2018年1月1日(月・祝)。toraブログをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます 本年も 1日も休まず 根性で書き続けて参りますので お付き合いのほど よろしくお願いいたします ということで、わが家に来てから1188日目を迎え、新年のあいさつをするモコタロです
食料代2%アップでtoraブログと契約更新したので 今年もヨロピクお願いします
私は毎年①クラシック・コンサート ②映画鑑賞 ③読書の3つの柱について それぞれ目標を定め それを達成すべく努力していますが、ここに2017年の目標達成状況を以下にご報告します
(目標) (実績) (達成状況) (一昨年実績)(実績比)
①クラシック・コンサート 200回 203回 +3回 206回 △3回
②映画鑑賞 150本 155本 +5本 179本 △24本
③読 書 70冊 73冊 +3冊 71冊 +2冊
以上の通り、①②③ともに目標を達成しましたが、一昨年/昨年の実績比では①②が共に目標を下回った半面、③が実績を上回りました。以上を踏まえて今年の目標を昨年と同様とすることに決めました
①クラシック・コンサート 200回
②映画鑑賞 150本
③読 書 70冊
いずれも昨年実績を下回る目標設定になっていますが、確実に達成することを前提に設定しました さて、1年後はどうなっているでしょうか
2017年のクラシック・コンサートの「マイ・ベスト10」を発表します これは昨年1年間に聴いた203回のクラシック・コンサート(無料のランチタイムコンサートは除く)を対象に、ジャンルを問わず最も印象に残った上位10公演を選んだものです
第1位:ベッリーニ:歌劇「ノルマ」~びわ湖ホール、日生劇場、川崎市スポーツ・文化総合センター、藤原歌劇団、東京フィルによる共同公演。7月4日(火)14時:日生劇場
ノルマ=マリエッラ・デヴィーア、アダルジーザ=ラウラ・ポルヴェレッリ、ポリオ―ネ=笛田博昭ほか。フランチェスコ・ランツィッロッタ指揮東京フィル。
一昨年11月にオーチャードホールで聴いたグルベローヴァの「ノルマ」が史上最低の出来だったので、ディヴィーアのノルマに賭けていました 第1幕の「清らかな女神」をはじめ、ディヴィーアは繊細なコントロールによる最高のパフォーマンスで期待に応えてくれました 彼女が「ノルマ」を初めて歌ったのは60代半ばに達してからだといいます。昨年69歳で歌った「ノルマ」は瑞々しく輝きに満ちていました
第2位:東京春祭ワーグナー・シリーズVol.8「神々の黄昏」(演奏会形式)~東京・春・音楽祭2017。4月4日(火)15時。東京文化会館大ホール
ジークフリート=アーノルド・べズイエン、ハーゲン=アイン・アンガー、ブリュンヒルデ=クリスティアーネ・リポール、ヴァルトラウテ=エリーザベト・クールマン、アルべリヒ=トマス・コ二エチュニーほか。マレク・ヤノフスキ指揮NHK交響楽団。
毎年、ヤノフスキの引き締まった指揮のもと、水準の高いパフォーマンスで楽しませてくれるワーグナーですが、東京春祭の「指環4部作」もこれをもって完結です 今回はハーゲンを歌ったアイン・アンガーが最も印象に残りました
第3位:「Voice'n Violin アンドレアス・シャーガー&リディア・バイチ」~東京・春・音楽祭2017。3月19日(日)19時:東京文化会館小ホール
出演は一昨年の東京春祭「ジークフリート」でタイトルロールを歌い圧倒的な存在感を見せつけたオーストリア生まれのテノール、アンドレアス・シャーガ-とロシア生まれのヴァイオリニスト、リディア・バイチ、バックを務めるのはマティアス・フレッツベルガ-指揮トウキョウ・ミタカ・フィル。
この公演は何と言っても、アンドレアス・シャーガーのテノールに尽きます モーツアルト「魔笛」から「なんと美しい絵姿」、ワーグナー/モットル編「ヴェーゼンドンク歌曲集」、J.シュトラウス「ジプシー男爵」より「小さい時に孤児になり」ほかを歌いましたが、会場を支配する強靭なテノールに圧倒されっ放しでした
第4位:「戦後日本のモダニズム~忘れられた作曲家、大澤壽人」~サントリー・サマーフェスティバル2017。9月3日(日)15時:サントリーホール
