外国語を学ぶ際に特に始めのうち難しいことは単語を覚えることですよね。特に歳がいってから学ぶと覚えたつもりになっていても忘れてしまう、ということさえ起ってきます。私は三十過ぎてからアイスランド語を学ぶ羽目になりましたので、文法よりはむしろ単語で苦労しました。
英語などでもそうですが、単語を構成している接頭辞や接尾辞のような構成要素の持つ意味が分かってくれば多少は覚えやすくなってきますね。re–が付けば「繰り返し」に関係のあることでしょうし、aqua- が付けば「水」関連ですよね。
アイスランド語でも同じことで、ある程度そういう単語の中の構成部分が頭に入ってくれば単語の理解が多少は楽になります。それまでは(それでも?)なかなか覚えられない単語もあります。
私が苦労したのは例えば「とりあえず」を意味するbrada-birgdaという単語です。これがbradabirgdaだったかbradabrigda だったかいつも混乱してしまうのです。あと「哲学」のheimspeki。これもheimskepiと混乱してしまいました。...何度も。
単語を覚えられないのと平行して勘違いというものもあります。ある単語と他の単語の取り違いです。これもよくあります。...今でも。
先週の日曜日前後のことですが、 教会のエッセイや説教を閲覧できるサイトで同僚の牧師さんのうちの二人がheimsendirについて話したり書いたりしているのを見ました。heimは「自宅」ですし、sendingは「送ること」ですので、heimsendingは「宅配」のことです。
宅配といえばピザ?もちろん家電やその他の商品もありましょうが、ここではまずピザです。でもどうしてピザの宅配が牧師さんの説教ネタになるのかなあ...?そう思いながらも、アイスランド語で書かれたものは頑張らないと読めないワタシは放っておきました。
二日ほどして全く別のサイトでまたもや同じ言葉と遭遇したワタシはやっと自分の勘違いに気がつきました。heimsending「宅配」ではなくてheims-endir「世の終わり」でした。heim(ur)は「世界」、endirは「終わり」です。
先週の日曜は教会歴の最後の日曜日で(ということは次の日曜日、すなわち昨日からはアドヴェントになります)、その日には世の終わりとか「終末」が教会での説教の話題になるのです。
ワタシの勘違いのもとは単語の区切り方の間違いでした。Heim-sendirではなくて、Heims-endirだったのです。エライ違いだわ、もう。
それにしても「終末」というのは牧師にとっては必須の業界用語なんですけどね、二十年いてもそれさえモノにしていないとは...情け無いッス。でもワタシ、「世の終わりがそこまで来ている!」タイプの牧師さんではないのです。...言い訳。
もうひとつ、最近の勘違い。
今週の日曜日からアドヴェント入りしてクリスマスがぐっと近づいてきました。アドヴェントについては昨年書きましたのでそちらもよろしく読んで下さい。
昨年のアドヴェントについてのブログはこちら
で、当然クリスマスのプレゼントが視野に入ってきています。知り合いの十一歳の男の子にクリスマス・プレゼントの希望を訊いたのですが、「ピンクのサッカーボール」とのこと。「よしっ」と約束しました。
でもピンク?ネットで調べたらあるにはあるんですね。多くは女子サッカー用の四号球ですが五号級もないわけではない。それでも、どうも変。男の子は普通ピンクの色のサッカーボールを所望するだろうか?十一歳の男の子がフェミニストであり得なくはない。でも可能性は低いだろう。
確認しようと思ってその子のお母さんに尋ねたら「フフ、それはpinkではなくてpinkuでしょ。「ちょっと」という意味だけど控えめに希望を言う時などに小さな子が使うことがある言葉なの」だそうな。でも辞書にも載っていない...奥が深いぞ、アイスランド語。
というわけで今回もワタシの勘違いでした。でもピンクのサッカーボールを買ってしまう前に確認してよかった。(^-^;
「そんな勘違いの連続でよく生活できてるなあ?」と思われる向きもあるでしょうが、できるんですよねえ。ワタシがノーテンキなのか?アイスランドがそういうところなのか?
