利根輪太郎の競輪人間学 別ラインの1番に番手を奪われる

2023年07月31日 20時38分37秒 | 未来予測研究会の掲示板

FⅠ 小田原競輪 JC×HPCJC報知新聞社杯

初日(7月31日)

10レース

並び予想 7-3-5 1-4 6-2 

レース評

点数上位の高橋が全開の自力戦。中田が番手で福島ワンツーを推したが、青柳の自力戦はパワフル。その番手の大坪もシャープ

 

1番人気7-3(2・2倍) 2番人気3-7(4・8倍)

7-3ー1 7-3-4 7-4-3 7-4-1の3連単で勝負する。

我孫子の勝負師は1-4と4-1の3連単で勝負していた。

7-3-5の並び予想が展開のアヤで7-1-4になるとは、競輪の落とし穴であったのだ。

3番の中田 雄喜選手の油断である。つまり、番手選手死守の役割を果たしていなかったのだ。

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 青柳 靖起   9.8   番手追上鋭
× 2 4 大坪 功一 1車身1/2 9.8   外踏み勝ち
3 7 高橋 晋也 1車身 10.2   B 先行後ろ敵
4 3 中田 雄喜 3/4車輪 10.0     油断遅れて
5 5 佐々木 省司 3/4車輪 9.9   S 前が外して
  6 6 早坂 秀悟 3/4車輪 9.9     B捲り不発
7 2 小林 潤二 3/4車身 9.8     早坂捲れず
 
2

未発売
2

1=4
770円(3)
3

1=4=7
720円(4)


1=4
300円(4)
1=7
300円(3)
4=7
190円(2)
未発売
1-4
1,850円(6)
1-4-7
4,650円(14)

ジャニー喜多川氏が70年前に性加害 服部良一次男の俳優が証言

2023年07月31日 18時56分56秒 | 事件・事故

2023/7/15 17:52

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(令和元年に87歳で死去)による性加害問題で、俳優の服部吉次さん(78)と友人の男性(79)が15日、東京都内で一部メディアの取材に応じ、小学生だった約70年前、服部家と親交があった喜多川氏から2人が性加害を繰り返し受けたと証言した。

吉次さんは「東京ブギウギ」や「青い山脈」など数々の名曲で知られ、戦後歌謡界を代表する作曲家、服部良一の次男。

吉次さんは小学2年ころ、自宅に宿泊した喜多川氏から被害を受け、その後約2年半の間、数十回続いたと証言した。姉に一度話した以外、家族へは明かせなかったという。男性も7、8歳ごろから1年半ほど、車中などで性被害が続いたと明かし「非常にショックで、恐怖しかなかった」と振り返った。公表のきっかけについて吉次さんは「(カウアン・オカモトさんら)元ジャニーズJr.の話が報じられ、不安もあったが思い切った」と語った。

 

感激こそが、前進の活力となる

2023年07月31日 12時32分29秒 | その気になる言葉

▼健常者と障害者の関係は「支え合う関係」ではく、「影響し合う関係」である。

▼誰もが自分にしか果たせない使命がある。

その使命を果たそうと努力する人からは、多くの学びを得ることができるだろう。

▼わが人生にいかに価値を創造できるかである。

▼「感激」は、人と人との触れ合いのなかにある。

勇んで行動するなかに生まれる。

感激こそが、前進の活力となる

 


生き方 

2023年07月31日 12時16分05秒 | 社会・文化・政治・経済

生活法:この世に処していく方法

生き方 by [稲盛 和夫]
 
稲盛 和夫 (著)  
 
刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラー!
二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊。
夢をどう描き、どう実現していくか? 
人間としてもっとも大切なこととは何か?
――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏など
トップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、「究極の人生論」。
 

著者について

稲盛和夫(いなもり・かずお)
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。
59年、京都セラミツク株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。
また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。
84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。
他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注ぐ。
主な著書に『稲盛和夫の哲学』『心を高める、経営を伸ばす』『成功への情熱』『敬天愛人』(いずれもPHP研究所)、『ガキの自叙伝』『稲盛和夫の実学』(ともに日本経済新聞社)、『君の思いは必ず実現する』(財界研究所)など。 
 
 
 
子供の頃から言われている当たり前のことを続けることの難しさ。
だからこそ継続した先の素晴らしい世界の在り方をみせて頂いた気がします。
綺麗事でも続ける事、他人ではなく自戒こと成長となることを胸に明日を迎えたいと思います。
 
 
 
50歳を過ぎる今の自分にとても響くものがありました。略20年前に執筆された本なのに、内容が全くそれを感じさせない事に驚きました。筋の通った考え方は色褪せることは無いのだと思うと共に、自分もこの様に生きるべしと感銘を覚えました。
 
 
とても良い本であったと思います。
自分も利他の心を持ち、これからの人生を生きていきたいと思います。
 
 
 
大変に素晴らしい御本でした。
心を清め魂を磨くために明日からもさらに仕事に励み家族を大切にし世のため人のために生きようと心に誓います。
同郷出身であることを心から誇りに思います。
ありがとうございます。
 
 
自分の考え方とはまた違う一つ上の考え方。
二次元で考えているものを三次元を加えることでまた変わった世界が見ることができる。
生き方、成長の仕方を考えたらまずみる一冊。
読み直すことでさらに磨きのかかる一冊。
 
 
全てを納得して理解するのは難しい。
抽象的で解釈の余地があるからだ。
ただ、感覚として人として正しい道徳を再確認できる本であった。
人生観というか著者本人の人生を通じた哲学。
人として幼い、無学だったころには響かないが、人生の折り返し地点になってくると少しずつだが腑に落ちてくるところもあった。
一応読んでおこうかな、と軽い気持ちで読みました。
そしたら、わたしにはたくさんの小さな衝撃がありました。
宇宙、創造主という、とても抽象度が高い視線から私たちの存在を定義付けていただき、わかりやすく、明日から魂の成長を少しでもしていきたいと楽しい気分になりました。
名作です。
何度でも読み返して心地良いやる気を出し、これからの時間を自分の成長に費やしていきます。
 
とても読みやすく、勉強になります。
今まで霧がかかっていたものがパッと晴れた感じ。もっと前にこの本に出会いたかった。
 
 
 

 

 
 
 
 

 

 
 
 

 

 


「行き詰まり問題」への視点

2023年07月31日 12時04分18秒 | 社会・文化・政治・経済

日本学術会議

21 世紀初頭の人類史的課題は、根本的には地球の物質的有限性(以下 地球の有限性)と人間活動の拡大とによって生じた「行き詰まり問題」としてとらえることができる。

これを乗り越えて、人類社会の持続可能な開発(Sustainable Development)を実現しなけ
ればならない。

先進工業国では生産・消費活動に伴う物質・エネルギーの消費量も格段に増え、物質的に豊かな国における生活は、地球上の多くの人々が渇望する 1 つの理想像となったのである。

