【高原野菜とカツの弁当】(小淵沢駅)
[製造元](株)丸政 平成30年6月26日 小淵沢駅で購入 価格1,000円
製造元の「株式会社 丸政」は、1918年(大正7年)創業、今年が創業100周年です。
そのため、容器は「おかげさまで 丸政創業100周年」の文字が入った100周年記念バージョンとなっています。
1970年(昭和45年)発売の、日本ではじめて生野菜の入った駅弁です。
蓋を開けると右に野菜とカツ。左に白飯。その上にチャック付きビニール袋があり、その中に、「味なお塩」「ウスターソース」「キューピーレインボードレッシング」「マスタード」と紙ナプキンが入っています。
まずは「高原野菜」から。
「セロリ」。シャキ、シャキっとした歯触り、セロリ好きにはたまらないおいしさ。青臭さよりも甘味を感じるものでした。
「レタス」。結構な量が入っていて、パリッとした食感があり新鮮さを感じます。
「胡瓜」。パリパリとして、胡瓜臭さを感じさせないものでした。味しく食せるだろう。種部分が多い品種なので口あたりも柔らかく、瑞々しさを一層引き上げている。
「ミニトマト」。皮も柔らかく甘みのあるトマトです。
「カリフラワー」。柔らかめのゆで加減です。
「山牛蒡」。薄味の醤油漬です。
「蕨」。ほとんど味付けされていなく、多少の歯ごたえがあります。
「しめじ」。薄い塩味です。持ち歩いているうちに散らばってしましました。
「コーン」。右下の横に倒れたカップの中に合います。少々かためでした。
「茎さつま」。左上のカップに入っていました。サツマイモの茎をかつお出汁で炊いたものだそうです。唐辛子のぴり辛さを感じます。
「りんご」。まだ時期ではないのですがシャリシャリ感が残っていました。これは、最後にデザートです。
「レモン」。カツに絞るもよし、生野菜に絞るもよし、と言ったところです。
「スパゲティー」。カツの下になって見えませんが、ケチャップ味のもので、可も無く不可も無くと言ったところです。
一方の「カツ」は「チキンカツ」で、時間が経過しても衣がべたべたしていません。
3枚入っているので、そのまま頂くのではなく、塩・ソース・マスタードをつけて色々な味を楽しむことが出来ます。
実際に食べてみないとその良さが分からない、見た目はどこにでもありそうな普通のお弁当です。
以前は新宿駅などでも購入可能でしたが、駅弁を販売する上で生野菜に関する衛生基準が厳しくなったため、実演販売を除いて現在は午前10以降、小淵沢駅限定販売となっています。