「疑似科学」に過ぎない

2016年09月30日 21時41分23秒 | 社会・文化・政治・経済
★血液型による性格診断は、日本だけで信じられている。
いわゆる「疑似科学」に過ぎない。
そもそも多種多様な人間の性格を4通りに分類することに何の意味があるのだろうか。
★疑似科学とは、科学を装った考えや、誤った科学のことだ。
一見、科学的に思えるが、実際は科学的な裏付けはない。
多くの人が信じることによって、自己満足しているに過ぎないことなのである。
★なぜ、血液型と性格の関係が論じられ、それを多くの人が信じ込んでしまったのか?
★固定観念は打ち破るべきだ。
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うわべだけの科学や、誤った科学の ことであり、科学的方法に基づいていると誤って考えられたり、あるいは科学的事実だと( 間違って)位置付けられてしまった 一連の信念のことである。

とりで利根川河川まつり 10月2日

2016年09月30日 17時46分55秒 | 【お知らせ】
日曜日に第19回とりで利根川河川まつりを下記の内容で開催します。
多くのかたのご来場をお待ちしております。

平成28年10月2日 日曜日
午前9時から午後3時

開催場所
取手緑地運動公園

ステージ
坂東太鼓による演奏
藤代幼稚園による歌・踊り
取手市吹奏楽団による演奏
鈴木ミチによるミニライブ
ジャズ・タイムによる演奏
スパーク・ザ・ダンサーズ久賀によるダンスショー
お楽しみ大抽選会(午前の部・午後の部)
園路広場内の催し
利根川パネル展示
利根川交流物産展(千葉県香取市、千葉県印西市、群馬県みなかみ町)
地元模擬店(市商店連合会、市菓子組合、市たばこ販売組合、鳥手羽かくれんぼ、植木市、市酒販会)
グラウンドゴルフ
ミニトレイン
エアー遊具(ふわふわ)
輪投げゲーム
的当てゲーム(野球、サッカー)
災害体験車
スラックライン体験
緑地運動公園駐車場前船着場
小堀の渡し通常運航
小堀の渡し「とりで号」(無料乗船)
約15分おきに様々な船が出航します
小堀の渡し「とりで3号」
国道交通省河川巡視船「はるかぜ」
周遊艇
同時開催
第4回とりで利根川市民ウオーク

主催
とりで利根川河川まつり実行委員会

後援
国土交通省利根川下流河川事務所

私の心傲慢なのか

2016年09月30日 17時06分57秒 | 創作欄
悩みに沈む人救いたい
私の心傲慢なのか
朝祈り夜も祈るの
元気なあなた戻って来てよ
学校だけがすべてではない
分かってほしい命は宝

恋の悩みも空回りする
私の心傲慢なのか
この想い複雑すぎて
心の糸をほぐしてみるの
恋だけがすべてではない
分かってほしい私の本気

死に際の母に寄り添い
私の心傲慢なのか
悲しむことも嘆くこともない
きっと逢えると呼びかける
この世のことがすべてではない
分かってほしい死の意味を

一人で悩み、苦しむ必要はない

2016年09月30日 14時09分01秒 | 社会・文化・政治・経済
★悩んでいる友を何とかしたい。
救いたいという気持ちが傲慢であるなら、手をさしのべたい、励ましたい、寄り添いたいと思う。
相手は窮しているのである。
悩んでいる人、苦しんでいる人を傍観していられないのだ。
★話しを聞いてくれる仲間がいる。
それだけで悩みや苦しみは軽減するはず。
一人で悩み、苦しむ必要はない。
イジメの世界にも通じる。
★「難病になり、たくさんのことを学べました。人の痛みを少しでも分かろうとする自分に変わった」金沢市の大田和子さん(脊柱靭帯骨化症友の会会長)

粘り強さ

2016年09月30日 13時53分17秒 | 社会・文化・政治・経済
★生命尊厳の哲学で、現代世界の変革に挑む。
★法華経は、全ての人を仏にする秘術。
★粘り強さなしに偉大な事業は達成できない-哲人・ラッセル
★人生は無明の生命との戦い。
無明とは、内在する自身の仏の生命を閉ざしている状態。
★人格、経済、社会、生活にあって円満な素晴らしい人に。
「オレンジカフェ」を主宰する宮原節子さん(取手)
「認知症のみなさんの心を大切にしたい」