こうした中、特に 1970 年代以降、地球の有限性は空間的制約としてよりも、地球という惑星の資源と環境の制約として強く認識されるようになってきた。

現在の状態は、地球上に稠密に存在する人類が、より「豊かな」生活を求め、生活基盤を拡大し、多数の地球上の生物を絶滅に追いやり、発展や成長の名の下に大量の資源を消尽するに至っているものと認識されている。

地球温暖化や森林の減少、酸性雨などの問題もこうした状況の一端にほかならない。

人間活動の飽くなき拡大は、20 世紀を世界戦争の世紀としたが、21 世紀を紛争と環境破壊の世紀にする可能性が極め
て高いと言わざるを得ない。

「行き詰まり問題」への視点
「行き詰まり問題」を解決する方法には、「問題を取り巻く環境を変革する」タイプと「問題に直面している主体の意識や価値観を変革する」タイプの 2 つがある。持続可能な開発を可能とするためには、とくに後者のタイプの解決方法を備えた個人や集団の意思決定システムの進化が必要である。


現代日本の新聞と政治: 地方紙・全国紙と有権者・政治家

2023年07月31日 11時27分27秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 金子 智樹 (著)
 
新聞は政治にいかなる影響を与えるのか。都道府県の多くで普及率1位を占める地方紙にとくに光を当て、政治報道や論説の送り手としての新聞と、受け手としての有権者、政治家との関係を多面的に分析し、現代日本政治における新聞の役割を包括的に解き明かす。

【主要目次】
序章
1.なぜいま「新聞と政治」なのか
2.現代日本のメディアシステム
3.本書の目的・射程・方法
4.本書の構成

第1章 現代日本のメディアシステムの形成
第1節 戦前の地方紙の党派的傾向と普及率
第2節 「一県一紙」への統合と地方紙の伸長
第3節 戦後のメディアシステムの形成
第4節 政治家と地方紙の距離感
第5節 都道府県のメディアシステムの現在
まとめ

第2章 有権者から見た新聞と政治
第1節 既存の有権者調査とその限界
第2節 中部地方5県の有権者調査
第3節 有権者の新聞認識
第4節 各新聞購読者の政治意識
まとめ

第3章 社説の独自性と論調:50年間の縦断的な分析
第1節 先行研究の検討と分析の方針
第2節 憲法記念日社説データ
第3節 地方紙社説の独自性の歴史的検証
第4節 左右イデオロギー的論調の推移
まとめ

第4章 社説の独自性と論調:トピック横断的な分析
第1節 本章の分析方針
第2節 近年の社説テキストの収集
第3節 新聞社説のトピックの析出
第4節 地方紙社説の独自性の現況の解明
第5節 機械学習による2次元の論調の推定
まとめ

第5章 全国の新聞読者の投票先選択
第1節 先行研究の検討とリサーチデザイン
第2節 新聞普及率と衆院選得票率左右のデータセット
第3節 有権者の新聞購読と投票先選択の時系列的分析
第4節 50年間の論調とマージした分析
第5節 トピック横断的な2次元の論調とマージした分析
まとめ

第6章 新聞の国会議員報道と有権者への影響
第1節 国会議員のメディア認識
第2節 新聞の政治家報道の重要性
第3節 地元議員報道の多様性と規定要因
第4節 議員報道の効果:コンジョイント実験による検証
まとめ

第7章 新聞購読と有権者の投票参加
第1節 新聞部数の急速な減少
第2節 メディアと政治参加に関する先行研究
第3節 有権者調査データ分析の限界
第4節 自然実験的事例への注目:第二県紙の廃刊
まとめ

終章
1.日本のメディアシステムと政治過程
2.残された課題
3.変容する日本のメディアシステムと新聞
 
 

ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

2023年07月31日 10時57分22秒 | 社会・文化・政治・経済
ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み (講談社学術文庫) by [ヨハン・ホイジンガ, 里見元一郎]
 
 
「人間の文化は遊びにおいて、遊びとして、成立し、発展した」。
歴史学、民族学、そして言語学を綜合した独自の研究は、人間活動の本質が遊びであり、文化の根源には遊びがあることを看破、さらに功利的行為が遊戯的行為を圧する近代社会の危うさに警鐘を鳴らす。
「遊びの相の下に」人類の歴史の再構築を試みた不朽の古典をオランダ語版全集から完訳。
 
ヨハン・ホイジンガ
1872~1945。歴史家、文明批評家。フローニンゲン大学卒業。フローニンゲン大学、ライデン大学で教授職を務める。ライデン大学学長。著書に『中世の秋』『ホモ・ルーデンス』『エラスムス』『わが歴史への道』などがある。

里見 元一郎
1928年、静岡市生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。清泉女子大学名誉教授。専攻は中世史。著書に『ヨハン・ホイジンガ』『西欧中世の宮廷文明』、翻訳に『中世の秋』(共訳)などがある。 
 
 
 
"遊びが他の文化現象に比べてどのような地位を占めるかということを私は問題にしたのではなかった。
むしろ、私は文化そのものがどれほど遊びの性格をもつか、を問題としたのだ。
"1938年発刊の本書は、理性に並ぶ【人間文化に不可欠の要素としての遊び】について。大胆な提案をしてくれています。

個人的にはAIやロボットが単純労働から人を解放する事で【むしろ遊びが復権してくる】そんな働き方論者の中で必ず本書(と『遊びと人間』ロジェ・カイヨウ)が言及されるにも関わらず、未読であった事から本書を手にとったのですが。

【遊びが文化より古く、遊びの中に文化が存在する】
ゆえに人とは【ホモ・ ルーデンス=遊ぶ人】である。と、インターネットもない時代に、また65才の高齢にして、著者が専門の歴史学はもとより、民俗学や言語学などを統合して、遊びとしての儀式や裁判、詩に哲学、戦争、芸術についてなどを圧倒的な情報量で幅広く、そして鮮やかに考察している博識さに驚きと尊敬の念を抱きました。(日本の言語や侍、俳句にも言及してくれているのも嬉しい)

また、人前で歴史を話す上では常識的な前提と捉えていた【『宗教が支配した』暗黒の中世から人間理性、発展の近代へ】といった考えに対して、むしろ"社会が自己利益と追及を意識し過ぎる様になった"せいで遊びの余地が少なくなり、結果【豊かな中世から『真面目が支配する』平均化、硬直化した近代へ】と行く末に警鐘を鳴らし、言わば、コペルニクス的転回する視点を提供してくれている事には、大きな戸惑いと共に、こちらも深く私の知的好奇心を刺激してくれました。流石は歴史的名著。

遊びと文化について深く考えたい誰かに、また歴史好きな誰かにもオススメ。あと、けものフレンズ2考察好きな方にも?
 
