競輪人間学 ジンクスと33バンクの相性

2021年04月30日 12時07分18秒 | 未来予測研究会の掲示板

奈良競輪GⅢ 施設整備等協賛競輪 秋篠賞

初日4月29日

並び 8-3 1-7-4 2-5 6(単騎)

先日の弥彦競輪競場外で、1-7の車券で負けていた。
このため、1-7の車券に拘る。

1-7=3連単全通り200円計1200円

1-7(3・8倍)
7-1(6-4倍)

競輪人間学 33バンクの相性

どうも、33バンクの相性が悪いことを思い知らされた。
捲り不利、先行有利との思い込みもある。
だから、1-7で固いと勝負。
ジンクスでは、競輪場に着いた、最初のレースを買うとその車券は外れる。
そのジンクスにあえて挑戦する。
だが、そのジンクスは破ることができなかった。
<ツキ>が逃げて行く、それが兆候となる。
船橋場外では、6000円余失っていた。
船橋場外でプラスしたことが一度もなかった。
それの負のスパイラルを引きずっていたようだ。
9レース、10レースの1-7からの3連単で外す。
出目に執着し、出目に嘆く結果となる。

結果

7-8 7,920円(23番人気)
7-8-3 5万3,110円(105番人気)

レース評
自在性に富む長尾が展開を支配、キレ抜群の松崎もしっかり追って両者の直線勝負だ。
小原に託し抜け出す新山が単穴。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 7 松崎 貴久   9.8   張って中伸
2 8 岡崎 景介 3/4車輪 10.3 B 先行粘って
3 3 中村 昌弘 1/2車輪 10.2     ハコ差せず
4 1 長尾 拳太 3/4車輪 10.0     好位入るも
  5 4 八日市屋 浩之 1車身 9.9     不発3番手
× 6 5 新山 将史 1車輪 9.8     小原丈不発
  7 6 近藤 誠二 1/8車輪 9.7     単騎最後方
8 2 小原 丈一郎 2車身 10.1     6番手不発

 

 9レース

並び 1-7-4 6-2-8 5-3

レース評
機動力でリードする元砂が中心だ。三谷がマークして地元ワンツー。遠藤との叩き合いがあれば大川の捲り。土屋も連候補。

結果

5-2 2,200円(6)番人気
5-2-1 1万2,770円(38番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 5 大川 龍二   10.0 B Hスパート
2 2 土屋 裕二 1車身 9.9   切替え伸び
3 1 元砂 勇雪 1/8車輪 10.0     番手入るも
4 3 藤田 昌宏 1車身 9.7     H踏み遅れ
  5 8 柴田 功一郎 1/2車身 9.9     直線迫れず
6 4 坂上 忠克 5車身 10.1     前が落車で
  7 6 遠藤 勝弥 1/2車身 10.5     押え捲られ
7 三谷 政史         H過ぎ落車

 

10レース

並び 7-1-4 6-2 3-5-8

レース評
得点上位者の門田−福島の連係。両者のゴール前勝負だろう。門田の頭に期待して福島が押さえ。別線を狙えば吉田の中部勢。

1-7=4番を外して買う

1-7=235へ各500円

また3=7からの3連単全流し

皮肉なもので、外した4番が3着になる

結果

1-7 440円(2番人気)

1-7-4(2番人気)


映画 テルマ&ルイーズ

2021年04月30日 11時51分50秒 | 社会・文化・政治・経済

4月29日午前3時~CSテレビのザ・シネマで観た。

解説
平凡な主婦のテルマとウェイトレスのルイーズは週末のドライブ旅行に出発する。しかしその途中、テルマが男に襲われるという事件が。あわやレイプというところで、助けに入ったルイーズが男を拳銃で射殺。ふたりの女性たちは逃避行を続けながら、人生を謳歌していく。一方、刑事ハルがふたりを追うが……。
犯罪者となった女ふたりの冒険と友情を描くロードムービー。

ブラッド・ピットの出世作としても知られる。

1991年製作/128分/アメリカ
原題:Thelma & Louise

ストーリー

舞台はアーカンソー州の小さな町。レストランウエイトレスとして働く独身女性のルイーズ専業主婦テルマは親友同士であった。ルイーズは退屈な毎日に、そしてテルマは自分を家政婦同然に扱う夫のダリルから逃れるためにドライブへと繰り出した。

夕食のために立ち寄ったバーで、テルマは日頃の鬱憤を晴らすかのように酒を飲み、悪酔いしてしまう。

そこに、バーの店員であるハーランがテルマを口説きに来た。彼女はハーランと共に店の外へと消えた。なかなか戻ってこないテルマを心配したルイーズが店の外へ出るとなんとテルマはハーランに強姦されかかっていた。

ルイーズはテルマが自宅から持ち出した拳銃をハーランに突き付けた。ハーランはテルマを解放するも、興奮が収まらずルイーズに対し侮辱的な言葉を浴びせた。

憤慨したルイーズは拳銃の引き金を引きハーランを射殺してしまった。

この瞬間から、二人にとって思い出作りとなるはずだった旅行は一転して逃避行と化した。

エピソード

  • スーザン・サランドンが演じたルイーズの役は当初、女優シェールに出演が依頼されていたが断られた。
  • ブラッド・ピットは1度オーディションを落ちているが、J.D.役を演じるはずだったウィリアム・ボールドウィンが『バックドラフト』に出演する事になり降板したため、急遽出演する事になった
  • また、ブラッド・ピットが演じたJ.D.の配役を選考するオーディションには、当時無名であったジョージ・クルーニーが5度参加した。結果的に役はピットが演じることとなったが、後に2人は映画『オーシャンズ11』で共演。以降プライベートにおいても深く交流する間柄となった。
  • ダリル役は当初はデニス・クエイドが演じることになっていた。
  • ブラッド・ピットは当時下積み生活を送っており、経済的に貧しかったがこの映画で注目され次々仕事が入った為、生活費の心配がなくなったという。彼の当時の出演料は推定6000ドルとされている
  • スーザン・サランドンは、ジーナ・デイヴィスとのキスシーンについて 「あれは性的なものではなく、絆を確かめ合うようなもの」 だったと、ドキュメンタリー映画 『セルロイド・クローゼット』 の中で語っている。
  • ロックスター社が発売した『グランド・セフト・オートV』の作中には、本作のラストシーンのオマージュと思われるイベントが存在する。
テルマ&ルイーズ

4月30日 CSテレビで映画「滋県銀行九億円横領事件 女の決算を観た。

2021年04月30日 11時24分36秒 | 社会・文化・政治・経済

 

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 4月30日午前6時~ CSテレビで映画・チャンネルNECOで「滋県銀行九億円横領事件 女の決算を観た。

昭和48年(1973) 

滋賀銀行の模範女子行員による
史上空前と言われた 犯罪金額9億円・横領事件のドラマ化です。
(当時の9億円は 現在に換算すると22億円になるそうです)


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徳村麻子 (大楠道代)


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花形 (火野正平)