最大の不条理が戦争

2016年09月30日 13時33分02秒 | 社会・文化・政治・経済
★「書きながら棺に入るのが作家だ」
山崎豊子の未完の小説。
不条理を描き続けた作家が最大の不条理として挑んだテーマが戦争だった。
「多くの戦争の犠牲者が今も眠っている海を、再び戦争にしてはいけない」
★1995年、沖縄で米兵3人による小学6年生の強姦事件。
米側は地位協定上、日本側が起訴するまで身柄は米側で確保で確保できるとの規定を盾に拒否。
県民の怒りを買った。
沖縄では1995年から21年間で凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)の検挙は65件。
米国では長期拘束による取り調べはないばかりか、弁護士が同席しない取り調べは許されない。
多くは逮捕から48時間以内で裁判官の前に連れて行かれ、逮捕理由がなければ釈放される。
理由があれば逮捕から72時間以内に起訴される。
日米両国の手続きが違いすぎて歩み寄れる余地はないよううだ。
「日本は容疑者を最大23日間拘束して取り調べができる。
「ひどい人権侵害ではないか」と米国側は不信感を抱いているという。
「日本は、容疑者の人権保障を拡大するためのさらなる刑事司法改革に取り組むことが必要」との意見もある。

諦めた瞬間に勝負は終わる

2016年09月30日 08時02分41秒 | 社会・文化・政治・経済
★想像も及ばない逆転劇はスポーツの醍醐味である。
それは競輪や競馬でも言えるだろうか?
確かに最後まで何が起こるか分からないのが勝負の世界。
★勝敗は自分の心で決まる。
諦めた瞬間に勝負は終わる。
周りが“もう無理”と思っても、“まだいける”と自分で自分を諦めない限り、活路は必ずあるはず。
★「何にもいいことがない」と愚痴をこぼした友人の一人が、啓発ビデオに刺激され「頑張りたい」と決意を新たにした。
感動を与え、蘇生させる、ビデオの内容に改めて驚嘆した。

学習会 小掘の赤峯宅で開かれる

2016年09月30日 05時49分22秒 | 日記・断片
昨夜は、午後7時30分から八重洲地区の打ち合わせを兼ねて学習会も開かれる開かれる予定だったが、欠席者もいたので打ち合わせだけとなった。
学習会は支部として今度の日曜日、午前9時に小掘の赤峯宅で開かれる。
午後は利根川緑地公園でのイベントへ行く。
家族3人分の「浦島」の1000円のうな重を夕食用に買う予定。
元歯科関係の知人堀さんは、日中友好協会取手支部として、水餃子を売る予定。
以前、東6丁目に住んでいたが、今は利根町に住んでいる。
堀さんは当方の友人の川島さんの友人でもある。
2人とも貿易の仕事の関係で北京語が話せる。
家人は野田市文化会館のテイチクアワーへ午後2時に行く。
追っかけの半田浩二が出るのだ。
他に歌手は13人。
CDシングル付きS席3800円。
昨日の金田たつえチャリティーコンサートは、CD付き4500円。
半田浩二は中山大三郎の弟子 地元野田出身。
奥さんがマネジャーで毎回、奥さんから家人にイベントの案内が電話である。
当方も1度だけ、我孫子のイベントで奥さんを紹介され挨拶している。
なお、明日は知人がバイトで働いているカラオケスナックへ戸頭まで行く予定だ。
知人の武田さんが車で迎えに来てくれるので、家人と行く予定だ

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中山大三郎

宮崎県北諸県郡高崎町(現・都城市)出身。
1995年に結婚した三佐子夫人は、アナウンサー小川宏の次女。

宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校卒業。

法政大学在学中、作詞家の星野哲郎に師事、作曲家としての活動を始める。


中咽頭がんで亡くなった作詞、作曲家の中山大三郎さん(享年64)。

気管と声帯のすべてと食道の一部を切除する大手術からいったん回復。
のどから大量に出血するなど容体が急変。
この日未明、三佐子夫人(43)と弟子らに見守られ、息を引き取った。


