第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)で日本国内で亡くなった人の数は、1977年に厚生省が発表した数字によると、約310万人です。このうち、軍人・軍属・准軍属の戦没者は約230万人、外地で戦没した日本人は約30万人、内地での戦災犠牲者は約50万人です。
戦没兵士の約60%以上は、栄養失調に起因するマラリアや赤痢などの病死を含めた広義の「餓死」で亡くなったとされています。これは、補給をまったく考慮しない大本営の無謀な作戦によるもので、兵士たちは野ネズミやヘビやコウモリまで食べるという悲惨な状況で亡くなりました。
戦後、日本政府は侵略戦争と認めることを拒否し、犠牲者数をなるべく過小に計算する見地で資料を作成しました。
残る112万の遺骨。
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