昭和41年 (1966)
滋賀銀行・山科支店の 徳村麻子(35歳)は
その前の支店から数えると 18年間在職のベテラン行員だった。

麻子はこれまで 恋愛経験が無かった。 

これは幼い頃、夫が愛人をつくって出て行ったことで
極度の男性不信になった 母親の強い影響があり
麻子の姉も独身だった。

しかしある雨の夜、麻子は偶然乗った
タクシー運転手の花形(25歳)と知り合い 付き合うようになる。

10歳も年上であることに 引け目を感じていたが
彼は 歳なんか関係ないよ、と 優しかった。

花形は故郷の下関で 兄と海産物の仕事をやっていて
そちらが景気が良く 小遣いに困らないからと
今はタクシー運転手も辞めて 競艇に夢中だった。 


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しかし花形は 次第に麻子のお金をアテにするようになり
競艇だけでなく、車を買ったり、
ホテルや食事代のすべてが 麻子の持ち出し。

それまでの銀行勤めで こつこつと貯めていた貯金は
瞬く間に底をついた。 

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けれど麻子は 幸せだった。
この恋は自分にとって 最初で最後の恋だと思っていた。

しかし貯金が無くなると 麻子の給料だけでは
到底、花形を満足させることは出来なくなり
お金を渡せないと 花形は別れを匂わす。

遂に麻子は ある顧客の20万円の定期預金を
偽造証書で途中解約する、という犯罪に手を染めた。 
 

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「とうとう知らん人の お金に手をつけてしまった」
 

そしてこれ以後、定期の途中解約や
架空名義の預金を作っては 解約を繰り返し

現実に解約が入り、発覚しそうになると
別の定期を解約して穴埋めをする、自転車操業のようだったが

花形の喜ぶ顔が 今の麻子のすべてだった。 

麻子は自分の居ない間に 発覚するのを恐れ
有給休暇も一度も取らなかった。

こうして、三年、四年と経ち
世の中が 三億円事件や浅間山荘事件で揺れていた頃。

もうこの頃には ほとんど毎日のように
手当たり次第、一度に100万、200万と着服。
バッグの中には常に 帯封の付いたままの札束が入っていた。

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「私はもう その日その日を 
 ただ生きているような気がしていた」
 
しかし、終わりは 突然来た。

昭和48年(1973)・2月
麻子に他支店への 転勤の辞令が出たのだ。 

当然、麻子の着服は 後任により直ちに発覚

その金額の多さから 山科支店は大騒動になり 

警察は即、逮捕状を出し 麻子は全国指名手配になった。

その時が来たら一緒に死のうと 言っていた花形は
いち早く、下関に逃げた。

花形はこの3年前、まさに麻子がせっせと貢いでいる頃
故郷で結婚しており、また自宅ばかりでなく
両親や兄弟のための 豪邸も建てていた。

警察の捜査で
麻子の唯一の男友達として 浮上した花形の
あまりの羽振りの良さは 共犯者として明白だった。

その頃、麻子は大阪に逃げていた


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そして、8か月後。

逮捕されたとき、麻子は偽名を使い 
働いていた居酒屋の 常連の男(坂上二郎)に見染められ

安アパートで 穏やかにつつましく 一緒に暮らしていた。

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取り調べにより 
この6年2か月の間に 総額8億9千4百万円を 
計1300回に渡って 引き出していた事が判明。

裁判では

共犯の花形は
横領罪としては最高刑の 懲役10年。

対して、早い段階から

すべてを自分一人の罪と 認めていた麻子は 

実行者にもかかわらず 
花形より2年少ない 懲役8年が言い渡された。

この後、事件のドキュメンタリーとして

「昭和の女性犯罪史」といった 文献が次々に発表され

また、数多くの小説、ドラマなどが誕生しました。

このドラマは 

大楠道代さんの演技が 大げさじゃなく、とても自然で

見応えがありました。


横領事件犯人として逮捕された 実際の奥村彰子。



 


滋賀銀行9億円横領事件 山県元次のその後と奥村彰子の現在は?

2021年04月30日 10時51分14秒 | 事件・事故

その後の1975年に発生した「足利銀行横領事件」、1981年の「三和銀行オンライン詐欺事件」と並んで、3大銀行巨額横領事件の1つに挙げられています。

これらの横領事件に共通しているのは、犯行のすべてが女性行員ということ。

「滋賀銀行9億円横領事件」も奥村彰子(おくむらあきこ)という、滋賀銀行山科支店に勤める女子銀行員の犯行でした。

 また、横領した金を交際相手に貢いでいたのも、「足利銀行横領事件」と「三和銀行オンライン詐欺事件」に共通しています。

 そして、奥村彰子に貢がせていた交際相手ですが、名前は山県元次(やまがたもとじ)という元タクシー運転手でした。

 山県元次は奥村彰子をそそのかして金を入手。

 受け取った金を競艇などのギャンブルにつぎ込んでいたのです。

そこで今回は、「滋賀銀行9億円横領事件」の犯人・山県元次と奥村彰子のその後や、現在について調査してみました。

滋賀銀行9億円横領事件

「滋賀銀行9億円横領事件」は当時、滋賀銀行山科支店に勤めていた奥村彰子が、預金係という立場を利用し、6年間、繰り返し銀行から金を持ち出していた事件。

 

その額はおよそ9億円にのぼります。

 

また、松本清張の小説「黒革の手帳」や角田光代の小説「紙の月」は、この事件をモデルにした作品と言われ、ドラマ「女の決算」が土曜ワイド劇場で放送されました。

 「滋賀銀行9億円横領事件」の犯人・奥村彰子の犯行手口は、顧客から預かった定期預金用の金を入金せずに横領。

 銀行には、定期預金、普通預金の払い戻し請求があったように見せかけて、出納係を騙していたのです。

 さらに、預金元帳や支払伝票に嘘を記入して5億7000万円を着服。

 虚偽の伝票を用いて、テラマシーンを操作したりもしていたそうです。

 また、支店長が客から預かった金を入金せずに、交際相手の山県元次の口座へ直接振り込んだりもしていたのだとか。

 その額は延べで2億6000万円にのぼり、多いときには1日600万円を、山県元次の口座へ振り込んでいたということです。

奥村彰子の家族と山県元次との出会い

奥村彰子は1930年12月生まれで、出身は大阪府北河内郡です。

 

家族は父親が愛人をつくって家を出て行ったため、母親と3人の姉妹で暮らしていたということです。

 

父親が出て行った後、一家は京都市左京区に移り住み、末っ子の奥村彰子は1948年3月に市立堀川高女を卒業。

 

その年の1948年12月に滋賀銀行京都支店に入行します。

 

