人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クラシック・コンサートや電車の中で眠るのは日本人だけ!? ~ 朝日新聞「Bon  Marche」から / フィリップ・シュテルツェル監督「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を観る

2023年10月25日 02時57分12秒 | 日記

25日(水)。昨日の朝日新聞朝刊の広告特集「Bon  Marche」で「質のよい眠りに誘う”寝入りばな”3つの新習慣」という特集を組んでいました その中のコラム「My Style」で美容ジャーナリスト/エッセイストの齋藤薫さんが「会議中に居眠りするのは日本人だけ!? この由々しき事態を回避するための方法を考えた」というエッセイを書いています 超略すると次の通りです

「会議中や電車の中で居眠りをするのは日本人だけだと言われる クラシックのコンサートなどで寝息をたてる人がいたりするのも日本の特殊事情だとか なぜ日本人は寝るのか? 理由の一つは安全だから。物騒な国なら電車で居眠りなどあり得ない ちなみに海外の居眠り研究者によれば、日本人は子どもの頃に親と一緒に就寝する習慣があるからこそ、大人になっても他者の存在を意識しながらも眠ることができるのだとされる 一方で日本人は寝る間も惜しんで仕事をする働き方をするから昼間眠いのだとの説もある 日本人はなぜ会議中に居眠りするのか?一つの答えは、他人事だから 一方、コンサートで眠るのは、チケット代をドブに捨てるようなもの。感動しなきゃもったいないと思わないと 海外では5時間も続くようなオペラでも、ほぼ誰も寝ていない。すべてを体感し吸収しなければ人生レベルで損をすると言わんばかり オペラ鑑賞さえ受け手ではなく、自分ゴト、自分が主役だから感じまくり、終演後は同伴者と食事をしながら自分の意見を主張しまくる。そこまでが彼らにとってオペラなのだ すべて自分のための時間と考えれば不思議なエネルギーが湧くはずだから オペラ演者のために本気で観て聴いてあげるのが観客の使命であり役割。人は毎日役割を果たしてこそ生きている実感があるはず。居眠りは役割を果たせぬどころか、発信者への侮辱に見える 日々どんな場面でも自分の役割を果たす生き方を、改めて意識すべきなのだ。そうだからこそ、休むべき時間にちゃんと休み、眠るべき時間にちゃんと眠らないと

私の場合、3日連続で夜のコンサートがあったりすると、3日目の公演ではいつの間にかウトウトしていることがあります コンサートを聴くときは身体が疲れているとダメです 夜公演は夕食を取ってから聴くのでなおさら眠くなります しかし、オペラの場合は不思議と眠くなりません それはコンサートは音楽をひたすら”聴く”のがメインであるのに対し、オペラの場合は音楽を”耳で聴いて”、上演されている舞台を”目で観て”楽しむものだからかもしれません オペラは「聴き逃してなるものか!」「観逃してなるものか!」という強い意識が働きます コンサートやオペラの開演前や休憩時間にビールやワインを飲みながら歓談している優雅な人々をお見かけしますが、私には真似が出来ません お酒なんか飲んだらまともに音楽を鑑賞することは出来なくなります コンサート会場やオペラ会場は「社交の場だ」として、西欧諸国の聴衆の真似をする必要はありません 筆者は「終演後は同伴者と食事をしながら自分の意見を主張しまくる。そこまでが彼らにとってオペラなのだ」と主張しますが、私の場合は「終演後は真っすぐ家に帰ってお風呂に入り、就寝前にブログを書き上げる。そこまでがコンサートでありオペラなのだ」ということになるでしょうか

ということで、わが家に来てから今日で3207日目を迎え、韓国国防省と韓国警察によると、24日午前7時過ぎ、北東部の江原道・東原近くの海上で操業中の韓国の漁船から「不審な船がいる」との通報があり、その後、軍と海洋警察が協力し、沖合10キロメートルの海上で北朝鮮の小型木造船を拿捕したが、船に乗っていた4人は韓国への亡命を望んでいる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     国民の生活を犠牲にして ミサイル開発を進める金正恩政権には ついていけないよね

 

         

 

昨日、夕食に「豚の生姜焼き」「コールスローサラダ」「山菜の味噌汁」を作りました コールスローサラダは、初めて手動のミキサーでキャベツを刻んで作りました ハムがないのでベーコンを入れましたが美味しく出来ました

 

     

 

         

 

新文芸坐でフィリップ・シュテルツェル監督による2021年製作ドイツ映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」(112分)を観ました

ヨーゼフ・バルトーク(オリバー・マスッチ)は久しぶりに再会した妻と共にロッテルダム港からアメリカへと向かう豪華客船に乗る。かつてウィーンで公証人の仕事をしていた彼は、オーストリアを併合したナチスドイツに貴族の資産の預金番号を教えるよう迫られたが拒絶し、ホテルに監禁された過去があった 豪華客船ではチェス大会が開かれ、世界王者が乗客全員を相手に戦っていた。世界王者と船のオーナーの対戦の際、オーナーにアドヴァイスして引き分けに持ち込んだヨーゼフは、彼から王者との一騎打ちを依頼される ヨーゼフがチェスに強いのは、監禁中に書物を求めるも無視され、監視の目を潜り抜けて盗んだチェスのルールブックを読んですべての手を暗唱できるまでになっていたからだった

 

     

 

この映画は、オーストリアの文豪シュテファン・ツバイクが1942年に発表し、完成直後に自らの命を絶ったことから、「命をかけてナチスに抗議した書」として世界的ベストセラーとなった小説「チェスの話」を映画化したものです

原題は「THE  ROYAL  GAME」です。邦題の「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を見ると、いかにも主人公がナチの将校にチェスの勝負に挑み勝利したかのように思われますが、まったく違います ナチス・ドイツに併合されたウィーンで監禁状態に置かれた主人公が、次第に時間の感覚を失い、正常な意識を保つのが困難になっていく中で、仕方なく読んだチェスの本だけが彼の精神を正常に保つ役割を果たしたという内容です

この映画では、舞踏会のシーンでヨハン・シュトラウス2世「皇帝円舞曲」と「トリッチ・トラッチ・ポルカ」が流れていました 物語の舞台がウィーンですからヨハン・シュトラウスは当然の選曲です


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