「夜の銀狐」「人生いろいろ」「無錫(むしゃく)旅情」「珍島(ちんど)物語」「大連の街から」「済州エア・ポート」「新潟ブルース」/作詞・補作
「味噌汁の詩 」「男の背中」 「居酒屋チェジュ」などのヒット曲で知られる。

金田たつえチャリティーコンサート

2016年09月29日 23時05分06秒 | 日記・断片
今日は、千葉県・南柏のスナック「ワイン」の元常連客たち10人でつくば市の「ノバホール」へ行く。
南柏駅東口に12時集合し、車2台でつくば市へ向かう。
金田たつえチャリティーコンサート。
司会は黒木じゅんと奥さんの2人。
郷土の作詞家の沼田淳作品の「巣鴨地蔵通り」などの発売記念。
黒木じゅんも3曲歌った。
地元出身の女性歌手なども歌う。
相撲甚句もあった。
これが8人で歌ったがなかなか終わらない。
眠くなってきた。
歌に合せてダンス、日本舞踊もあった。

なお、昼飯は生姜焼きを食べる。
ワインの元お客のご婦人3人で生ビールで乾杯。
その店は夜になると日本酒が飲めるが、昼はウーロン杯と生ビールだけ。
獺祭も置いてあり、ご婦人は獺祭を知っていた。
帰りに自動車を運転してくれた人に4人で「ガソリン代と駐車料金4000円」出す。
「こんなにもらえない」とその男性は遠慮したが、「気持ちですから」と渡した。
そして午後6時過ぎに、取手西口の駅ビル前で降ろしてもらった。
駅ビルで寿司を買う。
「いつも、2人で羨まし」と2人のご婦人が何度も言う。
ご主人を亡くて15年、離婚して40年とお2人が言っていた。
ワインが閉鎖となり、今後、どこで再会できるかである。
そして午後6時過ぎに、取手西口の駅ビル前で降ろしてもらった。
駅ビルで寿司を買う。

「仏の生命」を確信

2016年09月29日 08時02分12秒 | 社会・文化・政治・経済
知識ではなく智慧が人を救う

日蓮大聖人ほど勝負に拘った宗教家は他にいるのだろうか。
弟子が勝って師匠の偉大さを証明する。
日蓮が求めたはそれであった。
「仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり」(御書1169㌻)

★「人を救えるなんて傲慢だ」作家の佐藤愛子さんが記していた。
もしも、人間の内面に仏の生命があるとしたら、人が人を救えるはず。
日蓮大聖の卓越性はそこにある。
民衆救済-日蓮大聖は「法華経の命」を蘇らせたのである。
知識ではなく智慧が人を救う。
智慧がなければ、悪に翻弄される。
少女が拉致監禁された。
13歳の少女に求めるのは酷であるかも知れないが、智慧があれば逃げられたはず。
人間の蘇生を願った日蓮代聖人は人間に生きる智慧、蘇生を期待したのだと思う。
人間に内在する「仏の生命」を確信できるかどうかの基本的問題なのだ。

桁違いのブフリ3着に沈む

2016年09月29日 00時13分57秒 | 未来予測研究会の掲示板
国際競技支援競輪GⅢの岡山・玉野競輪場決勝戦は、利根輪太郎、宮元武蔵も勝負に出た。
ブフリ(オランダ23歳)とパーキンス(オーストラリア29歳)の連携であった。
2人とも3日間1着で決勝戦へ。
向かえ撃つのは、東北の渡邉一成(福島33歳)-伏見俊昭(福島40歳)-和田圭(宮城30歳)
また、単騎が武田豊樹(茨城42歳)
地元の岩津裕介(岡山34歳)は徳島の原田研太郎(26歳)の後ろから。
桁違いのブフリが最後に先行する。
だが、まさかの3着に沈む。
これが競輪である。
ブフリ-パーキンス-北津留翼(福岡31歳)の並びであり、結果は意地を見せた東北ラインの伏見が2着に食い込んだ。
輪太郎6-8-7は買っていたが、6-7-8は買っていなかった。
武蔵は6-8-2 6-2-8で勝負したのだ。
武田が4番の北津留の位置を奪えば、6-2-8になったはずと悔しがる。
「取られたら、また、取り返せばいい」と武蔵。
さらに悔やまれるのは11レースであった。
2-7-1で武蔵は勝負した。
輪太郎は2-7-1と2-1-7で勝負した。
まさかの4番山田義彦(埼玉30歳)の2着に泣いた。
混戦を突いて、ゴール前鋭く伸びてきたのだ。
2-4-1となる。
格下と思っても、押さえる必要があった。
本命は2番吉田敏洋(愛知36歳)7番西岡正一(和歌山39歳)のラインであった。
新人の取鳥雄吾(岡山21歳)をマークした筒井敦史(岡山40歳)は展開的に恵まれた。
10レースが2-3の本命で決まったので、関連する出目として2-4が浮かんだが買わなかった。
2-7に拘りすぎたのが敗因であった。

