【ふもとの駅弁 元気甲斐】(小淵沢駅)
[製造元](株)丸政 平成30年6月26日 小淵沢駅で購入 価格1,600円
1985年(昭和60年)に誕生した「ふもとの駅弁 元気甲斐」は、1984年(昭和59年)10月から1987年(昭和62年)3月までテレビ朝日系で放送さ「愛川欽也の探検レストラン」から生まれた駅弁です。
紐をほどいて掛け紙を外すと、懐かしい経木の折が2段現れます。
上段(一の重)は京都の銘亭「菊乃井」、下段(二の重)は東京の味処「吉左右」が番組で調整したもので、今も当時の作り方で駅弁にしています。
当時のポスター等が(株)丸政のホームページで公開されています。
お品書きです。
左が一の重。
「胡桃御飯」。朴葉で包まれた、胡桃と鶏挽肉の入った薄味の炊き込み御飯です。
小さい仕切りの上から「蓮根の金平とセロリーの粕漬」。蓮根の金平は薄味の唐辛子がきいた味付けです。セロリーは香りといいさっぱりとしたものです。
「山女の甲州煮」。山女と干しぶどうの甘露煮のような感じです。
「蕗と椎茸と人参の旨煮と蒟蒻の味噌煮」。薄口なので素材の味が楽しめます。
「カリフラワーのレモン酢漬と紫萁と揚げの胡麻酢合え」。カリフラワーのレモン酢漬は、酸っぱさの中に爽やかさを感じます。
右の二の重。
「栗と占地ののおこわ-銀杏、蓮根入り-」。おこわですが、あっさりしているので見た目程ボリューム感がありません。上にのっているほんのり甘めの栗、シメジも控えめの味です。
「アスパラの豚肉巻き」。肉も柔らかく、アスパラと一体感のある味がしっかり染みたものです。
「鶏の柚子味噌合え」。甘味のある少し濃いめの味付けのものが竹串に刺してあります。
「公魚のの南蛮漬」「山牛蒡の味噌漬」「沢庵」。箸休めに丁度良い量と味付けです。
一つ一つ手造りされていることが伝わる「名駅弁」です。