アナタはどう思いますか?
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
英語などでもそうですが、単語を構成している接頭辞や接尾辞のような構成要素の持つ意味が分かってくれば多少は覚えやすくなってきますね。re–が付けば「繰り返し」に関係のあることでしょうし、aqua- が付けば「水」関連ですよね。
アイスランド語でも同じことで、ある程度そういう単語の中の構成部分が頭に入ってくれば単語の理解が多少は楽になります。それまでは(それでも?)なかなか覚えられない単語もあります。
私が苦労したのは例えば「とりあえず」を意味するbrada-birgdaという単語です。これがbradabirgdaだったかbradabrigda だったかいつも混乱してしまうのです。あと「哲学」のheimspeki。これもheimskepiと混乱してしまいました。...何度も。
単語を覚えられないのと平行して勘違いというものもあります。ある単語と他の単語の取り違いです。これもよくあります。...今でも。
先週の日曜日前後のことですが、 教会のエッセイや説教を閲覧できるサイトで同僚の牧師さんのうちの二人がheimsendirについて話したり書いたりしているのを見ました。heimは「自宅」ですし、sendingは「送ること」ですので、heimsendingは「宅配」のことです。
宅配といえばピザ?もちろん家電やその他の商品もありましょうが、ここではまずピザです。でもどうしてピザの宅配が牧師さんの説教ネタになるのかなあ...?そう思いながらも、アイスランド語で書かれたものは頑張らないと読めないワタシは放っておきました。
二日ほどして全く別のサイトでまたもや同じ言葉と遭遇したワタシはやっと自分の勘違いに気がつきました。heimsending「宅配」ではなくてheims-endir「世の終わり」でした。heim(ur)は「世界」、endirは「終わり」です。
先週の日曜は教会歴の最後の日曜日で(ということは次の日曜日、すなわち昨日からはアドヴェントになります)、その日には世の終わりとか「終末」が教会での説教の話題になるのです。
ワタシの勘違いのもとは単語の区切り方の間違いでした。Heim-sendirではなくて、Heims-endirだったのです。エライ違いだわ、もう。
それにしても「終末」というのは牧師にとっては必須の業界用語なんですけどね、二十年いてもそれさえモノにしていないとは...情け無いッス。でもワタシ、「世の終わりがそこまで来ている!」タイプの牧師さんではないのです。...言い訳。
もうひとつ、最近の勘違い。
今週の日曜日からアドヴェント入りしてクリスマスがぐっと近づいてきました。アドヴェントについては昨年書きましたのでそちらもよろしく読んで下さい。
昨年のアドヴェントについてのブログはこちら
で、当然クリスマスのプレゼントが視野に入ってきています。知り合いの十一歳の男の子にクリスマス・プレゼントの希望を訊いたのですが、「ピンクのサッカーボール」とのこと。「よしっ」と約束しました。
でもピンク?ネットで調べたらあるにはあるんですね。多くは女子サッカー用の四号球ですが五号級もないわけではない。それでも、どうも変。男の子は普通ピンクの色のサッカーボールを所望するだろうか?十一歳の男の子がフェミニストであり得なくはない。でも可能性は低いだろう。
確認しようと思ってその子のお母さんに尋ねたら「フフ、それはpinkではなくてpinkuでしょ。「ちょっと」という意味だけど控えめに希望を言う時などに小さな子が使うことがある言葉なの」だそうな。でも辞書にも載っていない...奥が深いぞ、アイスランド語。
というわけで今回もワタシの勘違いでした。でもピンクのサッカーボールを買ってしまう前に確認してよかった。(^-^;
「そんな勘違いの連続でよく生活できてるなあ?」と思われる向きもあるでしょうが、できるんですよねえ。ワタシがノーテンキなのか?アイスランドがそういうところなのか?
アナタはどう思いますか?
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com