秋めいたレイキャビクですが、最低気温は4-5度、最高気温は10度前後という日々になっています。時折、風が強くなることもありますが、まだまだ「良い夏」の後遺症を引きずってくれているようです。
さて今回は、前々回書きましたFacebook関連についての続きに移りたいと思います。
前々回書きましたように、私は「ガツガツ系」でFacebookを始めましたので、政治家でも社交家でもない一般人にしては多めの「フレンド」を持っています。アカウントがふたつあるのですが、始めのアカウントは4900人くらい、もうひとつは1800人くらいのフレンドがいます。
ちなみにどちらのアカウントもちゃんと本名で開いていますよ。Toshikiが先に来るか、後に来るかの違いですから。(*^^*) 私はJames Bondと同じく、偽名は使わない主義なのです。
横道ですが、最近、政府は「日本人は日本人らしく『姓』『名』の順で名乗るべきだ」とか言って、明治以来の伝統?「名前+姓」方式を改めるようにアピールしたみたいですね。もっとも文部科学省はもうしばらく前から、そのようにアピールしていたと記憶していますが。
ネット上だけでの人間関係とは?
Myndin er eftir ID 132738774 © Thodonal | Dreamstime.com
Facebookは、一応5000人というフレンドの上限を定めています。それで始めのアカウントが上限に近づいた折に、ふたつ目を開いたわけです。双方に重なっている人が100人強出てしまっています。
「ガツガツ」フレンド集めをしたわけですから、当然「Facebook上だけの知り合い」という方が相当数に昇ります。過半数と言った方が正解か?いや「ほとんど」が正しい表現でしょう。
それでもせっかく「フレンド」になったのだから、と思い実行していることがあります。「誕生日登録」をしていて、自動的に誕生日が表示されてくる皆さんには、必ず「ハッピーバースデー・メッセージ」を送るようにしていることです。
登録をしていない人についてはどうしようもないですが、している方々とは、少なくとも年に一回は直接の「触れ合い」をすることができるわけです。もっとも、これはこちらからの一方的な思い入れですが。
これまでの経験から言うと、だいたい毎日12―15人くらいの人が誕生日を迎えているようです。仮に5000人の集合を365日で割ると、平均13,7人となりますから、理屈に合っていますよね。
ですが、このバースーデー・メッセージでひとつのトラブルに見舞われました。「ハッピーバースデー!」を送った相手について「トシキ、この人はもう亡くなっているよ」という忠告を共通の「フレンド」からいただくことが何度かあったのです。
なにしろ自動的にアップされてくる誕生日
情報をもとに送っているわけで、本人方を直接には存じ上げないのですから、こういうことは起こり得ます。わざわざ忠告してくださった方には「これこれで... 」と説明をし、謝り、また教えてくれてありがとう、ということになります。
天上とは繋がるのか?Facebook
Myndin er ur Billygraham.org
別にそれだけのことなのですが、やはり決まり悪く感じてしまいますし、亡くなっているフレンドの方の「本当の友だち」の方々から見れば「なんだこのヤロー」と思われるんじゃないか、と気落ちしたりしてしまいます。
メッセージを送る時に、ひとりひとりのページをきちんと開けて確認すれば、こういう間違いはしなくてすむのでしょうが、毎日そのために14、5人のページを開くというのは、実際には難しいものがあります。
そこで昨今、妥協案的に実践しているのが「年齢の高い方の場合はページを開けて確認する」と言う仕方。「縁起でもないことをするヤツだ」と思われるかもしれませんが、これはかなり実際的に役立ちます。これまで三回くらい、亡くなっている方を発見し、メッセージを送らずに済みました。
ユーザーが亡くなった後、そのアカウントを閉じることができない、というのはFacebookに関してはずいぶん話題になったことがありますよね。