そして、1965年5月に同銀行の北野支店へ転勤した後、1966年春、問題の山科支店へ行くことになります。

ただ、奥村彰子にとって、山科支店へ転勤する1年前から不幸が始まっていました。

奥村彰子の画像
奥村彰子の画像

すでに山県元次のタクシーに乗って、出会っていたのです。

 山科支店で働き始めた奥村彰子は、ある日の帰宅途中、偶然バスの中で山県元次と再会。

 その後、2人は交際することになるのですが、次第に山県元次が金を無心するようになります。

 奥村彰子の方も別れたくない一心から、持っている金を渡していました。

 しかし、徐々に持ち金が底をつき、ついに銀行の金に手を付けることになるのです。

 結局、6年間、山県元次に巨額の金を貢いでいたのですが、山県元次の方はというと、その間に結婚して子供もいたといいます。

 さらに、愛人が2人もいたことを、奥村彰子は知らなかったそうです。
滋賀銀行9億円横領事件の犯人 山県元次の実家や経歴

「滋賀銀行9億円横領事件」の主犯・山県元次は1940年生まれで、七男五女の12人兄弟。

実家は山口県下関市ですが、生まれたのは朝鮮で、父親は警察官をしていたようです。

学歴は、地元・山口県の中学卒業後、豊浦高校に受験するも失敗。

その後、ガラス店に住み込みとして働きながら、定時制の商業高校に通い始めます。

山県元次が競艇をするようになったのは、この頃からですが、一方で歌手になるという夢をもっていたようです。

そのため、鼻を整形して、歌声喫茶で歌うことも。

当時はおしゃれをし、女性にもよくモテたといいます。

そんな山県元次でしたが、結局、歌手になることが出来ずにガラス店を6年勤めた後、独立。

独立後、陶器店を開くも、競艇で負けが込み、店をつぶします。

そこからタクシーの運転手になったということです。

横領金の行方

「滋賀銀行9億円横領事件」で横領した9億円の内、奥村彰子が使ったのは、宝石を買うために使った約2000万円のみ。

残りは、すべて山県元次が使っていたのです。

しかも、ギャンブル好きな山県元次は、競艇に3億円、その他娯楽に7000万円使うという豪遊ぶり。

山県元次が競艇場に姿を現すと、舟券の売上高が大きく上昇し、賭けた買い目のオッズが大きく変動したという逸話も残っているのだとか。

また、競艇場の売上金額を調べれば、山県元次が来場した日の見当がついたということが、後の捜査で判明。

あまりの豪遊ぶりに京都府警は、3億円事件の犯人ではないかと疑っていたそうです。

結局、山県元次は奥村彰子に貢がせた金で、車3台にモーターボート5隻を購入。

競艇や娯楽以外に実兄の金融会社に5000万円、電気器具などに1000万円を使い、山県御殿と呼ばれる豪邸の購入と改築費に6500万円費やしたのでした。

滋賀銀行9億円横領事件 山県元次と奥村彰子を逮捕

奥村彰子が山県元次と再会し、横領に手を染め始めたのは、奥村が35歳で、山県が25歳のときでした。

6年間にわたり、横領を繰り返していた奥村彰子でしたが、1973年2月1日、ついに山科支店から東山支店へ異動を命じられます。

すると、山科支店の帳簿が合わないことが判明。

奥村彰子は山科支店から呼び出しを受けるのですが、逃亡します。

そして、2月18日に山科支店は滋賀県警へ通報。

3日後の21日になって、警察が裁判所に逮捕状を請求し、奥村彰子は全国指名手配されたのでした。

一方、山県元次はというと、愛人と生活していたのですが、10月15日、贓物罪(収受)容疑で逮捕されます。

逮捕後、山県元次の供述から、警察は10月21日、奥村彰子を潜伏先の大阪で逮捕したのです。

なお、逮捕されるまでの奥村彰子は、逃亡先の大阪で整形し、厚化粧をしてバレないようにしていたそうです。

山県元次と奥村彰子のその後

詐欺、横領の最高刑は10年です。

山県元次と奥村彰子の判決について、大津地裁は1976年6月29日、詐欺、横領で奥村に懲役8年と賠償金1000万円。

山県元次に懲役10年と、賠償3000万円の判決を言い渡したのです。

その後の山県元次と奥村彰子は、共に控訴しなかったため、判決は確定。

求刑通り服役を務めることになったのでした。

その後の奥村彰子は仮釈放となり、5年ちょっとで和歌山女子刑務所から出所しています。

また、奥村彰子は刑務所に入ったときから、すでに有名人だったとか。

所内ではおとなしく、おどおどしていたこともあって、いじめの対象になっていたということです。

山県元次と奥村彰子の現在

山県元次が生きていれば現在、79歳、奥村彰子は89歳になります。

 1981年6月に仮出所した奥村彰子は、出所後は逃亡先で同棲していた男性と結婚。

 この男性は服役中、手紙を書き続け、毎月和歌山まで面会に通い、出所時も迎えに行っていたそうです。

 一方、生きていれば現在79歳になる山県元次は、出所後、福岡県北九州市小倉に移住。

 しかし、2001年11月21日、再び犯罪に手を染めていたのです。

 山県元次が犯した犯罪はパチンコのゴト師。

 「滋賀銀行9億円横領事件」当時の愛人と共謀し、大分県別府市内のパチンコ店で不正にパチンコ玉約10300個(約24600円相当)を盗んだ疑いで逮捕されています。


【国内感染】新型コロナ 78人死亡 5918人感染確認

2021年04月30日 10時51分14秒 | 社会・文化・政治・経済

29日はこれまでに全国で5918人の感染が発表されています。また、大阪府で44人、東京都で9人、愛媛県で4人、兵庫県で3人、徳島県で3人、北海道で2人、千葉県で2人、奈良県で2人、和歌山県で1人、大分県で1人、山口県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、愛知県で1人、福岡県で1人、群馬県で1人、長崎県で1人、の合わせて78人の死亡の発表がありました。国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め58万8330人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて58万9042人となっています。亡くなった人は国内で感染が確認された人が1万204人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1万217人です。

各自治体などによりますと、国内で感染が確認された人は、累計で次のとおりです。

( )内は29日の新たな感染者数です。

▽東京都は13万8378人(1027)
▽大阪府は8万145人(1172)
▽神奈川県は5万3294人(255)
▽埼玉県は3万7653人(256)
▽愛知県は3万3191人(430)
▽千葉県は3万3002人(152)
▽兵庫県は3万1171人(534)
▽北海道は2万3983人(234)
▽福岡県は2万3121人(337)
▽沖縄県は1万2404人(76)
▽京都府は1万2388人(136)
▽茨城県は8098人(58)
▽宮城県は8013人(21)
▽静岡県は6436人(55)
▽奈良県は5989人(86)
▽群馬県は5937人(70)
▽広島県は5917人(76)
▽岐阜県は5725人(72)
▽栃木県は5340人(31)
▽熊本県は4110人(56)
▽岡山県は3872人(99)
▽長野県は3825人(21)
▽三重県は3713人(51)
▽滋賀県は3683人(41)
▽福島県は3324人(44)
▽石川県は2467人(39)
▽愛媛県は2312人(33)
▽新潟県は2273人(31)
▽宮崎県は2193人(21)
▽和歌山県は2138人(36)
▽鹿児島県は2090人(28)
▽長崎県は2057人(27)
▽山口県は1823人(33)
▽大分県は1800人(41)
▽佐賀県は1584人(15)
▽青森県は1553人(22)
▽山形県は1504人(17)
▽富山県は1304人(13)
▽徳島県は1270人(46)
▽香川県は1232人(29)
▽山梨県は1193人(6)
▽高知県は1026人(9)
▽岩手県は901人(34)
▽福井県は873人(4)
▽秋田県は452人(22)
▽鳥取県は372人(4)
▽島根県は347人(4)です。