 
 
 
「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)とは「ホモ・サピエンス」(賢い人)に対する言葉であり、著者が「遊び」を人間と文化の本源的な要素と考えていることを示している。
そのために著者は古今東西の歴史と文化、各民族の言語を鳥瞰して文化と遊びの深い関わりを縦横無尽に論じており、その博覧強記には驚かされる。
日本語や日本の歴史に触れた箇所も多く、戦争の遊び的要素の例として上杉謙信が武田信玄に塩を送った話まで登場する。
ただ、注意すべきは著者の「遊び」の定義である。
著者は「遊びのおもしろさとは何か」、「どうして人は遊びに熱狂するのか」と問いかけ、遊びは自由な行為、仮想・虚構の世界、時間的場所的限定、厳格な規則、秘儀的要素等の形式を持ち、闘技や演技として行われるという。
こうした定義の下で、裁判、戦争、哲学、詩、芸術などの文化と歴史の様々な相がとらえられていく。
通説的で教科書的な歴史観や文明観にはない斬新な視点で、示唆に富む論考である。
政治や経済の観点から歴史・文化をとらえると、支配、権力、利害得失、生産力といった観点が前面に出てくるが、遊びの相の下では、おもしろさやユーモア、あるいはルールとフェアプレーといったものが文化の不可欠な要素として見えてくる。
他方、19世紀以降の近現代の大衆文化については著者は厳しく、遊びの要素が衰退したと嘆く。
遊びの典型に見えるスポーツや芸術の発展も、利益追求のプロと化したために遊びの要素が消えたという(ただ、この点については、一流のアスリートや芸術家は利益追求の次元より高みにいる存在であるがゆえに拍手喝采を浴びるのだと私は思う)。
その意味で著者の「遊び」は貴族趣味的な傾向が否定できないが、これはこの著書が書かれた1933年がナチズムやボルシェビズムが大衆を席巻した時代であるという背景と切り離せない。
この点は最終章で「ピュエリリズム(文化的小児病)」が「偽物の遊び」として論じられるところで明らかとなる。著者はその特徴として、「ユーモアに対する感情の欠如、言葉に激しやすいこと、グループ以外の人に対する極端な嫌疑と不寛容、賞賛につけ非難につけ見境なく誇張すること、自己愛や使命感におもねる幻想に憑かれやすいこと」を指摘しているが、これらがナチズムやファシズムを熱狂的に信奉する若者らの運動を指すことは明らかである。
後の時代で言えば文化大革命の「紅衛兵」やカルト集団にも当てはまる。
結論として著者は、「真の文化はある程度、遊びの内容を持たなくては成り立ちえない」と主張するが、これは文化が自己抑制と克己を前提とし、フェアプレーとユーモア、さらには道徳的良心を不可欠とするという重い含蓄のある言葉である。
 
 
古い文章だからなのか?訳者の力量不足なのか?
それともホイジンガはもともと伝える能力が低いのか?
何が原因なのか分からないが、とにかく読みにくいので、普段よりかなり読書スピードが落ちる。
表現も古いので辞書を沢山ひかねばならない。
ページ数も多いので読見終えるまで結構時間がかかる。
内容については、ただのこじつけだと思われるところがいくつもあるし、主張の通りだとしても「だから何?そんなのなんとでも言える」的なも。
著者に都合の良い引用ばかりなので磨きが足りないし、磨くとメッキが剥がれそうではある。
良い所としては、当時としては視点が新しく、「遊び」について新しい視点をもたらした功績は偉大。

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18世紀のシラーは 文化や美が 遊び(遊戯衝動) であるとした。
140年後のホイジンガは 文化より根源的な、動物の時代からある劇的な秩序づけが 美的因子や遊び であるとした。

遊びは、文化・文明よりも古く、動物の時代から行われ、想像力で現実を形象化する
ことにより、一時的に非日常的で美的な意味合いを生活に添える行為。
その事実を 古今東西の文化を紐解くことで実証した名著。

特にスポイルスポート(遊び破り)やピュエリリズム(文化的小児病)といった概念を用い、遊びの中にあることを忘れ、堕落した現代諸文化の道徳的退廃に警鐘を鳴らす、衝撃的な啓蒙書になっている。

20年後、本書を批判的に継承したロジェ・カイヨワは、遊びは特定の性質ではなく、4つの全く違った別の性質を、名目上だけ1つの名前「遊び」と呼んでいるだけだとし、4類型 「競争」「運」「模擬」「目眩」を提示した(1958年『遊びと人間』)。

カイヨワの理論が正しいとすれば、文化創造機能を持たぬ単なる気晴らしや思いつきや暇つぶしまでもが遊びに含まれてしまうし、反対に、のっぴきならぬ真面目な行為も「これは遊びだ」と強弁することができる。

心乱れる「目眩」など、遊戯というより、本当にタダの気晴らしなのではないか? ブランコに乗るという行為に精神性は無い。
それゆえ文化に発展しない(空中ブランコは遊び破り。芸人は昔は「河原乞食」と呼ばれて軽蔑される存在だったが、今では庶民より偉い存在になってしまっている)。

ホイジンガの「美的な非日常化」と カイヨワの「イレアリゼ(非現実化)」 には違いがある。
 本書 :シラーの美や遊戯を、文化より上位に昇格させた理想的な遊び。
カイヨワ:文化より下位の、さらに言えば現実より下位でもいいから、すべての非現実化を遊びの範疇に含めた、彼の用語で言う「遊びの拡大理論」。

本書の方が正しいとすると、遊びという一つの性質がある事になる。4つに区分できる多様な気晴らし方法の総称ではなく、文化へと至る一本の道。文明を生む根源的衝動。140年前の先駆者シラーはそれを「遊戯衝動」と説いた(1795年『人間の美的教育について』。形象化という意味ではホイジンガと同様の遊び論)。

しかし現実的には、野蛮な遊び破りや、遊びを僭称する真面目を批判するのは難しい。遊びか否かを判断する道徳心には、正義と寛容という二面性があるので、結局、遊びか真面目かの判断を下せないという 悩ましい問題を提起し、本書は終わっている。

「それゆえに、チートや遊び破りは文明そのものを破壊してしまう」ヨハン・ホイジンガ

政治と違い、文化は退廃しても人が死ぬようなことはないので、「寛容に」許されることがほとんど。それが次第に政治や経済や共同体の在り方等に悪い影響を与えていっても、人々は気づきにくい。