広報戦略から読み解く 情報戦の裏側

2016年09月28日 23時26分05秒 | 社会・文化・政治・経済
下は面白い記事です。
フリーのライター、政界の裏をよく知るライターでしか書けないものでしょうね。


小池知事が豊洲騒動で見せた
巧みな情報操作術とは?

DIAMOND online  2016年9月23日 配信

窪田順生 [ノンフィクションライター]
【第1回】

豊洲新市場を巡って、地下にある“空間”の存在が大騒ぎになっている。そもそも、この“空間”は技術的に必要なもの。それがなぜ、こんな異様で不可思議なものとして報道されるようになったのか?そこには小池百合子都知事の巧みな情報操作術がある。

■「地下ピット」か「地下空間」か?
豊洲新市場を巡る表現の食い違い
 豊洲新市場の「盛り土」報道が過熱していくなかで、日本経済新聞の17日付朝刊でなんとも奇妙な記事が出ていた。
「一面に水、漂う臭気 豊洲地下空洞公開」という見出しのその記事では、「地下空洞がつくられた経緯が不透明」とし、青果棟などの地下が報道陣に公開されたことを受け、そこへ足を踏み入れた記者が以下のようにリポートしている。
《階段を下りていくと泥の臭いがしてきた。「地下ピットに入る場合は原則2名以上とする」。酸欠や閉じ込めへの注意を促す触れ書きを横目にドアをくぐると、青果棟の地下に広大な暗闇が目の前に広がった》
 記者の視界に入った注意書きにあるように、施設管理者である東京都は、青果棟の下にあるものを「地下ピット」だと捉えている。「地下ピット」とは、建物の配管が敷設されておりメンテナンスをする空間だ。豊洲新市場のような巨大施設から一般のマンションまでつくられているのが普通で、ない方がおかしい。
 汚染対策の工法を検討する2008年12月の技術会議で東京都側が、「万が一、地下水から汚染物質が検出された場合に浄化が可能となるよう、建物下に作業空間を確保する」と説明していたことからも分かるように、これは不測の事態に備えて重機を入れることも想定した「天井の高い地下ピット」である。
 事実、この報道陣への公開と時を同じくして、東京都中央卸売市場は、「豊洲市場地下ピット内の水質調査の結果について」というプレスリリースを出している。都としては、あれは「地下ピット」以外の何物でもないのだ。
 だが、前述の日経記事で「地下ピット」という響きが登場するのは、この「触れ書き」の描写のみ。見出しのような「地下空洞」や「地下空間」という言葉が用いられているのだ。ちなみに、同じ現象を取材した日刊工業新聞では「都中央卸売市場、豊洲新市場の地下ピット公開」(9月19日)という見出しとともに、「地下ピット」という表現を記事中で用いている。
 日経記者が、「地下ピット」という言葉の意味を知らないわけがない。なぜこの記者は、都の説明を無視したのか。これまでの経緯を振り返れば、論理的にも「地下ピット」は妥当な表現。それをあえて避け、なぜ「地下空間」というミステリアスな響きを用いたのか。
 なんて言うと、日経の報道姿勢に難癖をつけているように思われるかもしれないが、そういう意図はない。なぜなら、このような傾向は日経だけではなく、ほぼすべてのマスコミで確認されているからだ。