現在ではそのような際にきちんと対応できるように、事前に、つまり「生前に」アカウントの世話役を選んでおくことができるようになったと思います。私も娘を「世話役」に指名してあります。
そういうシステムの改良の効果もあるのでしょうが、最近はこのバースデーメッセージのミスは起きていません。
ところで、やはり「Facebookだけでのお付き合い」の方について、多少関連はありますが、異なる種類の経験を八月にしました。
このフレンドの方は、私よりひとつかふたつ歳が下の女性なのですが、直接の知り合いではありません。Facebookに限って言っても、別にメッセージのやり取りをするような仲でもなく、ただ私のアップする配信に、よくライクを付けてくれる、という程度のお付き合いでした。
八月のある日、オフィスで新聞を開いていると、「死亡欄」の中にどこかで見覚えのある顔がありました。「あれっ?この人、Facebookの友だちじゃない?」と思い、確かめてみると、やはりそうでした。
「事故か?病気か?」と思い、その女性の方のページを開いてみると、亡くなったとされる日の前日まで、普通に取り立ててのことでもないようなことが配信されていました。
たとえ直の面識がなかったとはいえ、ついこの間までやり取りがあった人が急に亡くなったとなると、やはりびっくりするのと悲しくなるような複雑な思いがします。
その女性が家族として挙げていた人 –娘さんだったのですが– のページを覗いてみると、お母さんが亡くなったことを告げ、追悼していらっしゃいました。ただ死因とかは何も触れられていませんでした。
気になったのは「母は病気ではなかった。病気が母を造っていた」と書かれていたことです。どのような病気かはまったくわかりません。ですが、相当、病に苦しめられていたようです。
仕方なく、その亡くなった女性のページに、今度は間違いではなく、亡くなったことを承知の上で、それまでのお付き合いを感謝し、平安を祈るメッセージを送りました。
Facebookフレンドへの追悼
Myndin er ur Dreamstime.com
その女性の葬儀の案内も出ていたのですが、特に予定のない日時だったのと、場所がレイキャビクだったこともあり、参列してみようか?としばらく本気で考えました。どんな人だったのか?何があったのか?知りたい気持ちがあったからです。
結局、参列はしませんでした。興味本位で参列するのではないか、という自己批判めいたことがあったからです。それに、それまでそのようなお付き合いだったのだから、そのままにしておくのが良いのではないか?という気もしました。
若い世代の皆さんは、このような「ネット上での人間関係」も始めより人間関係の一部になっているのかもしれませんが、私にとってはまだまだ底の浅い、未知の分野であるようです。
「危険」という話しもよく耳にしますし、本当にそうなのでしょうが、そういうネガティブなもの「だけ」ではないですよね、ネット上での関係。私自身はFacebookを楽しんでいますし、どちらかというとプラスで、有益な関係の方を多くいただいてきたと感じていますから。
皆さんはいかがでしょうか?
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
さて今回は、前々回書きましたFacebook関連についての続きに移りたいと思います。
前々回書きましたように、私は「ガツガツ系」でFacebookを始めましたので、政治家でも社交家でもない一般人にしては多めの「フレンド」を持っています。アカウントがふたつあるのですが、始めのアカウントは4900人くらい、もうひとつは1800人くらいのフレンドがいます。
ちなみにどちらのアカウントもちゃんと本名で開いていますよ。Toshikiが先に来るか、後に来るかの違いですから。(*^^*) 私はJames Bondと同じく、偽名は使わない主義なのです。
横道ですが、最近、政府は「日本人は日本人らしく『姓』『名』の順で名乗るべきだ」とか言って、明治以来の伝統?「名前+姓」方式を改めるようにアピールしたみたいですね。もっとも文部科学省はもうしばらく前から、そのようにアピールしていたと記憶していますが。
ネット上だけでの人間関係とは?