「模擬と目眩が人間にとっての永遠の誘惑であるなら、これらを集団生活から排除し、子供の楽しみや異状の振る舞いとしてだけ許しておくということは、容易にできることではあるまい」ロジェ・カイヨワ

カイヨワはホイジンガを批判しながらも、モラルの大切さは力説する。しかし、現実との妥協を一切図らず モラルの再興を主張した『ホモ・ルーデンス』の方が、長い目で見れば、文化・文明へ、我らホモ・サピエンス(理性の人)の存続・進化へ、果たす役割は大きいだろう。
ホモ・デウス(神性の人)はフェアプレイしかしないはず。

最後に言っておきたいのは、貴族的とも言える崇高なホイジンガの遊び論を説明すると、インテリ勢は必ず「それはナチスを批判する目的で書いたに違いない!」と必死で反論し、本書(ナチスへの言及は一切無し)の本筋とは離れた事で肝心の「遊び=イメージ化」という核の部分に焦点が当たらないようにし、あまつさえ本書は文化相対主義だとウソのレビューまで書く始末。

本書について「それはナチスがぁ~」と必死で言ってくる人がいたら、その人は間違いなく本書やホイジンガの学説をスポイルしようとしているスポイル・スポート(遊び破り)のインテリ(左翼)です。

ホイジンガの過激な批判が、「真面目」にではなく、ナチスやヒトラーに向けられたものだとゴマかすなら、
次の批判も彼らに向けられたものなのでしょうか?

「物を創る仕事、勤勉な手仕事、職業といった性格が、造形芸術に対して遊びの因子が働くのを阻止している」
「物を製作する人間の課題は真面目なもの、責任重大なものである。すなわち、
遊びめいたものは、一切それとは無縁なのである」
「手仕事に属するものと見なされる造型芸術には、ミューズの女神は割り当てられないのだ」
「このように、造形芸術の創作の経路は、まったく遊びの領域の外をたどっている」

文化史家ホイジンガが本当に伝えたかった事を、
リベラルや解放主義者の都合で歪曲しないでほしい。

 

 
 
 
 

エッセンシャル思考を超やさしく読み解く 意識低い系が人生を変える本 超やさしくシリーズ

2023年07月31日 10時48分55秒 | 社会・文化・政治・経済
エッセンシャル思考を超やさしく読み解く 意識低い系が人生を変える本 超やさしくシリーズ (マサクト書房) by [平野たけし]
 
■更新情報 2023/1/25
ご指摘をいただき、原稿のリライトを実施。さらに読みやすく仕上げました!
発達障害気質のぼくは、皆様のレビューが創作活動の後押しになります。心から感謝します!
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【超やさしくシリーズ第2巻!】

いざ『エッセンシャル思考』を「読んでみよう!」と意気込んでも、相手は約300ページ。読み終えるのに5~6時間かかります。

読書慣れしていないと「うっ……」っと手ごわく感じるのは、誰もが同じです。

実際にこんな悩みもあるでしょう。

『エッセンシャル思考』を先輩や仲間に勧められたけど、ブ厚いページで読む気にならない
『エッセンシャル思考』はいい本って聞いているけど読むのがめんどう
自己啓発書をゆっくり読む時間がない


しかし、意識が低い人はそもそも読書をしませんよね。

なんとか読み切っても「読んで満足! 俺すげぇ!」なんて自己満足で終わる姿、想像できませんか? むしろ読み疲れて途中からパラ読み……なんてことも。

安心してください。ぼくもまったく同じ気持ちでした。意識高い系の自己啓発書より「マンガ」とか「なろう系の小説」のほうがいいですよね。

本書はぼくのように【人間関係に悩む】【自己肯定感が低い人】【意識低い系の自覚】がある人に向けて、名著『エッセンシャル思考』を読み解いた結果「提案できるアイディア」をまとめた本です。

ですので読書家は本書を読む必要はありません。視座が高く読解力がある人は、原作の『嫌われる勇気』を読むほうが、よりよい読書体験ができます。

そのかわり、下記に当てはまる人【専用】に執筆しました。

読書が苦手
自己啓発本なんか読まない
メンタルを上げる方法を知りたい
人生の目標なんて考えたことがない
ネガティブな自分をちょっと変えたい
イヤなことだらけだけど、前向きになりたい
仕事の忙しさで見失った自分を取り戻したい


本書を読み終えれば新しい考えかたが身につきます。

安心してください。具体例多めで分かりやすくしていますよ。

☆---------------------------------------
意識低い系が人生を変える本 「エッセンシャル思考」を超やさしく読み解く

まえがき

限定特典のお知らせ

第1章 大切な少数に集中する

① 具体的な絞り込みの方法
② 自分の優先順位はなにか
③ 何かを選ぶことは、何かをあきらめること
1章まとめ

第2章 本当に大切なものを見極める方法

① 正しいことを、正しいときに、正しい方法でやる
② 必要と言い切れなければいらない
③ 正しい判断は睡眠から作られる
第2章まとめ

第3章 自分の時間を作る依頼のことわりかた5選

① 沈黙の気まずさを利用する
② 代替案を相手に伝えると納得されやすい
③ 即答せず、予定を確認して折り返す
④ なにを後回しにするか聞く
⑤ ことわられそうな雰囲気を作る
第3章まとめ

4章 自動的に行動できる仕組み化のヒント

① 余裕を作れば予定外・予想外に対処できる
② 小さな目標からはじめる
③ 「いま」に集中して、過去と未来にとらわれない
ステップ1 いま、なにが重要か
ステップ2 予定を頭の中で抱えない
ステップ3 優先順位をつける
④ 悪いクセを正しい習慣に変える方法

あとがき

限定特典① 意識低い系が人生を変える本「7つの習慣」を超やさしく読み解く

第1章 自分で選ぶ大切さ

==========
本書はグレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』を読み取った感想をから「ぼくが提案できるアイディア」をまとめた本です。
原作を著者がアイディアレベルでかみ砕いた感想をまとめていますが、意図せず間違っている場合があります。
著作権者の方に何か不都合なことがございましたら、お手数をおかけしますがご連絡くださると幸いです。
 