このほか、
▽空港などの検疫での感染は2681人(14)、
▽中国からのチャーター機で帰国した人と国の職員や検疫官などの感染は合わせて173人です。

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、29日時点で951人(-2)となっています。

一方、症状が改善して退院した人などは、29日時点で、
▽国内で感染が確認された人が51万5560人、
▽クルーズ船の乗客・乗員が659人の合わせて51万6219人となっています。

また、27日には速報値で1日に6万5408件のPCR検査などが行われました。

※愛知県が4/29公表の感染者1人減と訂正。
※神戸市が4/24公表の感染者を1人減と修正。

・集計は後日、自治体などにより修正される可能性がありますが過去の原稿はさかのぼって修正しないため累計数などで差が出ることがあります。
・在日米軍の感染者は含めていません。

米議会上院 アジア系住民へのヘイトクライム防ぐ法案が可決

2021年04月30日 10時49分10秒 | 事件・事故

アメリカでアジア系の住民に対する暴力事件などが相次ぐ中、アメリカの議会上院では、ヘイトクライムを防ぐための法案が可決されました。今後、法案は下院でも可決されるとみられ、すでにバイデン大統領が署名する意向を示していることから成立する見通しです。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染が広がって以降、アジア系の住民に対する暴力事件が増えるなど、ヘイトクライムとみられる事件が相次いでいます。

こうした中、アメリカの議会上院は22日、アジア系住民に対する犯罪を防ぐための法案が、与野党の賛成多数で可決されました。

法案には、ヘイトクライムの取り締まりを強化するために全米各地の警察当局に必要な訓練を促すことや、司法省に新型コロナウイルスに関連する犯罪専門の担当者を新たに置くことなどが盛り込まれています。

今後、法案は下院でも可決されるとみられ、すでにバイデン大統領が署名をする意向を示していることから成立する見通しです。

バイデン大統領は今月14日、日系アメリカ人のエリカ・モリツグ氏をこの問題に対処する大統領副補佐官に指名するなど、政権をあげて取り組む姿勢を示しています。


米 アジア系の3人に1人が脅しや暴力恐れる 米の世論調査機関

2021年04月30日 10時47分16秒 | 事件・事故

アメリカでアジア系の人たちへの暴力事件が相次ぐ中、アジア系の3人に1人が脅しや暴力を恐れているという調査がまとまり、アジア系の人たちの間で不安が高まっていることがうかがえます。

アメリカでは、東部ニューヨーク州や西部カリフォルニア州を中心にアジア系の人たちが多く住む地域で差別や暴力事件が相次いでいます。

このうちニューヨークでは23日、中国系の61歳の男性が路上を歩いていたところ、後ろから来た男に引き倒され、顔を足で何度も踏みつけられて重傷を負う事件があり、警察のヘイトクライムを担当する部署が男の写真を公開して捜査を進めています。

また日本人の被害もあとを絶たず、今月19日の夕方、市内の地下鉄の車内で男から顔を殴られてけがをした事件や、今月7日の夜には、地下鉄のホームで電車を待っていた時に男に腕をつかまれ、線路に落とされそうになった事件も起きています。

こうした中、アメリカの世論調査機関「ピュー・リサーチセンター」がこのほど、21歳以上のアジア系352人を対象にしたアジア系への犯罪に関するアンケートの調査結果をまとめました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大以降、アジア系に対する暴力が増えたと答えた人が81%、脅しや暴力を受けることを恐れていると答えた人が32%に上ったということです。

この結果について、ピュー・リサーチセンターは、「トランプ前大統領が新型コロナウイルスを『中国ウイルス』と呼んだことなどによって、差別や暴力が助長されているとアジア系の人たちが感じている」などと分析しています。


米国で増えるアジア系へのヘイト犯罪 襲われた日本人教諭の心の傷は

2021年04月30日 09時02分22秒 | 事件・事故

毎日新聞 2021/4/20 07:00(最終更新 4/28 19:20) 

顔に強い衝撃を感じた瞬間に気を失い、路上に倒れ込んだ。
知らない男に殴られて重傷を負い、ひどい後遺症に悩まされている。
新型コロナウイルスの流行以降、米国で急増するアジア系住民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)。

被害に遭った日本人女性が、オンラインで毎日新聞のインタビューに応じた。理不尽な暴力の犠牲になり、何を思うのか。

 2月25日午後9時半ごろ、西部シアトルのチャイナタウンでパートナーの白人男性と落ち合った直後のことだった。現地の公立高校の日本語教師、那須紀子さん(44)は、近づいてきた男に突然、石とみられる硬い物が入った靴下で顔面を強打された。鼻とほおの骨が折れ、歯も2本欠けた。「最初は何が起きたのか分かりませんでしたが、…


新型コロナ 茨城県内、感染58人 変異株最多28人

2021年04月30日 08時48分04秒 | 社会・文化・政治・経済

4/30(金) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

茨城県と水戸市は29日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計58人確認されたと発表した。県内の累計感染者は8098人。また、同日までに確認された陽性者のうち、新たに28人が変異株と判明。1日当たりの変異株確認数は最多で、累計は237人となった。

県によると、変異株が確認された陽性者のうち1人は、4月上旬に入国歴がある。ただ、感染経路については「家族内と考えられ、海外から持ち込まれたものではないとみられる」(県感染症対策課)とした。1日当たりの変異株確認が20人を超えたのは、22日の23人以来で2度目。

新型コロナ感染者のうち新たに50人が回復。県内の退院・退所などは計7257人となった。

また、水戸市は29日、市立幼稚園に勤務する60代の女性非常勤職員の感染を発表。濃厚接触が疑われる職員や園児はいない。

■県内の感染状況  
新規 58人  
累計 8098人  
うち死者 133人  
退院・退所等 7257人  
(県発表、29日午後10時現在)

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大阪府コロナ第4波、医療現場はどうなっているのか? 医療逼迫の原因、対策は

2021年04月29日 11時30分05秒 | 社会・文化・政治・経済

倉原優 | 呼吸器内科医
4/29(木) 8:45 news.yahoo

私は第1波の頃から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者さんを受け入れている病院に勤務する呼吸器内科医です。第4波で「大阪が医療崩壊だ」と報道されていても、読者の多くはCOVID-19を受け入れている病院で働いてるわけではありませんから、医療が逼迫しているという実感はそこまでわかないと思います。
第4波がなぜここまで大阪の医療を逼迫させたのか、また医療現場はいったいどうなっているのか、説明させていただきたいと思います。
軽症中等症病床のスタッフが危機を察知