■小池知事が作り出した言葉に
マスコミが踊らされる
 たとえば、同日付の産経新聞では、「豊洲地下空洞初公開 水たまり15センチ 異臭漂う暗闇」と報道しているが、そこには、「地下ピット」という単語すら登場しない。「ズームイン!!サタデー」(日本テレビ)でも『豊洲市場「地下空間」を公開』。週明け19日の「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)では、《豊洲”盛り土なし”地下空洞公開 すべてに謎の水》。「ひるおび!」(TBS)でも、《豊洲新市場 謎の”地下空間”を公開 一面に広がる水の正体は!?》。
 つまり、日刊工業新聞の報道姿勢がマイノリティなのであって、日経をはじめとする大手マスコミでは、「地下ピット」という都側の説明は聞き流し、「地下空間」、もしくは「地下空洞」と報じるのが「常識」というか、一種の「報道コード」になっているのだ。
 では、なぜこうなってしまったのかということをたどっていくと、ある人物につきあたる。その人物に発言によって、豊洲市場の下に作られたものは「地下ピット」ではなく、「謎の地下空間」であるという、今の流れが生み出されてしまったのだ。
 もうお分かりだろう、小池百合子都知事だ。
 いま、マスコミを賑わす「盛り土」報道の発端は、今月10日におこなった小池知事の「緊急記者会見」にある。そこで小池知事は以下のような「驚愕の事実」をマスコミに明らかにした。
「青果棟、水産棟などにおきまして、実はこの4.5メートルの盛り土が行われていなかったのではないか、そして、それは一体どうなっているのか、といったような疑問が出てきたわけでございます。4.5メートル分抜けているではないかと。結局、空間になっている」
 ここで初めて、「空間」という言葉が使われたのだ。鳥のヒナが生まれた直後に見たオモチャを親だと思い込む「刷り込み」という現象と同じく、記者というのも「初めて明かされた事実」に引きずられる。
「都政の闇」に勇ましく切り込んだ改革派知事が「空間」と断言すれば、それはもう「空間」なのだ。都職員がいくら「いや、あれは地下ピットなんですけど」と訴えても、マスコミの耳には「詭弁」にしか聞こえない。マスコミが、触れ書きや、プレスリリースの「地下ピット」という言葉ををことごとく黙殺したのが、その証である。
 そう聞くと、この筆者は小池知事が「空間」という言葉を用いたことで、この問題をミスリードさせてしまったと批判をしているのではないかと思うかもしれないが、まったく逆で、むしろこれまでの都知事がなし得なかったことが、この人ならばできるかもしれない、と非常に大きな期待を寄せている。
■「ボヤを大火事のように騒いだ」
小池知事は無知なのか?
 たしかに、橋下徹・前大阪市長がTwitterで《安全性に問題がなく、建設工事に不正がなければ、ここまで豊洲の風評被害を拡大した小池さんの責任問題ひいては進退問題に発展するだろう》と指摘しているように、小池知事にやり過ぎな側面があるのは事実だ。