 
 平野たけし

1985年生まれ。kindle編集者・Webライター。

老人保健施設の介護職員として14年間勤める中でメンタルダウンし、”うつ”を経験。

逆境をバネに介護福祉士・介護支援専門員・社会福祉主事など、他17の資格を習得する。

しかし慢性的な腰痛が悪化。日常生活にも影響が及び身体介護の介護職として限界を感じ、別業界へ転職する。

ケガを通じて社会人としての在り方を学ぶ。

ビジネス書を仕事に落としこみ、転職6か月目でお客様へのサービスで社内で表彰。1年目で異例の昇進を果たす。

2021年5月に出版した『意識低い系が人生を変える本「7つの習慣」を超やさしく読み解く』がAmazon売れ筋ランキング(ビジネス・経済・オペレーションズ部門)1位を獲得。ベストセラー作家となる。

男性としては珍しく長男・次男で2回、長期の育児休暇を取得。2022年7月まで約2年間の育休中。

2021年8月よりkindle編集者・Webライターとして活動を始める。

ミュージカル俳優・酒井良太著『ミュージカル俳優になるためのロードマップ』の編集に携わる。

ツイッターはこちら(毎日発信)

 

 わかりやすい本で素敵

自己啓発として色々読み漁ってますが、なかなか良い本に出会えず、悩んでいた所にこの本に出会う。
わかり易い表現と読んでいて、自分にも当てはまる失敗談が所々にあり、納得しながら読み進める事ができ
 

 

 

 
 
 
 

 

 

エッセンシャル思考

2023年07月31日 10時41分06秒 | 社会・文化・政治・経済
マンガでよくわかる エッセンシャル思考 【無料試し読み版】 by [グレッグ・マキューン, 星井博文, サノマリナ, 高橋璃子]
 
 
シリーズ20万部を突破した『エッセンシャル思考』待望のマンガ版が発売!
主人公の職業は、“ブラック企業”の代表ともいわれる学校教師。
果たして99%の無駄を捨てて、1%に集中できるのか!?
本書は『マンガでよくわかる エッセンシャル思考』の試し読み版です。
 
最少の時間で成果を最大にする方法が
マンガでわかる!

シリーズ累計20万部!
日米ベストセラーの
『エッセンシャル思考』が、
ついにマンガ化。

Apple、Google、Facebook、Twitterの
アドバイザーを務める著者の
99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?

小学校の教師になった主人公・貴代は、
頼まれた仕事をすぐに引き受けるまじめながんばり屋。
周囲の期待に応えて4年目にして学年主任に抜擢されるも、
優秀な人ほど陥りがちな「成功のパラドックス」にはまる。
そんなときに、幼なじみの前沢 塁に再会し、
「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」について聞かされる。
そして貴代は、エッセンシャル思考を自分のものにしながら、
最少の時間で成果を最大化できるように。

エッセンシャル思考が目指す生き方は、
「より少なく、しかしより良く」。

すでに『エッセンシャル思考』を読んでいる人も、
はじめて『エッセンシャル思考』を読む人も
人生を自分の手に取り戻せる1冊です。

 

 
 
 
 

映画 ザ・キーブ

2023年07月31日 10時18分40秒 | その気になる言葉

ザ・キープ

7月31日午前2時のレッド・スネークについで、午前4時15分から観たが、意外な展開で現実離れをしている筋書きである。

舞台は第2次世界大戦下の1941年、ルーマニアトランシルヴァニア

中世に築かれた城塞を占領したドイツ軍の兵士が次々と惨殺された。

ユダヤ人歴史学者のクザ教授と娘のエヴァは、SSのカンプファー隊長から命じられ調査を開始する。

一方、惨殺開始とともに目覚めた謎の人物グレッケンもまた、城塞を目指していた。

オカルト・ホラーにホロコーストをプラスしたといった雰囲気の、マイケル・マン監督初期作品。
切り口は面白いけど。

悪魔(?)が最近のヒーロー・キャラのような造形のせいか、全然怖くない。やたらドライ・アイスのスモークを使うので見ていて眠くなる。

そして終盤のクライマックスのテンポが悪いので盛り上がらない。
これに懲りたのか、マン監督は以後この手の作品は作っていない。
違う人が監督をやったら、そこそこ面白くなった気がする。

ちなみに音楽は70年代に活躍したシンセ音楽のタンジェリン・ドリームで、今聞くと凄く古臭い感じなのもマイナス。

独特な雰囲気のルーマニアの村にドイツ軍の戦車がやって来て「キープ」と呼ばれる城塞に拠点を構えた。十字架が無数に張り巡らされた異様な空間。ひとつの十字架を取り出そうとしたら奥からベールに包まれた何かが出てきて兵士たちを無惨な姿に変えていく。その一方で知恵を働かせ病気を治したりもする。抽象的な魔物の感じで行くのかと思ったらハッキリと姿を現して驚いた。魔物の目覚めを感じた謎の男がやってきて魔除け装置で元に戻す。今や名優の方々が出演しています。

出演者

キャスト

役名 俳優  
 
グレッケン・トリスメグストゥス スコット・グレン  
テオドール・クザ教授 イアン・マッケラン  
エヴァ・クザ アルバータ・ワトソン  
クラウス・ボーマン大尉 ユルゲン・プロホノフ  
ミハイル・フォネスク神父 ロバート・プロスキー  
カンプファー ガブリエル・バーン  
アレクサンドル モーガン・シェパード  
トメスク ロイストン・ティクナー  
モラサール マイケル・カーター  
オスター軍曹 フィリップ・ジョセフ  
リュッツ ジョン・ヴァイン  
親衛隊副官 ヴォルフ・カーラー  
ジョセファ ロザリー・クラッチェリー  
国境警備隊 ブルース・ペイン  

映画 レッド・スネーク

2023年07月31日 09時48分43秒 | 社会・文化・政治・経済

7月31日午前2時から、CSテレビのザ・シネマで観たが、これで3度目である。

レッド・スネイク

 

レッド・スネイク

解説

女性だけで構成された特殊部隊とイスラム過激派組織IS(イスラム国)との戦いを描いたミリタリーアクション。

イラク西部の少数派ヤジディ教徒の村に暮らしていたザラは、ISの襲撃により父親を殺され、弟とも生き別れた上、自身は奴隷としてISのメンバーに売られてしまう。

一方、クルド人を支援している連合軍には各国の女性だけで構成される「蛇の旅団」と呼ばれる特殊部隊が存在し、ISは古い言い伝えで女性に殺されると天国に行かれないと信じていることから、女性だけの部隊である「蛇の旅団」を恐れていた。

イスラム過激派組織ISのもとから逃げ出し、「蛇の旅団」に救われたザラは、自らも武器を取ることを決意。

兵士になるための厳しい訓練を経て「レッド・スネイク」というコードネームを得た彼女は、生き別れた弟を救うため戦いに身を投じる。

監督は、イスラム過激派に襲撃されたことで知られるフランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」にも寄稿していたライターでもあるカロリーヌ・フレスト。

