの夫(2度目の)に毎日イライラを爆発させながらも、捺印済みの離婚届を保留している妻のエッセイです いくつかのエピソードが紹介されていますが、たとえば「シアサッテの人」という話は次のように始まります
「Webちくび。いまだかつて、筑摩書房の『ちくま』のことを『ちくび』と表現したふとどき者がいただろうか・・・・・・いた・・・・・・わが家に・・・・・・スーダラ男である スーダラ男こと、うちの旦那は無意識のうちにとんでもないことを口走る性癖がある。その事実は、もちろん結婚後に判明した
」
スーダラ男と呼ばれる夫に関する妻の見立ては次のようなものです
「おちゃらけ者、シモネタ好き、いいかげん、ふざけすぎる、人の話を聞かない、痛みに弱すぎ、忙しぶる、気分屋、嘘をつく、おおげさ、だらしない、くだらない、気が短い、物に当たる、妻や子どもに当たる、すぐに文句を言う、味噌クソ一緒、しつこく泣き言を言う、ややこしいことは全部人任せ、漢字が読めない、日本語を知らない、尻毛がすごい、トイレが長すぎ、ハミガキが嫌い、などなど、気に入らないところを挙げると切なく出てくるス―ダラ男」
よくもまあ、人の欠点がこうもたくさん羅列できるものだと感心します 毎日のように繰り返される口げんか、それでも決着しないと殴り合いバトルが始まるという恐ろしい夫婦です
しかも、これは小説ではなくすべてが事実=ノンフィクションだと言いますから呆れるばかりです
それでは、なぜ彼女は(2度目とは言え)そんなスーダラ男と結婚したのでしょうか。その理由を次のように書いています
「夫は”生きる力”を持っている。生きるために、なりふりかまわず、がむしゃらに、今持っている力を全部出し切ることができるっていうのかな。何があってもきっと大丈夫、って思わせてくれる力強さのようなもの。アメーバのように原始的で、猿のように本能的な人間であるスーダラ男は、なんの疑いも抱くことなく、当たり前にそれを持っていると思う」
ポポジ(長男。本当の名前なの?)の弟が生まれそうと言う時は、こんなことも書いています
「ポポジは、きわちゃん(妻の母)ちへお泊り。家事はすべてスーダラ男がやってくれた。スーダラ男は以外にも家事が得意である。そして彼は、根はやさしい男である」
そうでなければ第2子誕生はありえないでしょう。ちなみに第2子の名前はペペジといいますが、本当の名前なの?
とにかく、こんなことまで書いてもいいのか と思わせる抱腹絶倒のシモネタ話が満載です
絶対に電車の中では読まないように。挙動不審で逮捕されます
読み終わって思ったのは、妻である著者の椰月美智子さんという人は相当の美人に違いないな、ということです。直感でそう思いました