この遊びを思いついたきっかけは、お子さん達の中に 文字に関心を持ち始めた子達がいる事と、その中の1人が 自分の名前の文字に関しては、絵本の中の1文字や、説明書の小さな1文字でも瞬時に見つけて教えてくれる様子を見た事でした。
そこで、子供達が見立て遊びに使っていたミニパンプキンに、試験的に油性ペンで文字をいくつか書いてテーブルに置いておきました
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子供達にホワイトボードマーカーを渡し、見つけた文字に丸をするように促してみると、自分の名前、お友達の名前などに使われていると認識している文字を探して、丸を描いて教えてくれました
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凹凸のある表面にマーカーで丸が描けるというのも、手先をしっかりコントロールできる力が育っている事がわかります
さらに、ホワイトボードマーカーで書くことができると知った子供達は 色を塗ったり、絵を描いたりしはじめました
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ツルの部分を黒く塗っています。きれいに濡れていますよね。
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形を描いています。凸凹で描きづらそうだったけど、ハート、三角を描いていました。
これらの発想から、形に関係する遊びを取り入れても興味を持つかもしれないな。という次の環境設定へのアイディアに繋がります。
また、驚いたのが、書かれていた文字を見ながら、隣に自分でも書いている姿も見られた事でした
「た」と書いています
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こちらは見よう見まねで「せ」という文字を書いています
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この姿を見て、もしかしたら 名前のなぞり書きなども興味を持つかな?と思って用意してみましたが、こちらには興味を示しませんでした(こう言った活動に興味を示すお子さんもいます)。この子の今の興味はパンプキンに書かれた文字を探したり、空いているスペースに書いてみること。
そこで、もっと大きなパンプキンがあったら、色々な遊びに活用ができそうだな。文字を書きたい子ももう少し書くスペースが取れるし、形や数字などを使った遊びにも発展できそうだ。という発想を思いつきました
また、顔の表情の絵本も子供達が好きなので
パンプキンに「嬉しい、悲しい、怒ってる」3つの表情を描き、クルクル回しながら そのお顔がどんな気持ちか。どうしてそれが「悲しい」なのか。
そんな会話のやり取りをやってみました
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すると、ハッピーマミー。ハッピーダディ。怒ってるパパ。ママーと泣いている赤ちゃん。など、その子達の感じたこと、考えたことをお話ししてくれました
どうしてこの表情が嬉しい、悲しい、怒っている。と認識するのか、私が会話した子達からは返答得られませんでしたが、こういった会話のやり取りも子供達が何を見て、そう判断しているのか。そんな分析もできて興味深いものです
そして、ホワイトボードマーカーを使うと
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消すことができるんですね〜。ティッシュでも消えるけど、お尻拭きが使いやすい。なので何度でも繰り返し使える。
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これらは3、4人の子達の作品。色を塗ったり、お顔の表情を描いたり、模様を描いたりしていました
中には、塗ったパンプキンをマイクロスコープで見てみたいと
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子供達の好奇心と発想の広がりは素晴らしいです