人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新交響楽団から「第266回演奏会」の入場券届く / 道尾秀介著「N」を読む ~ 6つの物語を読む順番は720通り!

2024年07月24日 00時04分23秒 | 日記

24日(水)。かなり前から腕時計(ソーラー・ウォッチ)の調子が悪く、日付がズレていたり時間が狂ったりしていたので不平を言っていたら、娘が「ハッピー・バースデー・ツゥーユー」と歌いながらスマートウォッチ(スマート・バンド  SB07 Barca)をプレゼントしてくれました 私の本当の誕生日は10月中旬なのですが、人気商品だから売り切れないうちに、と早めに手配してくれたようです 娘は大手生活雑貨店Nに勤務しているので社員割引で購入したと言っていました アプリをスマホにダウンロードしてから実際に使用してみたら、これがなかなかの”優れもの”で、メインの「時計」表示面には時計のほか、歩数計、心拍数、消費カロリーが表示され、別の表示面には血圧や血中酸素なども表示されます 一番驚いたのは、ブログに対するコメントが届くと、時計が振動して知らせ、「メッセージ」にコメントが表示されたことです スマホあってのスマート・バンドだということがよく分かります 娘も同じのを持っていて、充電は1週間に一度程度で良いとのことなのでメンテも楽です もはや毎日の生活に欠かせない必需品になりました 嬉しさの一方、いま一番恐れているのは12月25日=クリスマスの娘の誕生日です なぜか お分かりですね

     

新交響楽団から「第266回演奏会」の入場券が届きました 前回までは紙のチケット(座席指定券)でしたが、今回はQRコード記載の用紙が同封されていました コンサート当日はこの用紙をスタッフに提示するようにと書かれています 今回も当方の希望通り1階センターブロック通路側席を確保してくれました。いつも有難いと思っています

     

ということで、わが家に来てから今日で3480日目を迎え、米大統領選から撤退したバイデン大統領(81)から民主党の大統領候補として支持を受けたカマラ・ハリス副大統領(59)が22日、デラウェア州で選対スタッフに向けて演説し、過去に検察官として対決した犯罪者と重ね合わせ、共和党の大統領候補のトランプ前大統領(78)を「捕食者、詐欺師、ペテン師」と非難した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     英雄気取りのトランプに勝つためには 民主党はハリスを候補者に指名し 結束すべき

  諸般の事情により昨日の夕食作りはお休みしました  

         

道尾秀介著「N」(集英社文庫)を読み終わりました    道尾秀介は1975年東京都生まれ。2004年「背の眼」でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞してデビュー   07年「シャドウ」で本格ミステリ大賞、09年「カラスの親指」で日本推理作家協会賞、10年「龍神の雨」で大藪春彦賞、「光媒の花」で山本周五郎賞、11年「月と蟹」で直木賞を受賞   「きこえる」「いけない」シリーズなど著書多数

本書は「小説すばる」2019年10月号から2021年6月号までに掲載された小説を2021年10月に単行本として刊行、2024年4月に文庫化したものです

巻頭に著者による「本書の読み方」が 概要次のように書かれています

「本書は6つの章で構成されているが、読む順番は自由    本文に入る前に6つの章の冒頭部分だけが書かれているので、読みたいと思う章を選び、そのページに移動してほしい   読んだ後は、また冒頭部分の一覧から次の章を選んでもらいたい 読む人によって色が変わる物語をつくりたいと思った 本書は、章と章の物理的なつながりをなくすため、1章おきに上下逆転させた状態で印刷されている

     

6つの物語は掲載順に次の通りです

「名のない毒液と花」・・・魔法の鼻を持つ犬と共に、教え子の秘密を探る理科教師の物語。

「落ちない魔球と鳥」・・・「死んでくれない」としゃべる鳥の謎を巡る女子高校生の物語。

「笑わない少女の死」・・・定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人の物語。

「飛べない雄蜂の嘘」・・・殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者の物語。

「消えない硝子の星」・・・ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇蹟を見た看護師の物語。

「眠らない刑事と犬」・・・殺人事件の真相を追究すべく、ペット探偵を尾行する女刑事の物語。

巻末のタカザワケンジ氏の「解説」によると、全6章の順列組み合わせは6 ✕ 5 ✕ 4 ✕ 3 ✕ 2 ✕ 1=720で、720通りあるとのことです    さて、どういう順番で読んでいくかーということですが、ランダムに読んでいくと、読んでいる途中で自分はいったい全体のどれくらいの分量を読んだのかがさっぱり分からなくなります ズボラな私は上記の順番に読むことにしました 何と主体性のない 夢も希望もない選択でしょうか

全体を読み終わって気が付くのは、読む順番によって 書かれていることが 「謎」になったり、単なる「事実」になったりするということです    ある章では重要な登場人物が、別の章では名前のない背景的なものになる   先に読んだ章でその人物の背景(経歴等)を知っていれば「この人はあの章に出てきたあの人物だ」と特定できますが、読んでいなければスルーしてしまうかもしれません

本書は連作短編集ではありませんが、それぞれの章が微妙に絡み合っています それぞれの章で主役級の人物は変わりますが、それぞれの人物が懸命に生きていることが描かれています

ところで本書のタイトル「N」はどういう意味を持っているのだろうか 深く考えるまでもなく、アルファベットの「N」は上下を逆さまにしても「N」になるということから、1章おきに上下逆転させた状態で印刷されている体裁を象徴させているのだと思います

さて、あなただったらどういう順番で読むでしょうか

     


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