常磐線松戸駅東口から徒歩 10 分の戸定が丘歴史公園の梅が見ごろだ。
(門への坂道にある白梅)
(紅梅の方は咲いていた)
入口の門は、偕楽園の中門に似ているそうだ。この、戸定邸が、最後の水戸藩主徳川昭武の私邸であることを思えばそれも当然という気がする。
門をくぐって、道なりにずっと奥まで進むと、梅が華やかに咲いていた。
戸定邸ができたのは明治 17 年で、現在当時の景観に戻す工事が行われています。
隣の楠が大きく伸びたために樹勢がそがれたヒヨクヒバの蘇生なども復興工事の一つです。
3 月 3 日(土)に行われた、学芸員でもある館長さんの説明会に参加し、工事はこの邸宅ができた当時に戻すことを目的として進められていることを知りました。
(四阿も復元され景観が戻りました)
邸内に入ると、ちょうど雛人形の展示中でした。
進化する戸定邸から目が離せません!
戸定邸と千葉大園芸学部はこの辺ではいいオアシスですね。
戸定邸の広間の縁からの眺め。
昭武公の住んでいた頃はいい眺めでしたでしょうね。
江戸川と富士山。江戸城の見えたのかな。
今はマンションが出来ちゃって、
風情が無くなりました。
ツツジの頃の庭がいいです。
1867年のパリ万博に将軍の名代として出席し、西洋の庭園を見てきた昭武が手掛けた戸定邸の庭は、わが国最初の西洋庭園でした。
今までは庭には入れませんでしたが、工事後は解放されると思います。
フランス陸軍の後押しで立て直そうとした徳川幕府の計画は敗れましたが、この庭に立ち、江戸川越し東京を眺めて、維新に思いを馳せてみるのも一興と思います。