2021年4月に入ってから、コロナ病棟に肺が真っ白になった患者さんが次々と運び込まれてきました。対応した医療従事者の多くが「これまでより重症が多いな・・・」と感じていました。さほど基礎疾患がない患者さんでも広範囲の肺炎を起こしていることが多く、第3波以前には経験したことのない現象でした。報道されている通り、変異株(特にN501Y変異)が悪さをしているのだと直感しました。
初動で危機感を察知できたのは、当院が軽症中等症の患者さんをたくさん受け入れている病院だからです。パンデミック初期からCOVID-19を診ていない病院は、そこまで危機感を感じなかったと思います。また、重症のみを診ている施設は常に100%近い稼働を求められていますので、稼働病床が第4波で増えたとはいえ、適用する治療や医療資源の配分は、第3波とそこまで大きな乖離はないと思います。
そのため、今回の医療逼迫の矢面に立つことになったのは、広く軽症中等症を受け入れている国公立の病院や、急性期診療を広く行っている市中病院でした。当院は前者でした。
たとえば、軽症中等症のコロナ病床を5床だけ持っている小規模の病院であれば、万が一1人が重症化しても、そこに院内の医療資源を集中させればしのげます。しかし、国公立の病院は50床、60床、多いところでは90床がコロナ病床になっていますから、その中でたとえば10%が重症化すれば、人工呼吸器を装着せざるを得ない患者さんが院内にたくさん発生します。
軽症中等症病床では、この「院内で複数の人工呼吸器装着患者さんを診る」というのが少し難しいのです。なぜでしょうか。
軽症中等症病床で人工呼吸器を診ることの難しさ

人工呼吸器を装着した患者さんを管理するためには、集中治療レベルの人的資源が必要になります。人工呼吸器を上手に同期させるため鎮静薬を持続点滴し、太い血管の点滴ルートや膀胱・胃のカテーテルを管理し、こまめに体位変換し、清拭や排泄のケアもおこない・・・、数えればキリがないほど看護に手間がかかります。
集中治療室(ICU)では、こうした重症患者さんに人的資源を集中させることができますが、一般病床で人工呼吸器を装着した人と廊下を出歩く認知症高齢者をわずかな人員で同時に看護すると、医療過誤が起こりかねません。叫んでいるおじいちゃんの対応をしている最中に、別の患者さんの人工呼吸器のアラームに対応できなかったら、大変なことになるかもしれません。
大阪府には、もともと集中治療が可能な病床が630床あまり確保されています。ここでいう集中治療というのは、人工呼吸器を装着した患者さんを診る想定です。患者さん2人に対して、看護師1人という配置基準が通常です。患者さん4人に対して看護師1人という高度治療室(HCU)という急性期病床もあるのですが、ここでは原則COVID-19の重症者を受け入れていません。人工呼吸器を装着した患者さんが4人並んでいて、それを1人で看護するのは現実的ではありません。
患者さんが軽症中等症病床で重症化したとき、主に2つの選択肢があります。そのまま通常の酸素療法だけで頑張ってもらうか、人工呼吸器を装着するかです。マスクで酸素を投与しても、体の中の酸素が足りなくなってしまうと、まるでプールで溺れているような息苦しさを強いられることもあります。かなり高齢の場合、人工呼吸器を装着しても救命できる確率が低くなるかもしれませんが、若ければ人工呼吸器の装着に踏み切ることが多いです。
重症病床がパンク

第4波の変異株の威力はなかなかすさまじく、あっという間に重症病床が埋まってしまいました。私の記憶が正しければ、4月7日時点で「重症病床はもう"待ち"が発生していて、転院できません」と言われました。グラフ(図)をみても、第4波では重症病床使用率の立ち上がりが第2波・3波より急峻なのが分かります。
大阪府病床使用率
大阪府病床使用率
かくして、多くのCOVID-19を引き受けてきた軽症中等症病床では、いつ重症化するか分からない大量の患者さんを抱えた戦いが始まりました。4月に入って3週間、その間50人以上の患者さんが当院に入院したのですが、その6割以上が酸素が足りない状態(呼吸不全)に陥っており、第3波より酸素療法が必要だった割合がかなり高い状況です。
人工呼吸器を装着しても転院できないケースが大阪府内で多発し、一時、約70人の重症者が軽症中等症病床で管理されているという状況に陥りました。
重症病床に大量の"待ち"が発生していたため、重症予備軍を多数かかえることに現場の不安と負担が常に大きい状態でした。ここで人工呼吸器を装着せざるを得ない患者さんが病棟で3人、4人と発生すれば、ケアする看護師の心は折れてしまうかもしれないと感じました。
すみやかな病床確保が必要

それでも、誰かが診ないと、患者さんは自宅やホテルで病状が悪化してしまうかもしれません。実際、COVID-19と診断された人の症状が悪化して救急要請をしたものの、搬送までにかなりの時間を要した事例が報道されています。これは、軽症中等症病床に入院している患者さんの重症度が底上げされていて、人的資源が枯渇していたからです。
大阪府は改正感染症法に基づき170以上の病院に病床確保を要請しました。これにより、軽症中等症病床を追加で約1100床確保することを目指しています。ゴールデンウィークがおそらく大阪府第4波のピークになるため、新規に確保したうちの約200床は稼働させるよう依頼しています。また、待機手術もできるだけ遅らせて、使えるベッドをできるだけCOVID-19に回すよう要請しています。
ありがたいことに、府内の多数の病院が協力し、当初220床あまりだった重症の確保病床が一気に100床以上増えました(図の矢印)。
大阪府重症患者数(※府の重症の定義は「ICU入室、挿管、人工呼吸器装着、ECMO使用」のいずれかとしています。現在COVID-19でICUに入るということは、人工呼吸器を装着することとイコールです。)
大阪府重症患者数(※府の重症の定義は「ICU入室、挿管、人工呼吸器装着、ECMO使用」のいずれかとしています。現在COVID-19でICUに入るということは、人工呼吸器を装着することとイコールです。)
もちろん、病床は原泉のように湧いて出てきたわけではなく、カンフル的な捻出だとは思います。ここから先は、病床をさらに増やす以外に第4波を乗り切る方法はなさそうです。しかし、それ以外の救急医療、外科手術など集中治療も守らなければいけません。やみくもにコロナ病床を増やして、それ以外の医療がおそろかになってしまえば、通常の重症医療を医事することができなくなります。
現在、大阪府の医療従事者が一丸となってコロナに立ち向かっています。今後到来しうる第5波以降の医療逼迫を最小限にするためにも、ワクチン施策がすみやかにすすむことが重要です。
これまでの傾向から、次の波は7~9月と予想されます。できるだけ山を低くするためにも、外出を控え、マスクを装着し、密を避けるという地道な予防策を続けていく必要があります。

 
倉原優
呼吸器内科医
国立病院機構近畿中央呼吸器センターの呼吸器内科医。「お医者さん」になることが小さい頃からの夢でした。難しい言葉を使わず、できるだけ分かりやすく説明することをモットーとしています。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医・指導医、インフェクションコントロールドクター。※発信内容は個人のものであり、所属施設とは無関


[文科省天下り問題]霞が関の悪弊、総点検を

2021年04月29日 11時16分06秒 | 事件・事故


沖縄タイムス社説 

2017年1月20日 09:30

 文部科学省が組織的にOBの天下りに関わっていた疑いが強まっている。

 事務方トップの前川喜平文科事務次官が責任を取って辞任する意向を示しているが、これで幕引きにしてはならない。

 何度も退職金をもらう厚遇や官民の癒着にもつながる天下りに対する国民の目は厳しい。規制をかいくぐり、半ば公然と続いてきた霞が関の悪弊に徹底的にメスを入れるべきだ。

 国家公務員の天下りを監視する政府の第三者機関「再就職等監視委員会」が調査しているのは、文科省が元高等教育局長の早稲田大への再就職をあっせんしたとする問題である。

 元局長は退職から約2カ月後の2015年10月、早稲田大大学総合研究センターの教授に就任。この再就職で同省人事課が元局長の経歴に関する書類を送っていた疑惑が浮上している。

