いよいよ始まりです。
今回は矢島水産さんの折り詰めです。
せっかく鳥海山が見える座席を指定していただいたのに、全く見えない。
代わりと言って失礼ですが、「雪室解禁パーティー列車」の時、隣に座っていて台湾からのお嬢さんに「どぶろく」を「ジャパニーズ・ワイン」と言って勧めていた「先生」方が向に座っていました。
36人の参加者に対して4人のスタッフのようです。みんな大忙し。普段はマスコン(マスター・コントローラー。鉄道車両の出力・速度を遠隔制御する装置)レバーを握る運転士の方も、今日はビールサーバーのレバーを握って奮闘。
気がつけばあっという間に折り返しの矢島駅に到着。
しばし休憩。
「雪室解禁パーティー列車」の時と同様、まつこさんはまたしても不在。
この時間を使って、鮎川駅改修プロジェクトのクラウドファンディング返礼品の「ミニ駅長こけし」を納める「駅長室」に、ソドー鉄道(『きかんしゃトーマス』に登場する鉄道)から出向の「ミニ駅長代理」を納めました。
列車に戻ると、6月下旬に就任した萱場道夫社長が挨拶に見えました。
さて列車は、矢島駅後に羽後本荘駅に戻ります。
「雪室解禁パーティー列車」は、お酒を楽しむ雰囲気でしたが、こちらは大分雰囲気が違っています。
写真を見て気がつきませんか?カラオケも始まりました。そして、コップの中身!日本酒です。
裏メニューではありませんが、日本酒や焼酎も用意されていました。
さすが秋田県。多くの人が日本酒です。さながら『納涼日本酒列車』の様相を呈して、盛り上がっています。
こんなに盛り上がっている中で、みんなが窓の外に注目したのが、ゆりてつからのお土産を抱えて途中で降りた小さな参加者。お母さんと一緒に列車が離れるまでみんなに手を振ってくれました。
こちらも、注目を浴びました。
曲沢駅で、『あなたはナゼ秘境駅へ来たんですか?』(テレビ東京系列の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』)のロケ。ここ曲沢駅の2016年(平成28年)の1日平均乗車人数は1人ということです。
最後は、お楽しみ抽選会です。
なんとビックリ!
1番先に当たったのは「先生」。そして2番目は、私。「雪室解禁パーティー列車」の時と同じ順番で当たりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、羽後本荘駅に定刻到着。
予定では、この後はホテルで飲む予定でしたが、「先生方」に誘われて二次会、「スナック ルビー」。
衝撃の「カッパ」。
A君・C君のお腹のことではありません。(顔出しNGなので、必然的にお腹回りにカメラがむきます。)
焼酎の水割りに胡瓜のスライスを入れて飲むことを「先生方」に勧められました。
飲んでみると、なんと爽やかなこと。こういう飲み方を「カッパ」と言うようです。
そして感動の衝撃!
カラオケが始まって流れてきた曲。
落ち着きのある美声で滔滔と歌い上げた、「納涼ビール列車」でご一緒したお姉さんには感動しました。
著作権保護期間が満了しているので、歌詞を紹介します。
一 秀麗無比なる 鳥海山よ
狂瀾吼え立つ 男鹿半島よ
神秘の十和田は 田沢と共に
世界に名を得し 誇の湖水
山水皆これ 詩の国秋田
二 廻らす山山 霊気をこめて
斧の音響かぬ 千古の美林
地下なる鉱脈 無限の宝庫
見渡す広野は 渺茫(びょうぼう)霞み
黄金と実りて 豊けき秋田
三 篤胤信淵 巨人の訓(おしえ)
久遠に輝く 北斗と高く
錦旗を護りし 戊辰の栄は
矢留の城頭 花とぞ薫る
歴史はかぐわし 誉の秋田
四 民俗勝れて 質実剛毅
正義と自治との さとしを体し
人材遍く 育みなして
燦たる理想に 燃え起つ我等
至純の郷土と 拓かん秋田
太平洋戦争終結前には山形県の「最上川」、長野県の「信濃の国」と合わせて「三大県民歌」の一つに数えられた「秋田県民歌」(冒頭の歌詞から「秀麗無比なる」とも呼ばれているそうです。)
歌のうまさに感動し、カラオケに入っていることに衝撃を受けました。多くの県民が歌えるらしいです。
残念ながら我が青森県は政治的いざこざから、1971年(昭和46年)の県政100周年記念事業として公募し採用された「青森県賛歌」が、例規集に「青森県賛歌」制定の告示(昭和46年第777号)が掲載されて現在も生きているようですが、2001年度(平成13年度)以降、県民手帳等から姿を消しました。
代わって青森県が2001年(平成13年)1月1日に「県民の歌」として発表した「青い森のメッセージ」は、カラオケで配信されています。
楽しい夜のひとときでした・・・
つづく