旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅のコレクション~1970年代の駅弁掛紙5 「信州風味 山菜釜めし」(塩尻駅)

2019-08-28 13:13:46 | 旅のコレクション
 物置代わりにしていた古い家を解体するために物を整理していたら、1970年代半ば過ぎ、学生時代に購入した駅弁の「掛紙」が二十数種類出てきました。
 当時は駅弁の写真を撮ってもいないので、駅弁そのものの内容はほとんど思い出せませんが、掛紙を見ていると何故そこで駅弁を買ったのかという記憶が蘇ってきました。

 「信州風味 山菜釜めし」は、塩尻駅で現在も駅弁の製造・販売しているカワカミ弁当部の駅弁です。 
 1976年(昭和51年)6月7日という日付から、休日に中央本線沿線に日帰りで出かけた帰りに車内販売で購入したものと思われますが、休日に車内販売のある特急列車で出かけた記憶が無く、珍しく購入経緯が全く分からない駅弁の一つです。


 1890年(明治23年)創業の老舗「カワカミ」と同様、「信州風味 山菜釜めし」も健在で、掛紙のデザインなどは変わりましたが、陶器の釜飯容器を使っての販売が今でも続いています。
 なお、カワカミの駅弁と言えば、酢飯に岩魚と板昆布を載せ押した「岩魚ずし」。残念ながら2019年(令和元年)8月、販売を終了したとのことです。
 もう一つは「ワインランチ」。ワインのミニボトルを入れた駅弁は、東海道本線神戸駅と中央本線大月駅にもありますが、こちらが元祖。海老フライ・生野菜サラダ・鶏唐揚・サンドイッチ・ゼリー、そして何故か細巻き寿司。こちらは現在でも、3個以上3日前までの予約で購入できるとか。