22日(月)その1.わが家に来てから今日で1662日目を迎え、安倍晋三首相は20日 大阪市を訪れ、議長国として6月に開く主要20か国・地域(G20)首脳会議で使う大阪迎賓館などを視察したが、「なんばグランド花月」で吉本新喜劇にも出演し、G20への協力を呼びかけた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
安倍さん、再就職先が見つかって良かったですね デカい顔を丸く収めてください
昨日はフェスタ・サマーミューザのWEB会員先行発売日だったのでチケットを取りました 予想はしていたものの「友の会」会員先行発売で良い席はほとんど漁り尽くされており、「オーケストラ・セット(全11公演)」のS席は3階しか残っていません やむを得ず「土日祝セット」6公演、「平日夜セット」3公演、「平日昼セット」2公演に分けて取りました 11公演セット券より割引率が低くなりますが、単券を1枚ずつ取るよりも得です。このほか、例年聴いている「洗足学園音楽大学」、「昭和音楽大学」、「真夏のバッハ」の3公演を取り、今年の「サマーナイト・ジャズ」は大西順子トリオが出演するので これも取りました したがって今年は全15公演聴くことになります。このフェスティバルは、オケによって公開リハーサルがあったり、プレコンサートがあったりと充実したイヴェントが用意されているので毎年楽しみにしています
昨日午後2時からサントリーホールで東京交響楽団第669回定期演奏会を、午後4時から東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパン第132回定期演奏会を聴きました ここでは東京交響楽団のコンサートについて書きます
プログラムは①メシアン「賛歌」、②ジョリヴェ「ピアノ協奏曲”赤道コンチェルト”」、③R.ルシュール「マダガスカル狂詩曲」、④イベール:交響組曲「寄港地」ですが、次のコンサートが控えている関係で、前半の2曲だけ聴きました ②のピアノ独奏=藤田真央、指揮=秋山和慶です
東響は新年度に入りました。私の席は変わりませんが、隣席は人が変わりました いつも演奏中にコックリコックリしていて、突然 大音響が鳴るとガクッとずっこけていたおじさん、定期会員やめましたね
オケはいつもの東響の並びで、左サイドにヴァイオリン・セクションを集めています コンマスはすっかり東響の顔になった水谷晃です
1曲目はメシアン「賛歌」です この曲はオリヴィエ・メシアン(1908-1992)が1932年に作曲しましたが、第二次世界大戦中に紛失したため、本人が記憶を頼りに1946年に書き上げた復元版です この曲には木管楽器による主題と、弦楽器だけによる主題が現われますが、後者の静謐な主題がとても美しく、日本の伝統文化で言うところの”幽玄”という言葉が最も相応しいと思われる曲想です 秋山さんの指揮で聴くとメシアンでもスッキリと耳に入ってきます
2曲目はジョリヴェ「ピアノ協奏曲”赤道コンチェルト”」です この曲はアンドレ・ジョリヴェ(1905-1974)が、ラジオ・フランス(フランス国営放送)の委嘱により1945~50年に作曲した作品です 第1楽章「アレグロ・デチーゾ」、第2楽章「センツァ・リゴーレ」、第3楽章「アレグロ・フレネティコ」の3楽章から成ります
1998年東京生まれ、弱冠18歳で第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝した”童顔の美青年”藤田真央が楽譜を抱えて登場し ピアノに向かいます 冒頭のリズム中心の異国情緒豊かな音楽を聴いて「おお、少年ケニア」と叫びそうになりました(これが分かるのは昭和の人です)。ソリストのピアノを聴いていると、ほとんどジャズのインプロヴィゼーション(即興演奏)のように聴こえます 第2楽章の神秘的な音楽を経て、第3楽章では冒頭から独奏ピアノによる超絶技巧のカデンツァが演奏されますが、切れ味鋭い弦楽器群と管楽器群、リズム感が目覚ましい打楽器群との丁々発止のやり取りがエネルギッシュに展開し、聴いている側も熱くなります
弱冠21歳の藤田真央に満場の拍手とブラボーが送られます 秋山和慶✕東響は見事なサポートを展開しました
藤田はアンコールにバルトーク「子どものために」第1巻から第21曲「アレグロ・ロブスト」を演奏し、再び大きな拍手を浴びました
前半の演奏が終わったのは3時ちょうど。地下鉄南北線・六本木1丁目から市ヶ谷駅経由で都営新宿線・初台駅に向かいました 東京オペラシティコンサートホールに着いたのは午後3時35分でした。4時からのバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートには余裕で間に合います
この続きは「その2」をご覧ください
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