レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

シビアな世界に囲まれた勝手でちっちゃな夢

2019-03-03 00:00:00 | 日記
三月に入りました。今日はひな祭りの日ですね。日本語教室に参加していた頃は、子供達に日本の文化を教えるために、ひな祭りや子供の日などには何かそれにちなんだお話しや作業をしたものです。

日本語教室を引退した今では、ほとんど何も関係なくなってしまいました。もともと子供のための祝祭ではあるのでしょうが、まったく関係ないよ〜となってしまうのは一抹の寂しさがあるような...

二月の最終週となった先週は、いろいろアップダウンがあり、きつい週となりました。「きつい」というのは当てはまらないか?心が重くなるというか、沈むような出来事と、楽しく期待するような出来事が錯綜した感があります。

心が重くなるというのは、厳密には先週を少しはみ出て先々週からのことになります。まず、知り合いの牧師さんで、大学の教授でもあったE牧師が亡くなったことです。私も教わったことがある先生でした。

歳はまだ75歳でしたから、若かったですよね。E牧師の家族は牧師一族で多くの教会関係者が出ています。姪御さんが私が「難民の人たちとする祈りの会」を持っている教会のハウスキーパーをしています。

訃報を知った時、ちょうどその教会にいたので、その姪御さんにお悔みを言ったのですが、「若かったですよね」という私に「うーん、でも五年前に癌だと診断されて、そのときは余命十ヶ月と宣告されてたから、随分頑張ったと思います「とのこと。

私が前に居候していたヒャットラ教会。私がいた時のオルガニストの女性のお父さんでもありました。ですから、わりと関係のある人だったのです。




イランからの難民の人たちが作ってくれたイラン料理 お世辞でなく超美味


それから四日くらいして、その同じヒャットラ教会で主任牧師をしていたS牧師のお母さんが、亡くなりました。この方も教会で何度もお会いしたことがありましたが、最近はずっと入院していたと聞いています。

いつもご主人、つまりS牧師のお父さんと連れ立って礼拝に来ていたのですが、ご主人もさぞかし気落ちされているのではないかと心配です。

で、それより二日ほど前、先週の日曜日に遡りますが、私が今現在居候をしているブレイズホルトゥス教会にいる、地区長の牧師さんが心臓発作で病院に救急搬送されていました。

この方もまだ66歳と若いのですが、非常に難病である神経の病気を発病してしまい、この二年くらいで身体機能がとても低下してしまっています。この方は、仕事の上でも私に関係が大きいので、非常に心配しました。

幸いに、今回は危機を乗り越えてくれたようなのですが、いつまで仕事を続けられるのだろうか?などとついつい心配してしまうのです。

この牧師さんの入院を聞く前の日、土曜日ですが、その日は逆に楽しい日でした。ブレイズホルトゥス教会で、難民の人たち(「元」難民の人たちも加えて)と教会の人たちとの共同プログラムで、夕食を食べその後懇談会を持ったのです。

二回目。一回目は一月で三十五人参加。今回は三十二人。二回とも料理の担当はイランからの難民の人たちで、作ってくれたのはもちろんイラン料理。お世辞ではなく、非常に美味しい料理でした。

私は料理にはまったく参加しませんでしたが、もちろん材料の買い出し(野菜類は他の教会関連施設からただでいただきましたが)や、会場のセッティングは責任を持たねばなりません。で、土曜日は朝から出勤。

午前十時から、丸一日かけて調理しているのですが、それをキッチンの隣りのオフィスで仕事をしながら、「ファーザー、あれが足りない、これが欲しい」などと言ってくる度に対応します。結構疲れますよ、こういうの。

結果的には、大成功で感謝、感謝。「疲れたけど、気持ち良い」という週末だったのですが、日曜日のその牧師さん入院のニュースだったもので、疲れがマイナスの方に流れてしまったようです。

水曜日は、空港の町ケフラビクへ出かけての「祈りの会」の日だったのですが、どうしても小一時間のドライブをする気になれず、お休みにしました。ケフラビク教会の牧師さんに代役を頼もうかとも考えたのですが、彼ら(ふたりいます)もメチャ忙しいのは知っていたので、「お休み」宣言としました。

これらと平行して、もうひとつの「心奪われる出来事」が進行してました。これは「楽しい」に属する事柄。




現在の愛車イチロー マツダCX3


私の愛車「イチロー」はマツダのカッコ良いCX3です。買ってからまだ二年半ちょっと。非常に良い車で私は非常に気に入っています。

ところがです。ふと思ってしまったのです。「2019年モデルに、買・い・換・え・よ・う・か?」

正直言って、現在の2016年モデルと、2019年モデルにそう根本的な違いはありません。ですが、マツダというメーカーは、モデルチェンジ時にいろいろな改良を集約する、ということをしません。

モデルチェンジを待たずに、小出しに様々な改良を加えてくるのです。ですから、「大きな変化」はなくとも「小さな改良の束」は確かにあるのです。

そういう悪魔の囁きを聞いた後で、先々週の木曜日にフラリとマツダのショールームへ。そこへ行ったら最後。アップルの店と同じで、空手で出てくることはできません。

月曜日(先週の)に、今の車の査定をしてもらうことになり、後はコロコロと話しが進み、みんなWinWin的な状況の中で、私は明日の月曜日に新しいCX3を受け取ることになっています。

今までは紺色Deep Crystal Blueだったのですが、この色を三台に渡り過去二十年間続けてきたので、少し変化を持たせて今回は青Eternal Blueとなりました。ワタシ的には「カリフォルニアの青い空」的Blue、またはNYPD的Blueなのですが。

名前も決まっています。マイヒーロー、 LAPDのハリー・ボッシュ刑事から取ってBosch。ハリー・ボッシュはマイクル・コナリーの人気小説の主人公です。(^-^;

ところで、マツダのCXシリーズ。日本や欧米ではCX3と一回り大きいCX5が良く知られています。アメリカではこれらに加えてCX9という超大きいタイプもあり、日本でもCX8が出てきています。

ですが売れ筋は3か5。CX3は基本的にふたり用の車なので、「子供がいるならCX5がいいよ」というのが世間一般の合言葉となっています。

ところがです。あったんです。その間のCX4。文字通り、大きさは3と5の中間。CX3関係のYouTubeは全部見てきたワタシですが、CX4はこれまで見たことも、聞いたこともありませんでした。これはビックリでした。




ビックリな存在 CX4!


なんで?

どうやら、このCX4。中国限定の生産車両のようです。そのため星数多の欧米のCar YouTubersも気がついていないようで。

なんか、上がったり下がったりが激しい十日間でしたね。超シビアな周囲の人々の状況に圧迫されながらも、自分の勝手でちっちゃな夢を夢として追い続けた日々でした。この一週間は、新しいCX3でハイなスタートになりそうです。落っこちないように気をつけないと。皆さんも良い「安定した」一週間を!


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is

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