2019年製作/112分/PG12/フランス・イタリア・ベルギー・モロッコ合作
原題:Soeurs d'armes
配給:クロックワークス

スタッフ・キャスト

  • ディラン・グウィン

    ディラン・グウィン

  • アミラ・カサール

    アミラ・カサール

  • マヤ・サンサ

    マヤ・サンサ

 


利根輪太郎の競輪人間学 3番山口 拳矢選手の勝負勘に利

2023年07月31日 08時51分39秒 | 未来予測研究会の掲示板

    GⅢ 名古屋競輪 開場74周年記念 金鯱賞争奪戦

    最終日(7月30日)

    12レース 大激戦! S級決勝

    並び予想 1-7 3(単騎) 4(単騎) 6-2 9-5 8(単騎)

     レース評

    セット力は新田−守沢の東北コンビ。ここを本線に推すが、元気な山口の高速捲りや、連日動けている渡辺や取鳥も魅力あり。

    好調の6-2ラインを追走した3番山口 拳矢選手の勝負勘に利があった。8番の南 潤選手は3番を追走していながら、離れてゆくのが不可解!

    3番手捲りを得意としていた中野浩一さんを彷彿させる巧妙な戦法である。







    選手名
    府県/年齢/期別


    ギヤ
    倍数
    直近4ヶ月の成績
    競走得点 S B 1
    2
    3


    2連
    対率
    3連
    対率
      2 1 1 渡邉 雄太
    静 岡/28/105
    S1 3.93 112.31 2 6 3 6 1 0 8 2 3 10 34.7 43.4 56.5
      2 2 2 桑原 大志
    山 口/47/80
    S1 3.92 110.22 0 0 0 0 6 0 3 3 4 13 13.0 26.0 43.4
    × 2 3 3 山口 拳矢
    岐 阜/27/117
    S1 3.92 113.22 4 2 1 9 1 1 9 3 2 9 39.1 52.1 60.8
        3 4 4 伊藤 旭
    熊 本/23/117
    S1 3.92 108.02 5 3 1 5 7 0 8 5 5 16 23.5 38.2 52.9
    1 5 守澤 太志
    秋 田/38/96
    SS 3.92 115.05 3 0 0 1 5 0 5 1 4 9 26.3 31.5 52.6
        3 5 6 取鳥 雄吾
    岡 山/28/107
    S1 3.92 107.03 3 14 3 5 0 0 6 2 3 20 19.3 25.8 35.4
      3 7 武藤 龍生
    埼 玉/32/98
    S1 3.92 109.64 8 0 0 0 6 5 5 6 2 15 17.8 39.2 46.4
        3 6 8 南 潤
    和歌山/25/111
    S2 3.92 107.38 12 18 11 3 0 0 6 8 5 7 23.0 53.8 73.0
      1 9 新田 祐大
    福 島/37/90
    SS 3.92 116.62 6 10 4 10 3 0 6 11 3 8 21.4 60.7 71.4
    【誘導員】伊藤 正樹 S2

     

    1番人気 5-9(7・6倍) 

    2番人気 9-55(8・5倍) 3-9(8・5倍)

     

       




      選手名 着差 上り 決ま
      り手
      S

      B
      勝敗因
      × 1 3 山口 拳矢   10.9    
        2 6 取鳥 雄吾 3車身 11.3 B  
      3 2 桑原 大志 3/4車輪 11.2      
        4 4 伊藤 旭 3/4車身 11.1      
      5 1 渡邉 雄太 1/4車輪 11.1      
      6 7 武藤 龍生 2車身 11.2      
        7 8 南 潤 1/2車身 10.9      
      8 9 新田 祐大 1/2車身     S  
      9 5 守澤 太志 大差        
       
      2

      3=5
      1,560円(5)
      2

      3=6
      6,290円(21)
      3

      2=3=6
      7,570円(25)


      2=3
      1,020円(12)
      2=6
      2,060円(22)
      3=6
      2,390円(25)
      3-5
      1,660円(7)
      3-6
      7,260円(22)
      3-6-2
      30,040円(88)

      戦い終わって

      戦い終わって写真

       山口拳矢、伊藤旭、南潤が単騎となったコマ切れ戦の決勝戦。制覇したのは山口拳矢。
       HSで取鳥雄吾が渡邉雄太を叩き先行。取鳥の三番手を取った山口が一センターから一気に仕掛け三角捲りV。二着はHS先行した取鳥。三着は取鳥をマークした桑原。
       一着の山口「ちゃんとした記念が取れて嬉しいし、名古屋バンク改修工事前に結果残せたのは良かった。外併走になったがムリヤリ踏みました。当てられても飛ばないようにと。その辺の余裕はあった。今月は三本消化、レースばっかりで…。今後の目標はGPですね。一年の集大成なので。まあ赤パン履く姿はまだ想像出来ませんが(笑)。今月27日が母の、29日が父の誕生日だったので、この優勝で誕生日を祝えて良かった」。
       二着の取鳥「山口君も多分僕から狙うだろうと思ってた。渡邉君も出さしてくれると思ってたし、自身が一周しかもたないと、自転車が壊れる位踏んだが、山口君に軽く行かれてしまった。やっぱり彼は強かった。二着は桑原さんが残してくれたおかげ。のびのびと走らせてもらえたし、今節は先輩方に気持ちを引き締めてもらえた。競輪祭の出場権をゲット出来たのは大きいです」。
       三着の桑原「とにかく一生懸命だった。取鳥君も何か考えてて、でも鐘三角くらいからキツくて、四角で落ち着いたなと。展開的に山口君が後ろいたし良くないと思ってたが、一センターで何も対応が出来なかった。その辺が今後の課題。最後取鳥君を差せなかったのは正直悔しいが、ラインで確定板に乗れたのは嬉しい。これからも出来るだけサポートして二人で決めれればいいかな」。


      利根輪太郎の競輪人間学 56歳が勝利で大穴車券に!

