22日(土)。報道によると、古代マヤ文明の長期暦は2012年12月21日(つまり昨日)に終わり、新しい時代が始まるそうです。また、この日、世界が滅亡するという人たちもいるとのことです。が、世界は滅亡もしなければ新しい時代も始まりませんでした。こういうのを”誇大マヤカシ文明”っていうのじゃないでしょうか
閑話休題
高田馬場の早稲田松竹で2010年フランス映画「屋根裏部屋のマリアたち」を観ました
時は1962年のパリです。証券会社を経営するジャン=ルイと妻シュザンヌは、妻の要望で首にした故参のメイドの代わりに、スペイン人のメイド、マリアを雇います。彼らが住んでいる豪奢なアパルトマンの屋根裏には、スペインから出稼ぎにきた女性たちが助け合いながら暮らしていました 陽気で情熱的な彼女たちと話すうちに、ジャンは劣悪な環境を目の当たりにして、トイレなどを改善して感謝されます
ある日、顧客の未亡人との浮気を疑うシュザンヌに家を追い出されたジャンは屋根裏部屋で暮らし始めます それは誰からも束縛されない自由な世界だったのです。息子たちが迎えに来ますが意に介しません。やがてマリアに好意を抱くようになったジャンですが、マリアは黙ってスペインに帰国してしまいます
実は彼女には養子に出した男の子がいて、引き取っていっしょに暮らそうとしていたのです
3年後、シュザンヌと離婚したジャンは一目マリアに会いたい一心でスペインにやってきます。やっとマリアの家に辿りついた彼をマリアの笑顔が迎えます
何よりもスペインの中年女性の明るく生き生きした表情がすごくいいです この映画は、人のために何かをしてあげることは、自分にきっと返ってくることを教えてくれています.観終わった後、心温まる思いがしました
残念ながらこの映画ではクラシック音楽は1曲も使われていませんが、最後にジャンがマリアに会えたので許してあげます
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