柏市藤ヶ谷にある、登慶山如意輪寺持法院という天台宗のお寺です。彼岸花の寺として知られています。
本堂は、旧堂が火災で焼けたのちの明治初年頃に、当地区の勝柴治右衛門家の母屋を移転して改築したものだそうです。
山門の手前右側の石段を登ると観音堂があります。江戸時代初期ごろの造営とされ、かって茅葺きの時は、重厚で堂々たる風格だったそうです。
中に安置されている、如意輪観世音菩薩は木彫坐像で、むかし、相馬氏が鎌倉から持ち帰り祀ったとの言い伝えがあります。
お堂の裏手に、歴代住職の墓、その後ろに相馬家先祖代々の立派な墓があります。
六地蔵はすべて相馬勘左衛門により元禄17年(1704年)以後に建立されました。
それぞれ請花(うけばな)と基礎石の部分だけで86cmあり、この上に像高97cmから110cmの立像6体が置かれています。
昭和55年までは、観音堂の中に安置されていたとのこと。
石段の途中に、2基の青面金剛像があり、左手奥に一つの地蔵が祀られています。
六十六部の文字があることから、日本全国の観音めぐりを成し遂げた人が記念に造立したものかと、想像をめぐらしました。
(「沼南町風土記 昭和56年3月発行」を参考にさせていただきました。)