 実は、マスコミが騒ぐ「盛り土をしてないのが不安だ」というのは、まったく逆だ。汚染土壌の上に土を敷き詰めて、杭やらを打ち込めば建物にダイレクトに汚染物質が上がってくる。不測の事態に備えて、「地下ピット」という「空間」があった方が、実際には遥かに安全なのだ。今、共産党のみなさんがやっている水質云々と「地下ピット」は、まったく別の問題なのである。
 この「盛り土」問題の本質は、「地下ピット」という新市場に不可欠な設備を、しっかりと議会や都庁内に周知徹底させ、都民に正しく情報公開できなかったという都庁職員の姿勢にある。そのような意味では、「空間」などという物議を醸し出す表現で、「ボヤをあたかも大火事のように大騒ぎした」という知事への批判は正しい。
 が、もしもこれが「わざと」だったとしたら――。
 批判をする方たちのなかには、小池知事が建造物への知識不足から「地下ピット」というものを理解できず、「空間」だと大騒ぎをした、という見立てをする人も多い。もちろん、そういうこともないとは言い切れないのだが、筆者はまったく別の可能性を考えている。
 なにしろ知事就任後、初めて開催をする「緊急記者会見」だ。役人から徹底的に情報を吸い上げたはずだ。当然、小池知事の「この空間はなに?」という問いに対して、「地下ピットです」と答えた者もいたはずだ。官僚のレクの場面などを見た人はわかると思うが、彼らは常に分厚いファイルを持ち歩き、あらゆる質問に回答できるようにしている。他部署の人間は知らなくとも、担当部署ならばあれが「地下ピット」だというのは脊髄反射的に回答できたはずだ。
 しかし、小池知事の緊急記者会見では、「地下ピット」という言葉はまったく出ない。説明は受けたはずなのに、会見では発しなかった。つまり、意図的に「地下ピット」というカードを伏せたのである。
■豊洲問題を巨大化させることで
小池知事にどんなメリットがあるのか?
 想像してほしい。もし10日の緊急記者会見で、小池知事がマスコミの前でこのような説明をしたらどういう報道になっただろうか。
「通常、建物の下には地下ピットという配管のメンテナンスを行うスペースがあります。当然、青果棟、水産棟などにもございまして、周囲の4.5メートルの盛り土の分、地下ピットとなっていたことが明らかになりました」
 当然、「おいおい、汚染物質は大丈夫なのか」という不安はよぎるが、この前提なら、マスコミは「地下ピット」とは何かという説明から、その役割、そして多くの「地下ピット」では雨水や結露で水たまりができやすいという論調へと流れていく。少なくとも、今のような「謎の地下空洞、その目的や如何に!」みたいな、川口浩探検隊シリーズみたいなノリになっていないことだけは間違いない。
 つまり、小池知事はリスクマネジメント的には「定石」ともいうべき対応をあえてせず、マスコミがどよめき立ち、連日のように追いかけるような「ネタ」を提供したのだ。
 いや、待て待て。知事が意図的に事態をややこしくするようなことを言うわけがないだろ。東京都の失態は、トップの責任だ。不祥事をでかくしたら、自分の首を絞めるだけではないか。
 そんな反論が聞こえてきそうだが、実はこの不祥事を大きくすることで、小池知事には何者にも代えがたいメリットを得ることができる。それは、「なんだかよくわからないが、豊洲新市場にはとんでもないことが起きている」という世論の形成だ。
 小池知事が「築地移転延期」の方針を固めた時、多くの人は「悪手」だと批判した。維持費は1日700万。業者のみなさんも11月の引っ越しに向けて、着々と準備をしている。「改革」にしては都民の流す血が多すぎる。事実、橋下前大阪市長のような自治体運営の達人みたいな人ですら、「こりゃ、まずいな。改革知事をアピールするためだろうが、政治戦略・戦術としては失敗するだろう」(8月30日)という感想をもらした。
 この劣勢をガラッとひっくり返したのが、あの「緊急記者会見」だ。
 小池知事は、「地下ピット」をあえて「空間」という不可解な表現を用いて説明することで、マスコミに対して、「豊洲新市場で我々の想像を超えた異変が起きている」という印象を与えようとしたのではないか。
 そんな馬鹿なと思うかもしれないが、前述したように小池知事の発言に反応したマスコミ報道によって、「不正を徹底追及せよ」という世論ができあがっているのは、紛れもない事実だ。
■自民党の広報部長も歴任!
メディア操縦はお手の物
 たまたまだよ、と言われる方もおられるだろうが、これは我々のような報道対策を仕事とする者の間では「印象操作」と呼ばれる、わりとベーシックな手法なのだ。
 会見やインタビューで、読者や視聴者にわかりづらい専門的な言葉を、あえて受け手の想像力をかきたてるようなシンプルな表現にすり替えることで、メディアを自分たちが望むような論調へ「向ける」話法だ。わかりやすいところで言えば、「戦争法案」なんてのも、これにあたる。
 ご存じのように、小池知事は元テレビキャスターだ。12年ほどテレビで視聴者に語りかけてきた後に政界に入ったので当然、「メディア戦略」はお手の物だ。新進党時代は小沢一郎党首(当時)の広報戦略も担当。自民党でも広報本部長と歴任した。
 これまで8戦全勝と選挙の強さは、演説という「語り」の巧みさもあるが、「百合子グリーン」のように、メディアが飛びつくネタの放り込みに長けていることもある。
 小池知事が、手練のテクニックを用いてまで、「豊洲新市場」を主戦場にしたのは、ここを探っていくと、歴代の知事たちが見て見ぬふりすることしかできなかった、「官・民・政」の結びつきを切り崩すことができるからだ。

