人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ウクライナ大統領ゼレンスキー主演のコメディドラマ「国民の僕」シリーズ2&3(全27話)を観る ~ Netflix / 東京都内の銭湯 ~ 上限を480円から500円に値上げ

2022年06月05日 07時09分48秒 | 日記

5日(日)。昨日の朝日新聞朝刊 東京面に「値上げの波  銭湯にも ~ 上限を480円から500円へ」という見出しの記事が載っていました 超略すると次の通りです

「都公衆浴場対策協議会は3日、公衆浴場の入場料の上限を現行の480円から500円に引き上げるよう都に報告した   ロシアのウクライナ侵攻などでエネルギー価格高騰のあおりを受けたためで、知事決定を経て、7月以降に反映される見込みだ 2000年以降据え置いてきた子供料金も値上げの対象にし、6歳未満は100円、6~11歳は200円とした。都内の公衆浴場は、一般家庭の浴室の普及とともに減り続けている 都によると、浴室の普及率が42%だった1968年は2687軒の公衆浴場があったが、94%を超えた98年には1390軒まで減り、今年4月末時点では576軒に急減した 店舗あたりの利用者数も68年には1日530人だったが、昨年は147人に減っている

わが家でも、数年前に浴室をリモデルした際には近所の銭湯に通いましたが、その当時は450円だったと記憶しています 現在では全く銭湯に行くことはありませんが、同じマンションに住む元宮内庁職員のK氏は、「銭湯は広いし、ジャグジーの泡を身体に当てるとマッサージ効果があるし、気持ちがいいから週に何度か通っている」と言っていました たしかに健康に良さそうです。それにしても、ロシアのウクライナ侵攻が日本の銭湯の値上げにまで影響するとは・・・まさに恐ロシアです そのロシアは ろくにセントー準備をしないままウクライナに侵攻したため、無駄死にする若者が後を絶たず、兵士の士気が上がらないようです プーチンは過ちを認め、よく冷えた銭湯に頭のてっぺんまで浸かって自己批判すべきです

ということで、わが家に来てから今日で2702日目を迎え、タス通信によると、ロシア海軍太平洋艦隊が太平洋の海域で3日から、艦艇40隻以上、ヘリコプターを含む航空機最大20機が参加する演習を開始したが、ロシアのウクライナ侵攻をめぐって対立を深める米国や日本を牽制する意味合いがある  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     いくらこけおどしをしても  軍事力の低下を招くだけ  そのうち演習もできなくなる

 

         

 

Netflixでウクライナ大統領ゼレンスキー主演のコメディドラマ「国民の僕」シリーズ2(全24話)とシリーズ3(全3話)を4日間かけて観終わりました

最初に全3シリーズ(1話は約25分)の全体像をご紹介しておきます

「国民の僕(しもべ)」は、ウクライナの大統領を主人公とした政治風刺コメディドラマです

シリーズ1(全24話)は2015年11月16日からテレビ放映されました。

シリーズ2(全24話)は2017年10月23日から放映されました。

シリーズ3(全3話)は2019年3月27日から放映されました。

ゼレンスキーはドラマと同じ名前の政党「国民の僕」を立ち上げて大統領選に立候補し、2019年5月20日、 ドラマを地で行くように第6代ウクライナ大統領に就任しました このタイミングからすると、ゼレンスキーが大統領選で勝ったのは、多くの国民がドラマの中の清廉潔白な大統領を現実の世界で演じてほしいと考えたことが窺えます

 

     

 

次にシリーズ1を簡単に振り返っておきます(詳細は5月26日付toraブログ参照)

30代の歴史教師ヴァシリー・ペトロヴィチ・ゴロボロドコ(ゼレンスキー)は、ある日教室でウクライナの政治批判をしているところを知らぬ間に生徒に撮影され、YouTubeにアップロードされてしまう しかし、この映像が一夜にしてバズってしまい、生徒たちはゴロボロドコに内緒でウクライナ大統領選に立候補する手続きをしてしまう 彼らはクラウドファンディングにより選挙資金を集め、それを基にゴロボロドコは大統領選に立候補し勝利する 大統領就任後、彼は前政権の保身的で腐敗した政治の置き土産に戸惑いつつも、国民目線の政治を目指して、政府内の腐敗を排除すべく、様々な問題に立ち向かっていく

シリーズ2では、IMFの働きかけで行われた改革に失敗したゴロボロドコは、大統領を辞任してしまう 大統領の職を失った彼は、市民の信頼を回復すべく、様々な政策を打ち出し汚職の一掃を目指し再び大統領の座に返り咲くべく奮闘する姿を描いています

シリーズ3では、政敵が仕掛けた冤罪で刑務所に入れられたゴロボロドコが、仲間たちの力を得て大統領に返り咲くまでを描いています

このシリーズ3で印象的なのは、刑務所から復帰して大統領に返り咲いたゴロボロドコを待っていたのは、いくつもの独立した州に分裂し「合衆国」のようになっていたウクライナの姿だったことです 最終的にゴロボロドコはこれを1つの国家にまとめ上げ、「終わり良ければ総て良し」でパッピーエンドになりますが、現在ウクライナが置かれた現状に照らしてみると、ロシアの侵略により、ウクライナは国の分裂の方向に逆戻りしています

また、シリーズ1では、議会で与野党がつかみ合いの喧嘩をしているところにゴロボロドコ大統領がやってきて、「プーチンが失脚した」と叫ぶと、みな黙ってしまうシーンなど、今でこそ苦笑いしてしまう場面も少なくありません

 

     

 

現実のゼレンスキー大統領は、就任直後こそ国民の支持率が7割ありましたが、経済・汚職・紛争などの難問を解決できず、2021年10月には支持率が25%まで落ち込みました その後、2022年2月24日にロシアがウクライナに侵略すると、彼は首都キーウに留まり、欧米諸国からの軍事的な援助を受けながら、国民に対しロシア軍への徹底抗戦を呼びかけ、各地域で抵抗し続け、現在は91%の国民がゼレンスキーを支持しています その意味では、ゼレンスキーは「平時の大統領」ではなく「戦時の大統領」としてウクライナの歴史に残るでしょう

先の見えない戦争ですが、近い将来 ロシア軍が完全撤退し、海外に逃れたウクライナの680万人の国民のすべてが祖国に戻り、インフラや国民の衣・食・住が元の姿に復活し、本来の領土が確保されることを祈るばかりです さらに言えば、ロシアはウクライナの復興に責任を持つとともに、プーチン大統領はウクライナ国民とロシアの若い兵士たちを無駄に死に追いやり、世界の政治・経済を大混乱に貶めた罪を償うべきだと思います

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