 当初、文科省はあっせんの事実はないと説明していたが、大学への調査で虚偽が判明したという。隠蔽(いんぺい)しようとしたのなら悪質である。 

 07年に成立した改正国家公務員法は、省庁による再就職あっせんのほか、民間企業、団体に対する求職活動などを禁じている。

 元局長の再就職は国家公務員法違反の疑いが強い。

 同様の事例は数十件に上るといい、組織的なあっせんが常態化していた可能性がある。問題の根は深い。

 過去の天下り先や件数、経緯など事実関係を明らかにした上で、厳正な対処を求めたい。

■    ■

 06年に発覚した防衛施設庁を巡る官製談合事件は、職員の天下り受け入れ実績に応じて同庁発注の土木、建築工事などを配分するという露骨なものだった。長官以下80人余りが戒告などの処分を受け、その後、施設庁は解体された。

 国家公務員法の改正は、相次ぐ談合事件を受けたもので、同法が業務と関係の深い民間企業などへの求職活動を規制するのは、官民癒着の悪弊を防ぐ狙いからだ。

 文科省高等教育局は私立を含む大学への助成金配分や運営の監督を所管する部署である。大学にとって、文科省とのパイプは重要ということなのだろうか。

 公正であるべき教育行政に疑念が持たれている以上、天下り先に特別に不当な利益が供与されていないかについても、調査し公表する必要がある。

■    ■

 監視委はきょう20日、疑惑に対する調査報告書を公表する。

 文科省の規範意識の低さは指摘されて当然だ。しかし天下りは文科省だけの問題ではない。

 利害関係企業へ大っぴらに天下るケースが影を潜める一方で天下りは巧妙化し、各省庁が民間に「指定席」を持ち代々引き継ぐ構図や、再就職を繰り返す「わたり」は根強く残る。

 規制の「抜け穴」を防ぐ取り組みと同時に、キャリア官僚が定年前に辞める慣行の改革が必要だ。

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霞が関全省庁「天下りリスト」 官僚受け入れ大学トップは京大! 
 ironna.j
 高橋洋一(嘉悦大学教授)

 文科省の天下り問題がいまだに国会で議論されている。

 10年ほど前、筆者は第1次安倍晋三政権で官邸勤務の内閣参事官として、天下りを是正する国家公務員法改正の企画立案を担当した。そのポイントは、国家公務員の再就職について、退職前に利害関係のあるところへの求職活動を禁止したこと、役所の斡旋を禁止したことと、それを監視する再就職監視委員会の設立だ。

 一般に、いわゆる「天下り」は好ましくないというが、実は公務員の再就職全般を禁止することは憲法上許されない。そこで、再就職に際して、正当なものと不当なものを分ける必要がある。何がマズいかというと、退職前に利害関係先に求職活動したり、権限を持つ役所が斡旋するから再就職を受け入れざるを得なくなることだ。そうしたものを不当な再就職として規制する。

 逆にいえば、不当な自分の求職活動や役所の介入・斡旋がなければ、正当な再就職とする。こうすれば、再就職の弊害がかなりなくなるので、求職禁止と斡旋禁止条項を設けた。そして、それらの求職、斡旋活動を監視するために再就職監視委員会を設けた。

 それと同時に、一定の役職以上の国家公務員の再就職状況を公表するようにした。内閣官房のホームページ(http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/jinji_j.html)に毎年公表されている。

 今回の早稲田大学の件でも、内閣官房のHPで毎年の再就職状況が個人名と再就職先を含めて公開されている(http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/kouhyou_h280920_siryou.pdf)。

 それをみると、氏名、退職時の年齢、退職時の官職、離職日、再就職日、再就職先の名称、再就職先の業務内容、再就職先における地位などが記されている。こうした資料を公開することによって、不当な再就職を牽制しようとしたのだが、今回は再就職監視委員会がよくやっており、マスコミは貢献していない。マスコミは天下り問題を報じても、こうしたネタの宝庫である原資料をまともに調べていないからだ。

 今回の文科省事件でも、文科省から提供されている資料ばかりを報じているところが多い。常日頃感じていることだが、どうして日本のマスコミは調査報道ができないのだろうか、不思議である。

 今回も人事課OBが介在して、その人物のみに焦点が当たっているが、これは役所からの情報リークにまんまとマスコミが乗っているからだ。実は、役人OBは今の制度では基本的に処罰されない。むしろ問題は実際に斡旋を行っていた現役の人事担当らにある。

 現役役人が主で、OBはその補助役でしかないことを再就職監視委員会もつかんでいるからこそ、現役役人の斡旋を違法と認定できた。はっきりいえば、現役役人が将来得られる報酬は、OBのノンキャリア職員の比ではないほど大きい。その意味で、文科省の報道で、人事課OBの「ノンキャリア」をことさら強調するのは、トカゲの尻尾切りでしかない。

話を再就職状況に戻すと、あれだけの情報の宝庫を放っておくのはもったいない。そこで本稿では、2012年4月から2016年3月まで4年間の再就職数6000件あまりの全体的な傾向を分析してみよう(一人で複数箇所に再就職しているものは複数件としてカウント)。

 再就職規制をクリアして再就職するためには、退職前での求職活動は独力かつ利害関係先以外で行うというのが基本である。退職後であっても独力でないとダメだ。

 再就職を短期間で行うためには、利害関係先でないところに退職前から準備して行う必要がある。それはなかなか大変なことである。しかし、全体の中で、退職日の翌日に再就職しているケースは多く、全体の1割程度もある。1ヶ月程度(翌日を除く)も多く、全体の2割程度である。つまり、1ヶ月以内に全体の3割が再就職しているわけだ。

次に、今回話題になっている大学への再就職状況をみてみよう。大学に限らず学校法人への再就職は、この4年間で一定役職者以上であるが、300件あまりある。

 再就職者数の多い大学は、京都大学10件、東京大学9件、日本大学9件、国際医療福祉大学9件、早稲田大学8件などとなっている。
再就職者数の多い大学
 学校法人に再就職した人の出身官庁は文科省だけに限らない。文科省が69件と多いが、全体の2割であり、他の省庁からも大学に再就職する者は多い。
学校法人へ省庁別再就職者数
 筆者もその一人であるが、役人の再就職先として大学を選択する人は少なくない。というのは、文科省以外であれば、利害関係先になることはまずなく、大学の教員公募に応じればいい。大学としても、元役人は基本的な知識もあり、さらに大学人が苦手とする「雑務」もこなせるので重宝とされることが多い。

 筆者も、役人を辞めたら何ができるか考えたとき、大学かマスコミしか無理だろうと思った。一般企業に行くのは、役所のよほどの利権を背負っていかないとできないだろうと思ったものだ。

 今回の文科省の事件は、他省庁出身の再就職とは異なる、文科省の利権があまりに強く影響して、それが目立ってしまったのだろう。しかし、再就職状況をみると、出身官庁の利権を背景とした再就職ではないかと邪推できるようなケースがないとは言い切れない。これは、再就職状況を個別に、見る人がみればわかるのだろう。