Myndin er eftir ID 132738774 © Thodonal | Dreamstime.com
Facebookは、一応5000人というフレンドの上限を定めています。それで始めのアカウントが上限に近づいた折に、ふたつ目を開いたわけです。双方に重なっている人が100人強出てしまっています。
「ガツガツ」フレンド集めをしたわけですから、当然「Facebook上だけの知り合い」という方が相当数に昇ります。過半数と言った方が正解か?いや「ほとんど」が正しい表現でしょう。
それでもせっかく「フレンド」になったのだから、と思い実行していることがあります。「誕生日登録」をしていて、自動的に誕生日が表示されてくる皆さんには、必ず「ハッピーバースデー・メッセージ」を送るようにしていることです。
登録をしていない人についてはどうしようもないですが、している方々とは、少なくとも年に一回は直接の「触れ合い」をすることができるわけです。もっとも、これはこちらからの一方的な思い入れですが。
これまでの経験から言うと、だいたい毎日12―15人くらいの人が誕生日を迎えているようです。仮に5000人の集合を365日で割ると、平均13,7人となりますから、理屈に合っていますよね。
ですが、このバースーデー・メッセージでひとつのトラブルに見舞われました。「ハッピーバースデー!」を送った相手について「トシキ、この人はもう亡くなっているよ」という忠告を共通の「フレンド」からいただくことが何度かあったのです。
なにしろ自動的にアップされてくる誕生日
情報をもとに送っているわけで、本人方を直接には存じ上げないのですから、こういうことは起こり得ます。わざわざ忠告してくださった方には「これこれで... 」と説明をし、謝り、また教えてくれてありがとう、ということになります。
天上とは繋がるのか?Facebook
Myndin er ur Billygraham.org
別にそれだけのことなのですが、やはり決まり悪く感じてしまいますし、亡くなっているフレンドの方の「本当の友だち」の方々から見れば「なんだこのヤロー」と思われるんじゃないか、と気落ちしたりしてしまいます。
メッセージを送る時に、ひとりひとりのページをきちんと開けて確認すれば、こういう間違いはしなくてすむのでしょうが、毎日そのために14、5人のページを開くというのは、実際には難しいものがあります。
そこで昨今、妥協案的に実践しているのが「年齢の高い方の場合はページを開けて確認する」と言う仕方。「縁起でもないことをするヤツだ」と思われるかもしれませんが、これはかなり実際的に役立ちます。これまで三回くらい、亡くなっている方を発見し、メッセージを送らずに済みました。
ユーザーが亡くなった後、そのアカウントを閉じることができない、というのはFacebookに関してはずいぶん話題になったことがありますよね。
現在ではそのような際にきちんと対応できるように、事前に、つまり「生前に」アカウントの世話役を選んでおくことができるようになったと思います。私も娘を「世話役」に指名してあります。
そういうシステムの改良の効果もあるのでしょうが、最近はこのバースデーメッセージのミスは起きていません。
ところで、やはり「Facebookだけでのお付き合い」の方について、多少関連はありますが、異なる種類の経験を八月にしました。
このフレンドの方は、私よりひとつかふたつ歳が下の女性なのですが、直接の知り合いではありません。Facebookに限って言っても、別にメッセージのやり取りをするような仲でもなく、ただ私のアップする配信に、よくライクを付けてくれる、という程度のお付き合いでした。
八月のある日、オフィスで新聞を開いていると、「死亡欄」の中にどこかで見覚えのある顔がありました。「あれっ?この人、Facebookの友だちじゃない?」と思い、確かめてみると、やはりそうでした。
「事故か?病気か?」と思い、その女性の方のページを開いてみると、亡くなったとされる日の前日まで、普通に取り立ててのことでもないようなことが配信されていました。
たとえ直の面識がなかったとはいえ、ついこの間までやり取りがあった人が急に亡くなったとなると、やはりびっくりするのと悲しくなるような複雑な思いがします。
その女性が家族として挙げていた人 –娘さんだったのですが– のページを覗いてみると、お母さんが亡くなったことを告げ、追悼していらっしゃいました。ただ死因とかは何も触れられていませんでした。
気になったのは「母は病気ではなかった。病気が母を造っていた」と書かれていたことです。どのような病気かはまったくわかりません。ですが、相当、病に苦しめられていたようです。
仕方なく、その亡くなった女性のページに、今度は間違いではなく、亡くなったことを承知の上で、それまでのお付き合いを感謝し、平安を祈るメッセージを送りました。
Facebookフレンドへの追悼
Myndin er ur Dreamstime.com
その女性の葬儀の案内も出ていたのですが、特に予定のない日時だったのと、場所がレイキャビクだったこともあり、参列してみようか?としばらく本気で考えました。どんな人だったのか?何があったのか?知りたい気持ちがあったからです。
結局、参列はしませんでした。興味本位で参列するのではないか、という自己批判めいたことがあったからです。それに、それまでそのようなお付き合いだったのだから、そのままにしておくのが良いのではないか?という気もしました。
若い世代の皆さんは、このような「ネット上での人間関係」も始めより人間関係の一部になっているのかもしれませんが、私にとってはまだまだ底の浅い、未知の分野であるようです。
「危険」という話しもよく耳にしますし、本当にそうなのでしょうが、そういうネガティブなもの「だけ」ではないですよね、ネット上での関係。私自身はFacebookを楽しんでいますし、どちらかというとプラスで、有益な関係の方を多くいただいてきたと感じていますから。
皆さんはいかがでしょうか?
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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