      2023年07月31日 08時51分39秒 | 未来予測研究会の掲示板

        GⅢ 名古屋競輪 開場74周年記念 金鯱賞争奪戦

        最終日(7月30日)

        9レース

        並び予想 1-5-8 2-4-7 3-9-6

        レース評

        敗者戦回りなら初日特選シードの坂井が底力を発揮へ。マークは自力兼備の高橋で逆転差し一考。不破の豪快捲りは軽視禁物。

        1番人気 1-5(2・4倍) 2番人気(3・6倍)

        利根輪太郎は、本命の隣りの人気薄の車券を買って大穴をゲットしてきたが、1-6 6-1は見送った。

        56歳の中澤 央治選手、しかも、ラインでは不利な3番手。

        メンバ表や並びを見なければ、買えた車券かもしれないが・・・

        出目作戦は、本命の隣りの上がり目、下がり目を買うのだ。

        これを、貫けるかどうかが、大きな別れ目なのだ。

        4-1 4-2 4-3 6-1 6-2 6-3 8-1 8-2 8-3

        利根輪太郎は、リストラで失業した時代は、ヤケクソになり、人が買わないような穴車を買っていた。




        選手名 着差 上り 決ま
        り手
        S

        B
        勝敗因
          1 6 中澤 央治   11.5    
        2 1 坂井 洋 3/4車輪 10.8 S  
        3 9 山口 富生 1/4車輪 11.7      
        × 4 3 不破 将登 3/4車輪 11.9   B  
        5 5 高橋 築 1/2車輪 10.7      
        6 4 友定 祐己 1/2車身 11.4      
          7 7 北村 信明 1/8車輪 11.3      
          8 8 藤原 憲征 2車身 10.9      
        9 2 月森 亮輔 1/2車身 11.8      
         
        2

        1=5
        2,040円(8)
        2

        1=6
        16,220円(24)
        3

        1=6=9
        19,710円(42)


        1=6
        5,090円(29)
        1=9
        670円(7)
        6=9
        2,640円(22)
        5-1
        4,770円(14)
        6-1
        88,510円(61)
        6-1-9
        649,110円(357)

        戦い終わって

        戦い終わって写真

         人気の坂井洋と月森亮輔が意識し合い、不破将登が誘導をホーム前まで使ってスパート。

        中団の月森に加え、7番手の坂井も大きく立ち遅れる。月森が中団から仕掛けるが脚勢重く不発。山口富生に会心の流れかに、直後の中沢央治が綺麗に中割って1着。

        坂井も踏み上げたが2着が精一杯。
         大波乱を演出した中沢は「自分でもびっくり。不破君がホームまで誘導を使って先行なんでありえないと思っていた。ホームで千切れそうだったが、追い付いて余裕が生まれた。それでも、4、5、6着かなと。今回の成績が1ミリも思っていなかった。自分より年上のS級選手が心の支えになっていたが、今や自分が一番上。目標がなくなりそうだね」。
         何とか2着の坂井は「中団は譲りたくなかったが、遅れてしまった上にバランスを崩して…。月森君が自分を警戒していて、仕掛けるタイミングを掴めないままで。詰まってから踏む形に。脚は軽かったが、難しかった」。


        映画 ラーゲリより愛を込めて

        2023年07月31日 07時04分18秒 | 社会・文化・政治・経済

        「ラーゲリ」がたどる1945年から2022年

        「ラーゲリより愛を込めて」(瀬々敬久監督、2022年)の上映時間は133分で、劇映画としては少し長い。とはいえ一般的な範囲に十分収まるものだ。劇中の経過時間は1945年から2022年までの77年間である。

        ただし、22年のシーンは映画の最後に短く置かれているのみで、実質的には終戦直前から主人公がシベリアの収容所(ラーゲリ)で過ごした約10年間が描かれている。
         
        映画は満州国のハルビンで行われている結婚式のシーンで幕を開ける。時は1945年の8月、広島に新型爆弾(原爆)が投下されて、いよいよ終戦が目前に迫っている時期のことである。

        主人公の山本幡男(二宮和也)は、妻のモジミ(北川景子)と4人の子どもとともに結婚式に出席している。戦況が思わしくないのはもはや誰の目にも明らかであり、彼らのいる満州にいつ戦火が及んでもおかしくない状況である。しかし、山本は「素晴らしい門出だ、素晴らしい結婚式だ」と言って若き新郎新婦を祝福する。
         
        このとき、山本の長男・顕一の顔のショットが短く挿入されている点を見逃してはならない。彼の存在は、映画が時間を飛び越えるための鍵となっているからである。

        60万人が犠牲となったシベリア抑留

        結婚式の直後に、はたしてソ連が日ソ中立条約を一方的に破棄して満州に攻め込んでくる。ソ連軍の爆撃から逃げる際、山本は落ちてきた瓦礫(がれき)で足にケガをして家族と別れざるをえなくなる。彼はソ連軍の捕虜となり、収容所に送られて強制労働に従事させられることになる。いわゆる「シベリア抑留」である。
         
        最初に送り込まれたスベルドロフスクの収容所で3年を過ごしたのち、ついに「ダモイ(帰国)」の通達が出る。しかしながら、山本を含む一部の日本人抑留者は途中駅で降ろされ、ハバロフスクの収容所で再び強制労働を命じられる。満鉄時代の単なる出張がなぜか諜報(ちょうほう)活動とみなされ、それが重罪扱いにされてしまったからである。
         
        極寒の地にあって満足な食事や暖房設備を与えられることなく、厳しい労働に駆り出された捕虜たちからは次々に落後者が出る。正確な数字は今なお確定できないが、抑留者の総数は約60万人にも上ると考えられており、そのうちの約1割に当たる6万人が日本への帰国を果たすことなく亡くなっている。


         山本幡男の遺書を届けた仲間たち

        そうした過酷な状況に置かれていながら、山本はなお希望を失わず、ほかの抑留者たちを励まし続けた。文字や俳句を教えるシーンやボールを自作してみなで野球ができるようにしたシーンは、彼の卓越した人間性とリーダーシップを表現するとともに、ともすれば重くなりがちなテーマを扱っているこの映画にしかるべき明るさを与えている。
         
        山本の存在はまさに抑留者たちの希望そのものだったと言っていいだろう。だが、彼の身体は恐るべき病魔に侵されつつあった。家族との手紙のやりとりが許されるようになり、帰国の日をいっそう強く待ち望むようになっていたが、その願いはついにかなうことはなかった。
         
        山本に救われた抑留者たちは、彼が病床でしたためた家族宛ての遺書を何としても届けようと決意する。しかし、文字の書かれた紙がソ連兵に見つかれば没収は免れない。そこで、遺書の文面を4人で手分けして記憶するのである。

        死者と生者の混ざり合う記憶

        「記憶」はこの映画の重要なテーマの一つである。そして「記憶」は「時間」と手を携えて映画のクライマックスを形成することになる。山本は、年若い抑留者の新谷健雄(中島健人)が俳句を書いたノートを没収された際に「頭の中で考えたことは誰にも奪うことはできない」と述べている。彼らはその山本の教えを実践したのである。
         
        さらに新谷の場合は、山本から教わった文字を使って手紙を代筆しており、深いところで山本の記憶を継承していることになる。また、新谷が預かったのは山本の子どもたち宛ての遺書であり、まさに収容所内で山本の疑似的な子どものような存在だった彼が担うのにふさわしい役どころとなっている。
         