 

 

 


霞が関の「接待体質」 

2021年04月29日 11時08分58秒 | 社会・文化・政治・経済

論点

毎日新聞 2021/4/28 

 菅義偉首相の長男が勤める放送事業会社「東北新社」やNTTの幹部が総務省幹部らを接待していた問題を巡り、同省の第三者検証委員会が調査を続けている。行政がゆがめられたのではないかとの疑惑と共に、変わらない霞が関の体質に対する怒りが広がった。不適切な官民接待はなぜ起きたのか語ってもらった。

機能不全の内部通報制度 片山善博・元総務相

 総務省の幹部職員は、東北新社やNTTから高額な接待を受けていたのに届け出ていなかった。国家公務員倫理規程に違反していただけでなく、事実と異なる国会答弁をし、それが明るみに出ても平気でうそをついた。かつて、彼らの上司であった者として、誠実さに欠けた、情けない対応を見せられ、残念だった。

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《霞が関は萎縮するな》高額接待問題で元厚労官僚が緊急提言「民間人と官僚の食事は必要」
2/26(金) 18:42配信
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文春オンライン
「ステーキ海鮮で7万円なんて序の口」バブルの味を忘れられない“50代官僚”の接待感覚とは?  から続く

【画像】契機となった「ノーパンしゃぶしゃぶ」スキャンダル

 多くの議論が交わされている総務省官僚の接待問題。自身も元厚生労働省官僚(2001年入省・2019年退官)で、2020年11月に「ブラック霞が関」(新潮社)を上梓した千正康裕氏(45)が、「文春オンライン」に緊急提言を寄せた。

◆◆◆

ステレオタイプな官僚のイメージ

接待問題で処分の対象となった総務官僚ら。左から、秋本情報流通行政局長,、吉田情報流通行政局長、谷脇総務審議官、山田内閣広報官 ©️AFLO

 官僚の接待のニュースが出るたびに、非常にイヤな気持ちになる。それは、自分も官僚を長くやっていたので、常に色眼鏡で見られる経験をしてきたからだ。居酒屋で役所の先輩と飲んでいる時に、話の内容から職業がばれたようで、急に隣のテーブルのサラリーマンに絡まれたこともあるし、辞めた今でも変わらない。国民のことなど考えておらず、天下りや既得権益を守るために仕事をしている人たち、そんなステレオタイプな官僚のイメージを本当に信じている人も世の中には少なくなかったと感じる。

 1990年代の旧大蔵省の接待スキャンダルなどがあり、利害関係者からの接待などを禁止する国家公務員倫理法が2000年4月にスタートしたが、僕はその1年後に霞が関(厚労省)に入った。全省庁の新人キャリア官僚を集めての研修の最初に叩き込まれたのが国家公務員倫理法だった。今、思うと、新人に最初に叩き込むのがその内容って、ちょっと異常な気がするけど、当時の雰囲気はそんな感じだったのだろう。

 だから、僕らの世代(今の霞が関では課室長クラス)や下の世代の官僚たちは、そもそも接待の文化を知らないし、ステレオタイプな悪いイメージで世間から見られることがすごくイヤだったから、接待のようなことから距離を置いて生活するのが当たり前だった。

民間人との食事自体は、官僚にとって必要なもの
 僕自身もそうだけど、周りの官僚たちも利害関係者であろうがなかろうが、民間の人と会食する場合は割り勘にしておくのが普通だった。実態を理解して政策をつくるためには、役所の外の色々な人たちと会って話をしないといけないし、時に食事になることもある。食事は不要と思う人もいるかもしれないが、僕はそう思わない。セクターを超えて社会を一緒によくする仲間になる必要があるからだ。

 ほとんどの場合は、相手が無理にご馳走しようとはしなかったし、ちゃんとした企業の人たちはそれが分かっているので、最初から「割り勘で」と言ってきてくれる。

 まれに、どうしてもご馳走しようとする人に会ったこともある。それは、僕にご馳走して何か利益を得ようというよりも、そうするのが礼儀だ、当たり前だという民間の感覚でそうしていることが多い。利害関係者ではなかったと思うが、どうしても断れなかった時があって、先輩に相談して現金書留で送るというやり方があるよと聞いたので、そうやってお返ししたこともある。

民間と官僚のルールの衝突
 役所を辞めてからは、民間の文化の中で仕事をしているけど、仕事関係の会食で割り勘ということはあまりないということが分かってきた。民間企業には、接待費もあるし、税法上も一定の条件の下で経費として認められるのだから、法律も業務上必要だと認めていると言える。一方で、役所には接待費というものがないし、利害関係者からの接待は禁じられていて、割り勘にする必要がある。割り勘にすると、企業も会社の接待費を使えないとすれば、自腹になってしまう。

 接待の問題のほとんどは、行政をゆがめるということよりも、こういう民間の文化と霞が関のルールのぶつかりの問題だ。ここが、官僚の接待のルールと運用の難しいところだと思う。今回のことを機に国家公務員への研修も強化されるのだろうが、せっかく官僚への接待に注目が集まっているので、民間企業の人たちにも周知するよい機会だと思う。

一度だけ経験した「高額の贈り物」
 このような民間の文化と霞が関のルールのぶつかり以外に、意図的と感じるケースもあった。僕の経験の中では一度だけだが、民間企業の支援をする仕事をしていた時に、仕事の中で面会した際に、高額の贈り物を置いていかれたことがある。先方が帰ってから気づいた。この時点で、「これは怪しい人達だな」と思って付き合うのは止めたし、依頼も無視した。贈り物は送り返した。正直、迷惑以外の何物でもない。

ほとんどの官僚は接待とは無縁
 僕ら世代以下の官僚たちはルール以上に、接待というものから距離を置いているが、幹部クラスの官僚になると、相手の社会的地位もすごく高いので、自ずと行く店のレベルも上がるのだろう。夜、人と会って会食する機会も多いと思う。それも仕事のうちなのだろう。官庁の場合は、企業と違って交際費というものがないので、利害関係者以外も含めて、すべてを割り勘で自腹にするというのは難しいのかもしれないが、当然ながらルールに反して利害関係者から接待を受けるのは許されないことだ。

 今回の事案が、行政をゆがめているとしたら単なる倫理規程違反では済まされない大問題だが、それは現時点ではわからない。確実に生じている別の悪影響を指摘したい。

 今の社会課題は霞が関だけでは解決できないものばかり。今回の件が、官僚たちが民間の人と接点を持つことに委縮するようなことにだけはなってほしくない。

 また、ほとんどの官僚たちは接待などとは全く無縁の環境で日々遅くまで働いている。今、「ブラック霞が関」と言われるような過酷な労働環境の中で若手の離職が急増している。それでも社会のために働きたいと踏ん張っている人たちがたくさんいる。そういう人たちの士気が大いに下がるのが心配だろう。また、官僚志望者が激減している中で、ますます官僚という職業のイメージが悪くなってしまうのも大きなマイナスだ。

 一見、国民には関係ない話と思うかもしれないが、これ以上霞が関が疲弊していけば、政策立案能力は落ち、ミスもどんどん増えていくことは間違いない。

千正 康裕/Webオリジナル(特集班)

