日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



ハクビ柏の二期工事が無事終了し、本日は引き渡し。

二期工事は教室がお休みとなるお盆休み期間を利用した短期工事。
朝から柏へ向かい、まずは竣工検査、ダメ工事をチェックして引き渡しとなる予定だったが、一昨日あたりから先生方、我慢しきれずに現場に入り、片づけられる所から片付けはじめており、今朝の段階では、新設された収納は8割方埋まっていた。

竣工検査は大きな問題がなく、あらたな家具のレイアウトなどを検討し、いくつか残工事を残しながらも無事竣工、引き渡しとなった。

ハクビ柏校にはじめて訪れたのはほぼ1年前。
一期工事を3月に終え、その後二期工事スタート。
今回の二期工事で柏校はとりあえず完結する。

そう思うとなんとも寂しい感じもするが、空間は誕生したばかり。
これからハクビの先生方をはじめ、皆さんとともに空間が成長し、美しい空間となることを願う。

(写真は二期工事で新設された下足入れ)


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ツツイはこの1週間に二度、祖父母の夢をみた。

それ以前に祖父母の夢をいつ見たか?と問われると覚えていないくらい。
もう1年以上も前だろう。

今回、夢にご登場いただいた祖父母は母方。
ともにすでに他界している。
(父方の祖母は100歳目前でいまだ元気!)

内容はたわいもない日常の出来事なのだが、実はその二度目の夢の直後に金縛りにあったのだ!

3年ほど前に初めて金縛りを体験し(普通は思春期に多く体験するらしいが)、今回は二度目。
前回は身体から魂が150mmほど浮いている錯覚にとらわれ、恐怖を覚えたのだが、今回は恐怖心は無い。
全身が痙攣しているようになり、瞼も動かず声も出ない。
かろうじて唇だけ動かすことができたのだが、現実はどうだったか。

この金縛り、実はまったく恐れるようなものではなく、医学的には睡眠麻痺と呼ばれるもので、レム睡眠中に起こる現象とのこと。

しかし時期もちょうどお盆の時期で、滅多に見ることのない祖父母の夢を見てしまう。
考えてみればお墓参りもあまり行っていない・・・納骨の時を除けば1度しか。。。
父方の祖父の墓は目白にあるカテドラル教会(写真)で、交通の便も良いことからたまに墓参りをするのだが(といっても1年以上していないが)、母方は・・・。

お墓参り、ちょっと遅れてしまったけど行っておくかな。

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筒井紀博空間工房では今年のお盆休みはハクビ柏の二期工事(写真は現場途中)があるため、1日だけの休みとなった。
とは言っても世間ではお盆休みムード一色。

我が事務所でも通常とは異なるゆっくりとした時間が流れていた。
所内の服装もアロハに短パンと完全にバカンス気分。

BGMは当然Gloria Estefan!!
サルサのリズムを聞き、カリブ海を思い出す・・・

まぁ、そのような感じなので、仕事として果たしてどれだけ効果があるかというと疑問なのだが、そんなお休みモードもそろそろ終わり。
昨日辺りから徐々に事務所の電話の鳴る回数も増え、さまざまな連絡事項が舞い込む。

そして一本の吉報が!

8月初旬に某企業の本社ビルの設計コンペがあり、ツツイも華門楽家のコンペ以来、ひさびさに参加したのだが、その一次審査を通過したとの連絡!!
2時審査は面談。

この報告を受けたと同時にツツイの時間も一気に加速し、通常の流れにシフト。

いよいよ今年も後半戦!がんばるかぁ!


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いよいよハクビ柏校の二期工事がスタート!

今回の工事も一期工事同様、友伸建設が施工する。
教室がお休みの期間を利用して、教室回りの収納や間仕切り壁などの工事となる。

そして昨日はハクビの海寳先生、鈴木さん、友伸の増田さんとツツイがひさびさに再会して着工するにあたり細かな打ち合わせを行った。
今日から解体、墨出しと本格的に工事が始まるのだが、昨日はその事前準備のためハクビの先生方(女性陣)が総出で整理、片づけを行っていた。(写真)

その荷物の量たるやすごいものがあるのだが、それらを先生方が笑い声をあげながらせっせと片づける。失礼な話だが、お年は・・・んー、ツツイの母親の年齢を超えてる先生もいらっしゃるようだ。それでも皆さん、とてつもなく元気!

時折、大物(スチールロッカーやスチール棚など)がある時は、

お兄さ~ん!これお願いして良いかしらー!?

と呼ばれ、ハクビの鈴木さんをはじめとして、友伸建設の増田さん、ツツイも手伝う。

先生方、途中、3時のおやつ休憩と、5時頃に作業終了した時に休憩していた程度。
ツツイも5時頃にはすでに脚が棒のようになり、這い蹲るように打ち合わせスペースでお茶とお菓子を頂いていると、なにやら教室から音楽が・・・。

なんと先生方、お披露目会でも近いのか、踊りの練習をはじめているではないか!