『「豊洲」という地名も、工事を担当した東京市港湾局が賞金百円で職員から募集して選んだといわれる』(朝日新聞1999年9月13日)という戦前からの因縁や、東京都のごみ処分埋め立てが、清掃局ではなく港湾局が主体として仕切っていることからもわかるように、このあたりの事業は長く「港湾局のシマ」だった。
 今回の騒動の「そもそも」を言い出すと、東京ガスの跡地に市場を建てるというところからきた。これは石原前都知事の片腕である、浜渦武生氏が交渉にあたり、2001年2月に東京ガスと話をまとめたというのは有名だが、その交渉の前に、臨海副都心開発の旗振り役をしていた今沢時雄港湾局長が、2000年から東京ガスに顧問として天下りし、その後、取締役の席に座っていることは、あまり知られていない。
 こういう構造を長らく放置してきたのは、「ドン」をはじめとする自民党都議である。
 築地移転は来年5月まで延期する見込みらしい。6月には都議選がある。この問題がこじれればこじれるほど、都民の血税は失われる。しかし、その一方で、「ドン」たちを追い詰める「ネガキャン」としては、これ以上のものはない。
 東京湾まわりの「腐臭」が「話し合い」でどうにかなるものではない、というのは、小池知事ならばよくわかっているはずだ。かつて、「防衛庁の天皇」と呼ばれた守屋武昌前事務次官と刺し違えた時の戦いぶりを見ても、小池知事が本気で「ドン」の首をとりにきているのは間違いない。
 巧みな情報操作術で、世論を味方につけたところまでは小池知事の圧勝だ。しかし、橋下元市長が指摘するように、「不正」をつかまなければ、「血税を使った権力闘争」という批判も受けなくてはいけない。
「女ケンカ師」小池知事の次の一手に注目したい。

夜間飛行の灯り点滅

2016年09月28日 13時26分42秒 | 創作欄
夜間飛行の灯り点滅
見上げる空に流れ星
いいことがきっとあるよと
病が癒えぬ人に言う
明日の命を星に聞く

夜間飛行の灯り点滅
利根川の土手腰下ろす
旅立ちの灯り目で追う
着陸の灯り近くなる
翼ほしいと願う人

夜間飛行の灯り点滅
岸部に立てば月映る
星座の名前忘れて
つけてみた鳥星座
覚えていてね頼む人

恋の出逢いは

2016年09月28日 11時49分37秒 | 創作欄
恋の出逢いは会話から
口下手の男が一人店に来た
黙るばかりで酒を飲む
言葉探して微笑んで
心開けばさりげなく優しくなれる

恋の出遭いは勇気から
横顔が寂しげな人店に来た
有線流れ酔いしれる
踊りを誘い手を肩に
心開けばさりげなく優しくなれる

恋の出遭いは心から
故郷のなまりを話す人が来た
生まれはどこと聞いてみた
共にマイクで恋の歌
心開けばさりげなく優しくなれる

「人間の内なる変革」を促す仏法哲学

2016年09月28日 11時22分22秒 | 社会・文化・政治・経済
知識や物質の量は、心の満足とも必ずしも比例しない。
その中で、「人間の内なる変革」を促す仏法哲学。
内発的な力の開花が期待される。
どんなに知識があっても。それだけでは幸福は築けない。
賢明に生きるためには智慧が必要だ。
知識は智慧の水を出すポンプであり、智慧こそが幸福への近道なのである。
人は何のために生きるのか―。
人生の意義や真の価値は決して物質的な充足だけで得られるものではない。
そこに、法華経の真価が問われている。
「世界はますます深く強く仏法を求めている」
人間をいかに蘇生させることができかだ。