この公演は片山杜秀氏のプロデュースによるもので、1906年神戸生まれで、ボストン、パリに留学し作曲を学び、モダンな音楽を作曲した大澤壽人(おおさわ ひさと)の作品を紹介した意欲的な企画です プログラムは①コントラバス協奏曲、②ピアノ協奏曲第3番”神風協奏曲”、③交響曲第1番です 演奏は②のピアノ独奏=福間洸太朗、山田和樹指揮日本フィルです。私は特に「ピアノ協奏曲第3番」に一番感銘を受けて印象に残り、CDも購入したくらいです 誤解のないように補足すると、この「神風協奏曲」というのは「神風特攻隊」の「神風」ではなく、朝日新聞社所有の飛行機「神風号」のことで、東京からロンドンまでの日英親善飛行に捧げられた作品です
第5位:新国立オペラ、ワーグナー「ジークフリート」。6月1日(木)16時:オペラパレス
ジークフリート=ステファン・グールド、ミーメ=アンドレアス・コンラッド、さすらい人=グリア・グリムスレイ、アルべリヒ=トーマス・ガゼリ、ファフナー=クリスティアン・ヒューブナー、エルダ=クリスタ・マイヤー、ブリュンヒルデ=リカルダ・メルべートほか。飯守泰次郎指揮東京交響楽団。
実力者揃いのキャストですが、最大の殊勲者は飯守泰次郎指揮東京交響楽団かも知れません 休憩時間を含めて5時間40分の間、終始緊張感を絶やさず、時に歌手陣に寄り添い、時に自ら彼らのライトモチーフを、分厚い管弦楽で表出していました
第6位:シューベルト「交響曲第8番ハ長調”ザ・グレート”」~パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団:第1863回定期演奏会。6月30日(金)19時:NHKホール
この日のプログラムは①シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲、②同「チェロ協奏曲」、③シューベルト「交響曲第8番ハ長調”ザ・グレート”」でしたが、圧巻はシューベルトでした とくに第4楽章フィナーレにおける弦楽合奏による怒涛の演奏は大地を揺るがす迫力で、まさにヤルヴィの本領発揮といった指揮振りでした
第7位:マーラー「交響曲第3番ニ短調」~コルネリウス・マイスター指揮読売日響:第573回定期演奏会。12月12日(火)19時:サントリーホール
テンポといい、バランスといい、私の理想のマーラーでした ソリストの藤村実穂子は今や別格の感があります。新国立劇場合唱団(女声)も素晴らしかったです
第8位:新国立オペラ、リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」。11月30日(水)18時:オペラパレス
この公演はゾフィーを歌った南アフリカ出身のソプラノ、ゴルダ・シュルツに尽きます 繊細なコントロールによる抜群の歌唱力と自然な演技力で聴衆を魅了します ほかのキャストは思い出せないくらい強烈な印象を抱かせました なお、ゴルダ・シュルツはMETライブビューイング、モーツアルト「魔笛」(2017年10月14日収録。同12月9~15日上映)のパミーナ役で出演しています
第9位:モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバン二」(演奏会形式)~パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団~NHK音楽祭2017。9月9日(土)15時:NHKホール
ほとんど初めて聴く歌手ばかりでしたが、レポレッロを歌ったカイル・ケテルセン、ドン・オッタ―ヴォを歌ったベルナール・リヒターをはじめ、さすがはヤルヴィが連れてくる歌手陣だと納得しました ヤルヴィの小気味の良いテンポによる演奏が際立つ公演でした
第10位:萩原麻未ピアノ・リサイタル。11月29日(火)19時:浜離宮朝日ホール
待望のリサイタルのプログラムは、ショパン/リスト「6つのポーランドの歌」、リスト「愛の夢第3番」、同「パガニーニによる大練習曲」より5曲、シューマン「謝肉祭」ほかですが、とくに印象に残ったのは、「パガニーニ大練習曲」における音の強弱の妙、音色の変化と、シューマン「謝肉祭」における説得力のある演奏です
以上が2017年の「マイベスト10」ですが、大きな特徴は10公演のうち半数の5公演をオペラが占めていることです(「ノルマ」、「神々の黄昏」「ジークフリート」「ばらの騎士」「ドン・ジョバン二」) そして、今回初めて日本人の作曲家(大澤壽人)が取り上げられたのも大きな特徴です
さて、あなたの「マイベスト10」は如何だったでしょうか? 今年はどんな演奏が聴けるのでしょうか? 楽しみにしたいと思います
【忘備録】※以下は年の変わり目に当ブログのアクセス状況を記録しておくものです。無視してください。
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