なんというパワー・・・

そしてその豹変ぶり!

先ほどまでの二の腕を膨らませながら大きな段ボールを勇ましく運んでいた先生方の姿ではなく、着物を着て非常に艶やかで繊細な動きをしている。。。

思えば今回の二期工事・・・一期工事後に先生方がきちんとその成果を出して下さったからこそ実現できた工事なのである。
やはりそこには並大抵ならぬ努力とパワーがあったのだな、と改めて実感した。

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お盆休み直前。
旅行を計画している方達はもう仕事など手に付かないだろう。

ツツイにとっての夏の旅行で思い出深いのは10年ほど前か、大学4年の夏休み。
もともとアトリエ系の設計事務所希望だったので、周囲が就職活動に励む中、高校時代の友人を誘ってはじめてヨーロッパに行くことに。
(アトリエ系の設計事務所の就職活動?は年末くらいからその事務所にバイトで潜り込み、そのまま就職させてもらうケースが多かった)
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ニース、バルセロナ、マドリードといったコートダジュールを巡る旅行。
友人の目的は絵画、ツツイは当然建築、そして二人の共通の目的はニースのヌーディストビーチ

当然、学生の身分なのでお金があるわけでもなく、格安航空チケットでローマ行きとマドリードから成田のチケットだけ購入し、出発。
この時の航空会社が格安チケットでおなじみのアエロフロート航空

当時(今はどうなんでしょう?)、いろいろと悪い噂は聞こえていたのだが、学生身分で贅沢は言えない。成田に行き、機体を見るとそこにはアエロフロート航空柄の綺麗なエアバスが。

(アエロフロートもエアバス使ってるのかぁ、大丈夫そうだな)

と、思った矢先、機体の点検が長引き2時間遅れるとの放送。

(まぁ、時間にルーズな感じだけど安いし。。。)

機内に入ると、いや、これがなかなか良い感じ。

「普通じゃん、よかったー」
と友人と共に指定されたシートに座り、まずはモスクワへ。

大してサービスも期待していなかったのだが、意外と普通に良いサービス。
食事も食べられる!

そしてモスクワ到着。
我々は短パンTシャツといった姿で、乗り換えの2時間をモスクワ空港内で過ごすことになったのだが、いやはや真夏といえど、モスクワは寒かった。

搭乗時間の少し前に搭乗口へ向かうと、そこはすでに長蛇の列
さらに機体を見ると、そこには見たことのない機体が。
おそらくロシアの飛行機だろう。

「シート、指定されてるのに、なんでみんな並んでいるんだ?」

などと話ながら機内に入るとそこにはすごい光景が!!

まず驚いたのは天井から酸素マスクが垂れ下がっている!!
しかも1つではなく、ところどころに複数!!
さらにシートは折り畳み式になっており、我々が乗り込んだときはまだ畳まれている状態。
そのシートを乗客が自分で直してシートに座るといった具合なのだ。

戸惑いながらもスチュワーデスにチケットを見せ、シートの指示を仰ぐと、この女性、両手を天に向けて広げ、クビを横に振るではないか!
ようは席順は早い者勝ちだったのである!

結局、我々が座ったのは機体の一番後ろの席。
当時はまだ国際線でも喫煙できたので、タバコの煙が一番溜まるエリアである。

友人が窓側、ツツイは通路側だったのだが、その窓の下の床と壁に隙間があり、そこから貨物室が覗ける始末。

そしていよいよテイクオフ。

ローマへの空路、順調に進んでいるかのように思えたその時、友人が不安そうに一言、

なぁ、あのエンジンから煙でてないか?

(んなわきゃーないだろ!)
と思いながらも窓を覗くと、確かに翼下に付けられたエンジンの1つから白煙があがっているように見える。

いや、雲かなんかでしょ

と、半ば願いを込めて答えていると、機内放送が。

かろうじて聞き取れた英語だったのだが、間違いはなかった。

エンジントラブルでモスクワに引き返すって

モスクワへのおそらく1時間ほどのフライト、友人と共にその白煙を出し続けるエンジンを言葉少なにじっと見つめ、無事、モスクワに帰還。

すでにモスクワは夜、寒さも一段と増しており、Tシャツ短パンの上にバスタオルを羽織りながら次のフライトを待つ。
もちろんその間、JALのような食事のサービスなどは一切ない。
空港内のお店もすでに閉まっており、閑散としている。

そしてようやく再出発。
無事、ローマに到着したのは深夜3時頃。
ヨーロッパの初日は空港内で「野宿」となった。

日本への帰路は、これまた遅れはあったものの、おそらく2,3時間程度。

この一件以来、アエロフロート航空には乗っていないが、なかなか貴重な体験はさせてもらった。

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