徳島城(ここはかってかって空襲で天守閣を失った)鷲ノ門に集められた、バス旅レギュラー田中要次、羽田圭介・マドンナ小野真弓の三人に与えられた使命は、「四つの城(丸亀城、松山城、宇和島城、高知城)の敷地内に入り三人一緒に天守閣を入れた記念写真を撮る」三泊四日のバス旅だ。さあ、どうする。一行は、どこからどこ行きのバスが出ているのかさえも分からず、地図を手に困った様子!
この旅が行われたのは、2018 . 2 . 25 ~ 2 . 28 で、私はこの再放送をBSテレ東「ローカル路線バスの旅z 第五弾」2020. 7 . 06 で見たのだ。
第一日(完璧なスタート)
徳島駅に出て(頼もしき援軍)バス案内所で情報を得て、鳴門駅前➡弘田駅前➡高松駅➡高松空港➡丸亀駅と進み、ここで石垣の高さ日本一の名城・丸亀城をバックに一枚目の写真をゲット。
時刻は 18 時を過ぎ、とっぷりと日も暮れているので丸亀市泊。(空港に出て一気に丸亀市に来たのが良かった)
第二日(22kmの歩き)
丸亀駅の案内所 8 時オープンを待ち構えるようにして情報を求めるも、はかばかしくいかず、善通寺ICバスターミナルにくるが、ここでも結果は得られない。9 : 03 。
そして、壮絶な歩きが始まる。
バスターミナル・・・2.5 km ・・・善通寺駅・・・1,5 km・・・車仙遊町駐車場前
駐車場前から旧西碑殿公民館前前まで 19 分はバスに乗るものの、ここから三豊市役所までの 6,5 km を歩き、観音寺駅~三豊総合病院まではバス。そこからは、・・・7 km ・・・道の駅とよはま・・・4.5 km ・・・川之江駅と歩いたのだ。
「バスが出ているのに何で歩くんですか、路線バスの旅ですよ!」待ち時間が多く、歩いたほうが早いと判断して歩きにした場面での、マドンナの叫びは、テロップで流れた。
「タビリス」の鎌倉淳さんによれば、後に羽田さんがスポニチの記事に次のような談話を寄せたそうだ。
「マドンナの、小野真弓さんから色々なことを学ばせてもらいました。等身大のご自身を無防備なほどにさらけ出すカッコよさが 4 日間続いていました」
羽田さんはむしろこう言うべきだった。
「僕の判断で、小野さんを思いっきり歩かせることになってごめんなさい」
第三日(一日の半分以上もバスに乗った日)
大化の昔から四国の交通の要衝だった川之江(四国中央市)を 7 : 48 に出発。
イオンモール新居浜(ここで唐突に降りる必要は全くなかった)~新居浜~住友病院前~大街道~松山城 と進んできた。
このころ、夕闇は迫っていたが、松山城のケーブルカーは営業中で、三人は、松山城天守閣の撮影に成功、目標の 2 つめをゲットした。
道後温泉で宿泊かと思いきや、この旅はそんなに甘くはない、さらに大洲~宇和島とバスを乗り継ぎ、宇和島バスセンターに着いたのは、すでに 21 : 58 。それから、宇和島城のもう閉じている門の前まで行き、翌日の入場時刻を確かめた。
第四日(最終目標高松城を目指す)
宇和島城のオープンは午前 6 時。 3 人は、この時刻に城に一番乗りをし、三番目の城との写真撮影。そして、宇和島バスセンター発宿毛駅行き 6 : 41 に乗車した。
8 : 28 に到着した宿毛(すくも)は高知県。ここにおいて、徳島県を出発した一行は、香川~愛媛を経て高知に達し、「四国ぐるり一周」を達成した。あとは、高知城記念写真撮影のみだ。
TV を見ていて、楽勝と思われたが、ここからのバス乗り継ぎが大変だった。
宿毛~中村駅(四万十市)~佐賀駅(黒潮町)~窪川(四万十町)~大野見(旧大野見村)~久礼(旧中土佐町)~須崎(須崎市)と来てやっと
高知城前に着いた。時刻は 19 :10 。城に入場できるのか?
城の坂道を上り、門前についてみると、木戸は開放してあった。めでたし、めでたし。そして、お疲れ様。
見ているだけで疲れるが、このシリーズは追っかけてみようと思う。地理の勉強になる。タビリスの検証記事も参考にする。