 

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わいせつ教員対策案 免許再交付「拒否権」 教委裁量

2021年04月29日 10時58分22秒 | 事件・事故

毎日新聞 2021/4/28 
 子どもへのわいせつ行為で懲戒免職になった教員が再び教壇に立つことを防ぐため、与野党が超党派で今国会への提出を目指している新法の条文案が27日、大筋で固まった。現在の制度では、免職になっても最短3年で教員免許を再取得できるが、新法では免許を交付する都道府県教育委員会の裁量で再交付を拒めるようにする。自民、公明両党でつくるワーキングチームで合意した。
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わいせつ教員対策与党案「簡単なルール作りではない」 文科相
2021年4月20日 教育新聞

わいせつ行為で懲戒処分を受けた教員に対し、教員免許の授与権者に「裁量的拒絶権」を与えて事実上、再び教壇に立つことがないようにする与党の法整備案について、萩生田光一文科相は4月20日の閣議後会見で、「思いを共有して議論を進めていただいていることは極めて重要だと思う」と評価した一方、「そんなに簡単なルール作りではないのではないかと心配している」と述べ、免許再交付を拒絶できる統一基準の作成などに課題があるとの所見を明らかにした。与党では、大型連休明けにも議員立法として与野党で合意し、今国会中の成立を目指している。


わいせつ教員対策の与党案について所見を述べる萩生田文科相
新法案の作成作業は与党わいせつ教員根絶立法検討ワーキングチーム(WT)が急ピッチで進めており、骨子案として▽児童生徒本人の同意の有無にかかわらず、教員による児童生徒との性交やわいせつ行為などを児童生徒性暴力と定義し、これにより、13歳以上でも生徒については本人の同意があっても性暴力と規定する▽文部科学大臣は性暴力の防止等に関する「基本指針」を定める▽懲戒処分によって教員免許が失効した場合、これまで欠格期間となる3年を経過すると自動的に再交付されていたが、この仕組みを改めて、再び免許を与えるのが適当であると認められる場合に限り、免許を再交付することとし、免許授与権者に「裁量的拒絶権」を与える--などを挙げている。

この新法案の受け止めについて、記者会見で質問を受けた萩生田文科相は「子供を守り育てる立場にある教員が、子供にわいせつな行為を行うことは決してあってはならないこと。ワーキングチームでもこのような思いを共有して議論を進めていただいていることは、極めて重要。仮に与野党で合意し、法制上の課題がクリアされるとすれば、それはいいことだと思う」と積極的に評価した。

同時に「いろいろ難しい点もあるのではないか。(懲戒処分に伴う3年の欠格期間が経過した人に対し)よその自治体では再び免許が出されて、この自治体では出さないと、その違いは何なんだ、ということがあっても困ると思う。国にその部分だけ基準を作れと言われても、地方教育行政や教員免許法との関係を考えると、そんなに簡単なルール作りではないのではないかと、ちょっと心配している」と指摘。都道府県などの教員免許の授与権者がそれぞれの裁量で再交付を拒絶する場合、その判断基準にばらつきが出る恐れがあることや、文科省が基本指針として統一基準を作成するとしても、その基準の在り方が難しいとの問題点を挙げた。

さらに「再交付の『裁量的拒絶権』を、各都道府県でどうやってバランスよく発信するのか。例えば、それを判断する人たちをどうやって選ぶのかなど、運用面ではいろいろ課題が出ると思う」とも述べ、都道府県などによる実際の運用にも課題があるとの見方を示した。

また、与党案が抱える構造的な仕組みとして、文科省が欠格期間を実質的に無期限とする教員免許法の改正に取り組み、刑法が刑執行後10年で想定する「刑の消滅」などとの整合性から、今国会での法案提出を見送った経緯を踏まえ、「結果として、私たちが考えていた法制度のアプローチとは違い、(欠格期間が過ぎた人に対する、教員免許の再交付について)全てを拒否することができないので、穴は開いてしまう」と指摘。「そこは法案が出てきた段階で考えてみたいと思う」と説明した。

与党WTでは、4月19日の会合で、骨子案について野党が大枠で賛成していることを確認。WT共同座長の馳浩衆院議員(元文科相、自民)によると、条文化に向けて詰めの作業を進め、大型連休明けには与野党で合意し、6月16日に会期末を迎える今国会中の成立を目指す。

 


新型コロナ 茨城、感染8000人超え 新規70人、重症最多20人

2021年04月29日 10時39分22秒 | 社会・文化・政治・経済

4/29(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

茨城県と水戸市は28日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計70人確認されたと発表した。県内の累計感染者は8千人を超え、8040人となった。同日現在の県内の重症者は20人(前日比2人増)となり、最多を更新した。

累計が7千人を超えたのは今月9日で、3週間足らずで千人増えた。

県によると、これまでに変異株陽性と公表された人のうち、国の解析の結果、新たに16人が英国株、1人がブラジル株と判明。ブラジル株の確認は県内初めて。この陽性者は県外勤務で、県外での感染が疑われるという。また28日までに確認された陽性者のうち新たに2人が変異株と判明。

28日公表の新規感染者のうち、古河市内の事業所では30代男性の感染が判明。事業所内の陽性者は計6人に増えた。

新型コロナ感染者のうち新たに50人が回復。県内の退院・退所などは計7207人となった。

このほか、日本原子力研究開発機構は同日、核燃料サイクル工学研究所(東海村)で働く請負会社の40代作業員女性の感染を発表。水戸家裁は家事調停委員として勤務する60代女性、神栖市は健康増進課の30代男性職員の感染をそれぞれ発表した。

■県内の感染状況  
新規 70人  
累計 8040人  
うち死者 133人  
退院・退所等 7207人  
(県発表、28日午後10時現在)

 

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同志社大生一気飲み死亡で母親が大学提訴 賠償求め京都地裁に

2021年04月29日 10時33分58秒 | 事件・事故

4/27(火) 19:15配信

毎日新聞

同志社大(京都市)ダンスサークルの合宿で2016年、1年生だった男子学生が一気飲みした後に死亡したのは、大学側が安全配慮義務を怠ったからだとして、母親(52)が27日、大学に1000万円の賠償を求めて京都地裁に提訴した。

 亡くなったのは山口怜伊(れい)さん(当時19歳)。訴状などによると、合宿は16年2月22~26日、兵庫県豊岡市のホテルであり、山口さんを含むダンスサークルの男女ら29人が参加。合宿中、男子学生らは毎日、深夜から翌朝まで飲み会を開き、焼酎などを一気飲みしていた。

 26日午前0時ごろ、山口さんはトイレで意識を失って倒れているのを発見された。他の学生らが部屋まで運んだが、救急車は呼ばずに放置。午前8時すぎ、山口さんが呼吸していないのに気付いて119番し、病院で死亡が確認された。死因は急性アルコール中毒だった。

 サークルでは、上級生が1年生に一気飲みをさせることが「伝統」になっていたという。母親側は「大学は、徹底した指導や警告を発するなどして改善を促し、学生を生命身体の危険から保護する義務があったのに怠った」と主張している。同志社大は取材に「訴状が届いていないのでコメントを差し控える」としている。【中島怜子、藤河匠】

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