本来、宮古へはJR山田線で行くのですが、釜石駅・宮古駅間は東日本大震災の被害の影響で運休が続いています。
JRは鉄道の復旧をあきらめBRTでの復旧を考えていましたが、鉄道での復旧を強く要望する地元との協議の結果、JR東日本が鉄道の復旧工事をすすめ、復旧後三陸鉄道に移管することになりました。
2019年(平成31年)3月の開業を目指しています。開業すると三陸鉄道は盛駅から久慈駅までつながります。
宮古駅へは現在、岩手県交通バスと岩手県北バスを乗り継いで向かいます。
岩手県交通バス 道の駅やまだ行
始発 上大畑10:13 ※( )内は実際の時刻
釜石駅前 10:36(10:18)
大渡 10:37(10:40)
大町 10:38(10:41)
釜石中央 10:39(10:43)
未だに仮設住宅で生活する方もいます。
天神町 10:41(10:45)
両石駅付近までは、山田線と離れて国道45号を進みます。
水海海岸 10:46(10:49)
両石 10:47(10:51)
新川原 10:50(10:53)
鵜住居 10:51(10:54)
寺前 10:52(10:55)
大浜渡橋 10:53(10:58)
片岸 10:54(10:59)
マスト前 10:59(11:04)
城内 11:00(11:05)
山田線沿線で被害が大きかった地域の一つ。大槌町。
流失した小槌川にかかる橋梁も掛け替えられています。
中央公民館入口 11:01(11:06)
新しい街づくりの一つでしょうか、コンクリートむき出しではなく、塗装された電柱で整備が進んでいます。
東日本大震災により被害を受けた大槌町旧役場庁舎。解体か保存か意見が割れていた建物は、震災遺構として一部保存されることになったようです。
大槌橋 11:05(11:11)
安渡橋 (11:12)
吉里吉里町内に入ります。
吉里吉里と言えば、井上ひさしの長編小説「吉里吉里人」に登場する「吉里吉里村」を連想しますが、小説の舞台である吉里吉里村は、宮城県と岩手県の県境付近の東北本線沿線に位置する架空の村ということになっています。
吉里吉里の地名由来については、吉里吉里浜の砂を踏む音から地名が名づけられたとする説や、アイヌ語の白砂を意味するキリキリに由来する説など諸説あります。
吉里吉里一丁目 11:10(11:17)
吉里吉里 11:12(11:20)
浪板海岸 11:13(11:21)
浪板海岸ではサーファーの姿も見られました。
波板 11:14(11:21)
四十八坂 11:19(11:26)
いくつもの曲がりくねった坂が続いたことから、昔は交通の難所といわれた四十八坂。現在は、国道として整備されています。
山の内 11:22(11:30)
船越駅前 11:23(11:31)
道の駅やまだ 11:24(11:32)
道の駅やまだかたは、岩手県北バス宮古駅前行に乗り換えます。
始発 船越駅前11:45 ※( )内は実際の時刻
道の駅やまだ 11:46(11:48)
長林 (11:49)
北長林 (11:50)
織笠大橋 11:49(11:51)
跡浜 (11:52)
山田病院 (11:55)
細浦 (11:58)
南境田 (11:59)
境田 11:58(12:00)
山田駅前 12:00(12:01)
全てが流失した陸中山田駅。
駅前には「山田町ふれあいセンター」が、駅舎より一足早く完成しています。
駅舎はまだですが、跨線橋・ホーム・線路の復旧工事が進んでいます。
三日町 (12:03)
北浜町 (12:05)
柳沢 12:05(12:07)
山田湾には牡蠣の養殖筏が浮かんでいます。山田町の牡蠣は、震災前は殻付き牡蠣としては日本一の生産量を誇っていました。
袴田 (12:10)
南大沢 (12:10)
大沢川向 12:09(12:12)
北大沢 (12:13)
山谷 (12:14)
光山温泉 (12:15)
レーダー口 (12:17)
山田町と宮古市の境界にある十二神山山頂には、航空自衛隊三沢基地の分屯地である山田分屯基地があります。ここは全国に28あるレーダーサイトの一つです。その入口に当たるため「レーダー口」というバス停になっています。分屯基地までは山道を結構進むみたいです。
田名部 (12:20)
豊間根新田 (12:21)
豊間根 12:20(12:22)
堂ヶ鼻 (12:22)
石峠 (12:24)
繁向 12:23(12:26)
大判川 (12:28)
向河原 (12:28)
払川口 (12:29)
津軽石新町 12:28(12:30)
中央新町 (12:30)
津軽石 12:30(12:31)
津軽石駅駅舎の復旧工事はまだ手がつけられていないようです。
線路の復旧工事は進んでいるようです。
津軽石口 (12:32)
川帳場 12:32(12:33)
法の脇 (12:34)
上金浜 (12:35)
金浜 (12:35)
高浜小学校下 12:36(12:37)
高浜四丁目 (12:37)
高浜一丁目 12:38(12:38)
宮古湾を望む海辺に建つ喫茶店、「異人館」。 東日本大震災で被災しましたが再オープンしています。現在新しい防波堤の工事が建物周辺へと進んできているため、海を見ながらの食事も今年限りではないかと思います。
藤の川 (12:40)
商業高校前 12:41(12:41)
磯鶏 12:42(12:44)
宮古市街地に入ってきました。
上磯鶏 12:43(12:45)
市民会館前 12:44(12:46)
石崎 (12:46)
藤原三丁目 12:44(12:47)
藤原一丁目 (12:48)
信金前 12:48(12:50)
大通り二丁目 (12:52)
大通り三丁目 (12:54)
宮古駅前 12:57(12:55)
今日の昼食は、宮古の駅弁です。
宮古駅から徒歩2分ほどのところにある「魚元」は、生け簀のある炉端焼きなどの魚料理のお店。
この「魚元」が宮古駅の駅弁を販売していましたが、女将さん曰く「宮古駅で駅弁を売りたくても、列車が来ない。」。
東日本大震災に加え、2015年(平成27年)の土砂崩れの影響で、現在山田線は一部区間で不通になっていて、宮古駅を発着するJR山田線の列車は本数も少なく、お昼頃発着する列車もありません。
ここの、ウニとアワビを煮た郷土料理「いちご煮」をアレンジした「いちご弁当」は全国駅弁大会で常に上位に入る人気駅弁でした。
現在駅弁は、事前予約することで「魚元」で購入することが出来ます。
今回も事前に電話で、12時57分着のバスで到着し、13時14分発の北リアス線に乗り換えることを伝えて予約したところ、宮古駅到着直前に、三陸鉄道宮古駅まで駅弁を届けて頂けるとの電話がありました。
女将さん直々届けてくれた駅弁です。
今回は「イチゴ弁当」ではなく、「海女弁当」と「北の祭弁当」です。
つづく