仙台の友達から「今年の柿の実はいびつな形のものが多く出て売り物にならない」という話を聞いた。
異常気象のせいか詳しいことは分からないが、近所の柿が気になり、11月22日午後、柿の木散策をした。
おっと、これは柿の木ではない。確か皇帝ダリアだ。それも木ではなく草というから驚く。
近所の農家の広い庭には、大体2~3本は柿の木がある。一見異常は見あたらない。いつもの晩秋の風景だ。
ただ、国道16号沿いにホテルができていた。
これは、県道船橋~取手線沿線の竹やぶの中の柿の木。光を求めて歩道の上に枝を伸ばしている。
こちらは、空き家の庭の柿の木。
柏市名戸ヶ谷まで足を伸ばした。
この長屋門の家から少し離れて、見晴らしのいい畑地に出た。ここにもぽつんと柿の木があった。
更にこれは別の場所、県道柏~印西線刈込坂付近だ。
木の下に3基の庚申塔があって、一番大きい塔には、宝永6(1706)の文字が読み取れた。
「宝永6年」を調べてみると、4代将軍綱吉が没し「生類憐みの令」が廃止された年。
富士山はその2年前に噴火している。
この庚申塔は、別の所にあったのが、例えば県道柏印西線の道路わきにあったのが、ここに移されたのかもしれない。そして、柿の木はその後に植えられたのかもしれない。
現状保存と言えば格好いいが、悪く言えばほったらかしの柿の木である。
今回の散策で、若々しく元気な柿の木に出会えなかったのが残念だ。