レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

「さらば、ぐるぐるレインボー巻き」の巻き

2021-02-14 00:00:00 | 日記
こんにちは/こんばんは。

相変わらずのマイルドな冬が続くレイキャビクです。先日、久々に雪が積もりましたがそうたいしたことはなく、もうあらかたは溶けてしまいました。こんなに雪が少ない冬も珍しいです。

てなこと言うと、ドカッと降ったりしますからね。それに十年くらい前に、真冬には雪が降らなかったのに、三月から降り始め四月中旬まで雪が消えなかった、ということもありましたよ。今年はそうはなりませんように。




本文とは無関係 清涼感アップ用Pic
Myndin er eftir Jonatan_Pei@Unsplash


え〜と、コロナですが、先週の木曜日までの直近の一週間での国内新感染者は僅か三人にとどまりました。病院にはコロナの故に入院している人は金曜日現在ではゼロとなっています。

ワクチンの接種はボチボチと進んでおり、金曜日のニュースによると、13372人が一回目、もしくは二回目の接種も終えており、これは人口の3,9パーセントに当たります。

日本でもニュースで伝わっていると思いますが、ヨーロッパでは各国間でのワクチンの取り合いのような様相を呈しており、アイスランドのニュースも毎日のようにこのトピックを報じています。あまり熱心に見ていないので、詳しいことはわかりません。ごめんなさい。m(_ _)m

で、街中のムードはすっかり戦勝気分で、「もう終わったー!」感が強く漂っています。現状に合わせて少し規制を緩和するのには賛成ですが、そこまで安心しきることには私は反対します。

周り中が火の海の中の小島であることをもう少しわきまえた方がいいような。「変異株」は外国から来る、と決めつけているようですが、ここで生まれないとも限らないでしょう。

この極端から極端に走る単純さはアイスランド人気質だと、私は思います。

さて、年末に私のイライラについて書いたことがあります。イライラの種はいろいろとあった(ある)のですが、その中のひとつは、私が自宅で使っているiMacのトロさでした。

Wordを開ける、クロームを開ける、というごく単純なことですら、いちいちあのくるくる回るレインボー玉が出てきてしまいます。加えて日本語入力のド阿保さ加減。




血圧上昇の元 憎きぐるぐるレインボー巻き!



徳の足りないワタシのイラ、イラ、イラー!!


そこで、「よし、マックブック・プロの16インチに変えよう!」と思い立ったのですが、その値段の高さにあえなく撃沈したワタシでした... 五十八万クローネと、日本でより二十万「円」も上積みされていたのでした。

ところが年が明けても、というか年が明けると、さらにiMacの「劣化」は激しくなり –「老化」と書こうと思ってふと気がつきました。それでは老人の方に失礼ではないか?森前会長と同じようなことを書いてはならない– もう、耐え難いものになってしまいました。

実は年の瀬のギリギリでもうそのくらいまで行ってしまっていて「こりゃーダメだ」と見切りはつけていました。同じ頃マックの新しいM1チップについての評判を聞いてこともあり、マックプロの代わりに視野に入ってきたのがM1搭載のマックミニちゃんでした。

マックミニは、日本でもそうですが、値段はマックファミリーの中では安めの部類です。コンピューター本体だけですので、ディスプレイ等周辺機を別買いしないといけません。が、キーボードとマウスはiMacで使っているものがありますので必要なし。

ディスプレイはマックに接続できるものであればいいので、これはかなりピンからキリまで選択の幅があります。

で、時々「決断の人」になるワタシは –それが俗に「衝動買い」と呼ばれるものの範疇にあることが多いのですが– 大晦日あたりに決意して、ネットで購入したのでした。

ただ、ストレージと、Ramメモリーを大きくしたかったので、そのように特別注文。その場合は6~8週間の「お待ち期間」になるのでした。そのくらいはiMacが持つだろう、と思ったのです。根拠のない楽観。

安いとはいえ、日本と比べるとそれでも十万円増しくらいになります。これはもう仕方がない。アイスランドに住む限りは。

そして、それから六週間。iMacのひどい仕打ちにただ耐えるばかりの日々をワタシは送ったのでした。




やっとやってきてくれた救世主マックミニ様 見栄えしない (*_*)


そして先週の水曜日の夕方に舞い込んだEメイル一通。「あなたのマックがようやく到着しました」やった! 八週間といえば十週間が相場のアイスランド流ビジネスで、二週間も前倒しになるとは、これはもう天の神のお情けとしか言いようがありません。

さっそく木曜日に新しいマックミニを受け取り、選手交代の儀式に取りかかりました。

この儀式が最後の関所。マックをお使いの方はご存知と思いますが、マックには旧マックから(PCからも)新マックへと、データをごっそり、まるっと移してくれる移行サービスがあります。

私も毎回これを使っています。以前はワイファイでやっていたのですが、これはもうまるまる一晩どころか、二日間くらいかかることもありました。十年くらい前です。

当時から比べると、今のマックの容量は二倍以上に膨れ上がっているでしょう。写真やビデオ、ギガ数が以前とは違いますからね。

そこで前回はワイファイではなく、サンダーボルトという高速ケーブルを購入して移行したのですが、わずか数時間で終わっと記憶しています。つまり、劣化したiMacを使い始めた時のことです。

ところがいつも何かかが起こるのがこの移行の儀式。今回もなぜかマックが高速ケーブルを認識してくれず、何度も何度もやり直し。ワタシのイライラはもうスカイツリー並の高さに達しました。

やっとこ自分たちが高速ケーブルで繋がれていることに、マック兄弟が気がついてくれました。もう真夜中近くで、移行を継続にしたままお休みなさい。昼から始めて、真夜中に寝る際にはまだ終わっていなかったことになります。

そして爽やかな金曜日の朝。




このPicのように爽やかになったワタシのデスクライフ
Myndin er eftir Andre_Filipe@Unsplash


ワタシのニューマックミニちゃんはきちんとすべてReadyになって、ワタシをお迎えしてくれました。ルンルン!

もちろん、細かな調整はそれからもいくつもありましたが、あのぐるぐるレインボー巻きはもう現れません。イライラ度減少。

そして、日本語入力も快調快調。まるでスピードが違います。ちゃんと学習してくれるし。ためしに「レイキャビク」を打ち込んでみると、そのままレイキャビクと出てくれます。イライラ度急速減少。バイバイ「例きゃび区」。君の悪夢は終わったのだ。

というわけで、これからブログの記事を書いている時も、ワタシの血圧はあまり上がらないですみそうです。これって、意外に内容にまで関係してたかも。

マックでもPCでも同じですが、今日(きょうび)パソコンは定期的に取り替えていくべき代物でしょうね。あまり高価なものを購入するよりは、四、五年で使い切る覚悟のものを買い、買ったそばから次回の購入積み立てをしておくべきではないか、と私は考えています。

ちなみに引退したiMacですが、初期化してOSを再インストールしたら、教会に持っていって誰でも使えるものにしようかと考えています。難民の人、スマートフォンはあっても、PCとかない人多いですから。

役に立つかなあ...


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

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コメント (2)
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