        遺書を託された新谷以外の3人も、無事に帰国を果たしたのちに、山本の妻・モジミのもとを訪れる。妻宛ての遺書を預かった相沢光男(桐谷健太)は、戦争中に身重の妻を亡くしている。山本の妻への言葉は、彼自身の経験や心情と重なりあうものである。
         
        山本の母親宛ての手紙を持参した松田研三(松坂桃李)も事情は同様で、彼は抑留中に日本に残してきた母親のことを思い続けていた。このようにして、山本の記憶と、それを継承した各人の記憶が混ざり合い、映画的な盛り上がりを形成しているのである。


         円環構造がもたらす厚み

        また、松田は遺書を読み上げたあとにモジミに呼び止められ、山本との思い出を聞かせてほしいと頼まれる。松田は山本と初めて出会った汽車のなかでの出来事を語り始めるが、これは観客に映画序盤のシーンを想起させるためのフックとなっている。映画の序盤には、松田が山本と初めて出会った際のエピソードとして、汽車のなかで「いとしのクレメンタイン」を歌っている山本とそれを見ている松田の姿を描いたシーンがある。
         
        こうした「円環構造」はしばしば映画に取り入れられるものである。「ラーゲリより愛を込めて」は、この構造を巧みに使って、「記憶」のテーマを観客の体験にまで広げようとしている。というのは、映画終盤の松田のセリフは、観客が約2時間前に目にしたシーンを思い出させるものだからである。このような仕掛けが133分の上映時間に厚みを持たせ、2時間で10年分を描いていることに納得感を与える。


         繰り返される「素晴らしい門出」

        くわえて、映画は最後に2022年のシーンを置いている。この種の付け足しは、ともすれば蛇足ともなりかねないものだが、本作の場合は冒頭と呼応させることで高い効果を生み出している。
         
        最後に置かれているのは結婚式のシーンである。このシーンでは、老齢に差しかかった顕一(寺尾聰)、すなわち山本の長男が、孫娘の結婚式で祝辞を述べる姿が描かれている。彼は祝辞のなかで「素晴らしい門出です、素晴らしい結婚式です」という言葉を使う。

        これは、彼の父親がかつてハルビンの結婚式で口にしていた言葉である。父親の山本とともに結婚式に出席していた顕一はその言葉を「記憶」し、劇中の時間で77年後にそれを反復しているのである。
         
        最後に置かれたこのシーンによって、先ほどの円環構造の大外にさらにもうひとつの円環が形成される。それを可能にしているものこそ「記憶」にほかならない。山本の母親も、おそらくは妻のモジミももう亡くなっているだろう。それでも、山本の記憶は確かに次世代に継承されている。映画は入れ子ようの円環構造を使って時間を折りたたみ、133分の上映時間のなかに77年分の内実を与えているのである。
         
        抑留生還者の祖父

        私の母方の祖父はシベリア抑留からの生還者である。1926(大正15)年生まれの祖父は、つい先日、97歳で亡くなった。祖父はもともと寡黙な人だったが、とりわけ満州やシベリアのことは語りたがらなかった。それでも、まだ元気だったころに、それがどのような経験だったかを断片的に聞いたことがある。
         
        祖父が亡くなるちょうど1カ月前に、1歳の娘を会わせるために実家に帰省した。ビデオ通話をしたことはあったが、直接祖父と娘が顔を合わせるのは初めてである。結果として、最初で最後の機会になってしまった。

        その時点ですでに寝たきり状態だった祖父は、それから食事をほとんど取らなくなり、眠りながら息を引き取った。自宅で祖父の介護を引き受け、最後を見取った母親は「ひ孫に会って思い残すことがなくなったのかねえ」などとつぶやいていた。
         
        その真偽は誰にもわからない。半ば無理やりスケジュールを空けて祖父と娘が対面する機会を作ったのは、私自身が何かしらの予兆を感じていたからなのかもしれない。いずれにせよ、そうした感傷は所詮、生者のエゴでしかない。


         個人的な体験と重なり合う醍醐味

        娘は祖父(娘から見れば曽祖父)のことを覚えていないだろう。だが、私が生きている限りは、祖父のことを伝えていきたいと思う。祖父がシベリアから帰ってこなければ、母も私も、そして娘も、この世には存在していなかった。祖父がどんな人生を送ったのか、シベリアでどんな経験をしたのか。

        いつか私にも、娘の結婚式で何かを言う機会が訪れるかもしれない(もちろん、娘の人生なのだから結婚してもしなくても、するにしても式を挙げるも挙げないも自由である)。そのときには確実に祖父のことを思い出すし、同時に「ラーゲリより愛を込めて」のことも思い出すだろう。
         
        映画はときに観客の経験とぴたりと重なることがある。それはごく個人的な体験だ。たとえば、その体験に普遍性を与えて、研究論文に仕立て上げることは困難だろう。しかし、間違いなく映画の楽しみ方の最たるもののひとつである。そうした映画との幸福な巡り合いは、人生の醍醐味(だいごみ)でさえあると思う。

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        ラーゲリより愛を込めて の映画情報 - Yahoo!映画
        映画『ラーゲリより愛を込めて』特報①【12月9日(金)公開 ...
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        映画『ラーゲリより愛を込めて』特別映像【12月9日(金)公開 ...

        人間の幸福に直結する「智慧」

        2023年07月30日 12時18分43秒 | その気になる言葉

        ▼智慧あるひとが最も幸福なひとである―アリストテレス

        人間の幸福に直結する「智慧」が、今ほど求められている時代はない。

        智慧(ちえ)とは、一切の現象や、現象の背後にある道理を見きわめる心の作用を意味する。

        人類を「平和」へうながしてゆく文明再生への「智慧」が期待される。

        ▼高い倫理観や価値観、共生の思想を総合的に備えた人材の育成。

        真実を語り、正義を行うための人間教育—つまり人を「善と信念の道」へ導く教育が期待される。

        ▼現代は紛争の絶えない困難な時代であり、グローバル化した世界は激しい競争にされ、格差が広がっている。

        そこで、新たなビジョンのもとで、人々の生活の質を向上させ、国際的相互理解を増進させる必要がある。

        ▼経済と思想の自由は、発展と繁栄の象徴となり、全ての人に機会が与えられ、自由競争が効率化と向上につながるメカニズムとなるべきだ。

        ▼対話によって、世界を対立から協調へ導く必要がある。

        ▼今いる場所でどんな人とも対話を重ねていくことが、調和と共生という理想をかなえるこことなる。